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ルー大柴みたいな気分で

ハッキリとした意思を持ってサボり始め、あとは惰性でサボり続け、このまま無視していたら優しい誰かが寝ている間に更新しておいてくれないだろうか、いっそのことゴーストライターでも雇おうか、そういえば佐村河内さんは元気だろうか、とすら思ったが、自分でやると決めたのだから、せめて最初の目的通り、この夏休みの間は書き続けるんだ、と重い腰を上げてから早3日。誰に頼まれるわけでもなく始めたこの投稿を、改めて再開したい。

毎日英語に触れていると、音と意味が似ている単語に気づく事がある。例えば、『設定』と『セッティング(setting)』だ。意味は同じで、発音するとき「セッティング」の「グ」は殆ど消えているので、声に出してみると「セッティンッ」くらいになり、早口で言ったらバレないくらい似ている。あるいは、『信号』と『シグナル(Signal)』も、『茶』と『ティー(Tea)』も似ている。同じ物を指す時、人間は似た音を使いたがるのだろうか。
反対に、そこまで同じなら、いっそ揃えてくれよと思う言葉もある。例えば、『白黒』は『ブラック・アンド・ホワイト(Black and White)』になり、『紳士淑女』に至っても『レディース・アンド・ジェントルマン(Ladies and Gentlemen)』である。

ある日、教室で本を読んでいたら、「君は、いつも本ばかり読んでいるから、ブックワーム(Bookworm) だ。」と言われた。『本の虫』は、英語で『Bookworm』と呼ぶらしい。『Worm』は『ミミズなどの細長い虫』を指すので、全く同じ意味だ。調べてみたら、日英ともに、どちらも紙を食べて生きている「シミモク」という名の虫が語源だという。
僕は、ペラペラとページを捲りながら本を読むのが好きなのだが、イギリスに暮らし始める時に、身の回りの整理をする為、旅行用のスーツケース3個分の読み切った本を全て古本屋に売り、月給分くらいで集めた品々を、日給分くらいに変えたりした。日本の本を買える機会はないので、全て電子書籍だ。

とにかく、最近はめっきり紙の本を読まなくなった。そうなると、さしずめ僕は、もはや『本の虫』ではなく、『電子本のバグ』とでも言ったところだろうか

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