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私がスカートをはく理由②

書く書く詐欺をし続けずっと書いてなかったのでようやく出します。
これを考え出した背景は①を読んでね。

さっそく本題へ。前回うだうだとスカートに対する違和感を語っていたのだけど、最近意識的にスカートをはくようにしたと書いた。その理由について大きく2つにわけることができる。

最初のきっかけは「垢ぬけたい!!」と思ったこと。私はかなりファッションに無頓着で、服なんて隠すとこ隠して気候に合わせるために身にまとってればいいだろくらいに思っていた。着る服を考える時間が私には苦痛で、結局ジーパンとか黒スキニーにシャツ着とけばいいやってなってしまっていた。しかし、コロナ禍で暇な中、垢抜け頑張ってみるか〜と思い始めると服装も今のままじゃダメだと思った。自分で服を買うといつも同じパターンになってしまうから、今までなら買わないスカートを意識して買おうとし始めた。マーメイドスカートは体型に合っていたのか、スタイルがぐっと良く見えた。これまで私が履いてきたスカートといえば、もっぱら制服の膝丈ひらひらスカートなわけで、正直似合ってもいなかったのだと思う。似合う形がわかったことでスカートへの抵抗が薄れたのだ。
垢抜けて自分を好きになる為に、自分が好きじゃなかったことをするなんて少し滑稽だけど、結果オーライだ。

もう一つの理由は「可愛くありたい日」が生まれたということ。今までの私は「かわいい」より「かっこいい」でありたかった。「愛らしい」より「大人っぽく」、「守りたくなる」ではなく「強い」、女の子にモテる女性のイメージって言って伝わるかな?そんな感じがずっと理想だった。だからメイクもアイラインはツリ目がちに、涙袋は絶対描かないって決めていた。
これが最近になってちょっと変わった。「かわいい」もうれしいのだ。今までの感覚がなくなったわけではない。その日の気分で「見せたい自分」「なりたい自分」が変わるのだ。あえて性別の枠に括った表現をするなら「男性らしく振舞いたい日」も「女性らしく振舞いたい日」も「そのどちらでもない日」も存在している感じ。今日は可愛くしたい気分だからスカート履いちゃおうとか、今日はかっこよくいきたいな〜この服かな〜とかいう感じで服が決まっていく。
私はここ最近ようやく自分への誉め言葉に「かわいい」を使えるようになった。メイクやネイルがうまくできた時「きれい」や「かっこいい」ではなく「かわいい」が言えるようになったのだ。

では、どうして最近になって「可愛くありたい日」ができたり、自分に「かわいい」と言ってあげられるようになったりしたのか。
これは案外女子大に入ったことが原因なのではないかと思う。というより、着飾り素敵な恰好をすることが異性のためと捉えられることの少ない環境に置かれたからというべきか。私が私のために選択することを曲解されず、良いと褒めてもらえると感じられたからかもしれない。

そんなこんなで最近はスカートを履くようになったわけだが。
これからも私がスカートを履くことが脅かされないような環境であるといい。スカートを履くことが「女性」を象徴するものではなく、数ある自己表現の一つとして、特別な意味なんか持たなければいい。そう願うばかりだ。

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