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占い師から歯並びをキレイにした方が良いと言われて歯科矯正を決意したら大変だった話し ep1

『初めまして占い師』

20代前半、ホテルスタッフとして朝から晩まで馬車馬のように働いていた私は、学生時代の頃からアルバイトとして働いていた事もあり中間職となっていてストレスが半端なく人生初の転職を考えていた。
そんなとき、母の友人の紹介で矯正のきっかけとなった『占い師』と出会う。

呼び出されたのは、地下の喫茶店。上司の無茶ぶりに疲れた体を引きずって喫茶店に着くと、50代くらいの女性と目が合った。
当時、占いなんて露ほども信じてなかった私は、人が好さそうな女性だったので少し安心した。

挨拶を交わして、名前や生年月日などを教えて簡単な雑談をする。
そこから、前世の話しや私のオーラがあるバンドの息子さんと同じなど、ともかく色々話してもらったけどほとんど覚えてない(笑)そもそも、オーラってなんなのか未だに不明だ。
そして、転職を検討してる話しをした時、「転職の前に、歯並びどうにかした方がいいよ」と言われた。初対面の人から、まさか『歯並び』の指摘をされるとは思ってもいなくて、ポカーンとなった。

自慢ではないけど、お客様達からは『笑顔が素敵ですね』なんて社交辞令かもしれないが褒めて頂く事が多くて、鬼の様な上司たちから怒られてもお客様から褒めて頂ける事が嬉しくて、この仕事を続けてこられたのに・・・。
当時の私は仕事でいっぱいいっぱいだった事もあり、号泣。お金払ってんのになんでこんな事言われなきゃならんのだ?!って内心逆切れしていた(笑)。
占い師は、『歯並びをキレイにした方が、絶対この先の人生に役に立つ!』ってわけのわからないアドバイスをもらったけど、もう内心は早く帰りたいの一心だった。

帰宅後、貶された気分いっぱいだった私は、鏡で自分の歯並びをまじまじと観察。確かに、キレイに真っ直ぐではない。でも、不自由はしていない。虫歯もないし、別によくない?と矯正の必要性が全く見いだせずにいた。
そんな時、推していたバンドのボーカルも歯科矯正をやっていると会報かブログで知った。
『歯列の裏側にワイヤーをつけて、矯正をしている』
裏側から矯正とかできるんだ!しかも、推しのアーティストさんがやってるならやってみようかなぁ!と、さっきまで貶された・ムカつくと、どん底だったクセに推しが絡むとすぐに回復する。ヲタクは単純だった(笑)。

こうして、占い師から『客商売したいなら見映えなんとかしろ』というストレートなアドバイスと推しアーティストの矯正を知って、歯科矯正を決意する。
この時、私も裏側でやってもらって~1年くらいで終わるやろ!と、テキトーに考えていた自分を殴ってやりたい(笑)。

次回、いよいよ歯医者さんへ!

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