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夫婦エミー賞2022|#夫婦エミー賞

こんにちは、ヒヅメです。

たびたび意味不明なタイトルで申し訳ありません。

夫婦エミー賞とは、夫婦間の、エミーな、賞です。

前回の記事にも書きましたが、妻の影響で映画やドラマをちょくちょく観るようになりまして。その総ざらいとして毎年夫婦で観た映画を称える「夫婦アカデミー賞」なるものを開催しているんですよ。

「ドラマまで入れてたら大変になるからやめよう」って言ってたんですが、毎年夫婦アカデミー賞をやっている内に「やっぱりドラマも称えたいよね」となりまして、4年に1回夫婦で観たドラマを称える「夫婦エミー賞」というものを始めることにしました。

今回はその記念すべき第1回目です。


夫婦エミー賞のルール

夫婦エミー賞は以下のルールで行われます。

  • 対象:過去4年間に夫婦で見た連続ドラマ(新旧問わず)

  • 賞:作品賞、脚本賞、主演男/女優賞、助演男/女優賞、主題歌賞、新人俳優賞、西島賞、アニメーション賞、特別賞

  • ノミネート数:各賞夫婦それぞれ5作品ずつ

  • 受賞方法:夫婦で同一の対象をノミネートした場合それを受賞とする。複数ノミネートがあった場合は夫婦の協議により1つを選ぶ。

夫婦エミー賞2022 全部門ノミネート作品

受賞作品は一番上に太字で記載。

作品賞

  • ブレイキングバッド

  • 全裸監督

  • 火花

  • 鈴木先生

  • 恋のツキ

  • セックス・エデュケーション

  • きのう何食べた?

夫婦でドラマを見始めたきっかけとなったブレイキングバッドが夫婦一致で受賞。全く共感できない主人公、ワクワクする演出、コメディーとシリアスの共存、どれをとっても一級品でした。この作品のせいでかなり目が贅沢になってしまった気がします。

脚本賞

  • 火花

  • ブレイキングバッド

  • 鈴木先生

  • コブラ会

  • 恋のツキ

  • 僕の姉ちゃん

  • きのう何食べた?

序盤の「見てられない感」から中盤の疾走感、後半の切なさを各監督が持ち味を出しながらも1つの作品にまとめあげた火花が受賞。脚本リレーの醍醐味を感じました。

主演男優賞

  • 阿部寛(結婚できない男)

  • ブライアン・ブリンストン(ブレイキングバッド)

  • ウィリアム・サブカ(コブラ会)

  • 山田孝之(全裸監督)

  • 林遣都(火花)

  • 杉野遥亮(恋です!ヤンキー君と白杖ガール)

ブレイキングバッドの主人公ウォルターが「全く愛せないけど引き込まれてしまう主人公」なのに対して、「何だかんだ言って愛してしまう主人公」を演じきった阿部寛が受賞。正直ノミネートされた全員素晴らしいので、最後は夫婦のそういう心情で決まることもままあります。

主演女優賞

  • 徳永えり(恋のツキ)

  • 松たか子(カルテット)

  • 有村架純(有村架純の撮休)

  • 吉田羊(生きるとか死ぬとか父親とか)

  • 門脇麦(うきわ)

  • 黒木華(僕の姉ちゃん)

2022年最後に観たドラマ「恋のツキ」は衝撃的でした。原作付きの作品であれだけ遊べるんですね。僕が原作者だったら感謝でむせび泣くと思う。そしてその作品の「気持ち悪い華」を添えてくれた徳永えりが受賞です。すごい女優さんってたくさんいるんだねえ。

助演男優賞

  • 内野聖陽(きのう何食べた?)

  • アーロン・ポール(ブレイキングバッド)

  • コン・ユ(コーヒープリンス1号店)

  • 玉山鉄二(全裸監督)

  • 杉野遥亮(僕の姉ちゃん)

  • 高橋一生(凪のお暇)

  • 國村隼(全裸監督)

  • 山本耕史(きのう何食べた?)

