カメラ機材紹介(3)〜レンズフィルター/MARUMI「CROSS SCREEN」
先日のレンズフィルター MARUMI「SPOT」に続き、収納ケースから引っ張り出してきました。
MARUMI「CROSS SCREEN」
ライトなどハイライト部に十文字の光条を作り出すレンズフィルターで、通称クロスフィルターと呼ばれています。フィルターの表面には細かな方眼が刻まれていて、その線によって光が十文字なる仕組み。昔の撮影現場では、保護フィルターにカッターなどで傷つけてクロスフィルターの効果を得ていたという話も聞いています。
夕方の河川敷で作例を撮ってみました。本当ならば歓楽街やビル群など夜景を撮りたかったのですが、新型コロナウイルス感染防止の状況を考えて諦めました。この写真では傾いた太陽、川に反射する太陽の光線がきれいに十文字となっています。とても派手な効果なのでシチュエーションを選ぶフィルターです。
作例1(上がレンズフィルターなし、下がレンズフィルター装着)
ライブ撮影を始めて間もない頃、ステージの照明をクロスフィルターで撮ってみたらと思って、このクロスフィルターを購入。実際、当時、銀塩カメラで撮影したライブ写真をお見せしますが、ライブ撮影での効果はとてもおもしろく、こういう写真もアリだと思いました(いま見ると銀塩時代の写真は粒子荒いですねぇ)。でも、ちょっとインパクト強すぎて、これ以降はクロスフィルターをお蔵入りにしました。ライブ中にフィルターを付け替えるのも面倒でした(笑)。
作例2(P.O.A.のライブ写真 上が1996年12月7日/原宿Ruido、下が1997年5月5日/原宿Ruido)
今回、ひさびさに引っ張り出してみて、どこかのライブ撮影で使ってみようかなと思いました。早く新型コロナウイルス騒動が収束することを心から願っています!
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