  • 神尾楓珠(恋のツキ)

毎回どのアカデミー賞でも一番悩む部門ですが、内野聖陽演じる矢吹賢二は「良い女だなあ」といつも夫婦で会話していました。ごりっごりの男くさい内野聖陽ですが、そのことを微塵も感じさせない「この人はそういう人だ」と思わせる入り込みぶりでした。

助演女優賞

  • 夏川結衣(結婚できない男)

  • 市川実日子(大豆田とわ子と3人の元夫)

  • 門脇麦(火花)

  • 伽奈(パンと猫とスープ日和)

  • 内田理央(おっさんずラブ)

  • 満島ひかり(カルテット)

  • 伊藤沙莉(全裸監督)

結果的に、同一作品で恋人となった阿部寛とダブル受賞となりました。だって最高にかわいかったですもん。しっかり怒っているのに常に優しさや穏やかさがベースにある彼女の演技に魅了されました。夫婦が推すベストカップルです。

主題歌賞

  • 火花(brother)

  • カルテット(おとなの掟)

  • 生きるとか死ぬとか父親とか(緑)

  • モダン・ラブ(Setting Sail)

  • 凪のお暇(リブート)

  • 大豆田とわ子と3人の元夫(Presence)

  • 僕の姉ちゃん(恋の顛末/sprite)

  • 絶メシRoad(標識の影・鉄塔の影)

「ドラマって主題歌が占める影響力って大きいよね」ということで作曲賞ではなく主題歌賞として部門を設けました。

どの作品も素晴らしい主題歌でしたが、毎回主題歌が始まった瞬間に「ああー!」と感情が爆発していた火花のbrotherが受賞。正直どの主題歌も思い入れが強いので本当にその程度しか差をつけられませんでした。やっぱりドラマには主題歌だよね!

新人俳優賞

  • 杉野遥亮(僕の姉ちゃん)

  • 高橋一生(いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう)

  • 小野花梨(鈴木先生)

  • 北村一輝(SPEC)

  • 徳永えり(恋のツキ)

  • 磯村勇斗(恋する母たち)

  • コナー・ウィンデルズ(セックス・エデュケーション)

  • 森山直太朗(うきわ)

  • 渡辺大地(火花)

まず「新人」の定義は「夫婦にとっての新人」なので、ベテラン俳優であっても「この人こんなすごい人だったの?」となればノミネートされます。

杉野遥亮は僕ら夫婦にとっては風雲児でしたね。受賞作の「僕の姉ちゃん」以外にも「恋です!」や「新しい王様」でも着実に爪痕を残す素晴らしい演技でした。彼の凄いところは「演技感」「脚本感」を感じさせないところです。作品の世界に連れていかれる、引き込まれる魅力がありますね。

西島賞

  • 恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ (ラストシーン)

  • 火花 (最後の解散ライブ)

  • 僕の姉ちゃん (姉弟のやりとり)

  • サ道 (荒川良々)

  • きのう何食べた?(内野聖陽が西島秀俊に)

  • 有村架純の撮休(人間ドックのエコーのシーン)

  • ブレイキングバッド(デヴィット・コスタ)

夫婦エミー賞オリジナル部門。脚本や演出を超えた演技が発生することを、ドライブ・マイ・カーの主人公(西島秀俊)が「二人の間で何かが起きていた」と評したことから西島賞として設立。優秀なシーンを生み出した俳優たちを称えます。

受賞したのは杉野遥亮と杉咲花が演じた「恋です!」のラストシーン。このドラマは多分そこまで大ヒット作でもないと思いますし、脚本が飛び抜けて独特というわけでもないと思います。ただ関係する人は当然全力で制作していて、それがこのラストシーンの2人の熱演で結実したように感じました。「本当に付き合ってたん?」と思っちゃうくらいです。必見。

アニメーション賞

  • シュタインズ・ゲート

  • オッド・タクシー

  • 妄想代理人

  • ピンポン

  • プラネテス

  • 美味しんぼ

全然オタク文化に免疫の無い妻は序盤かなりしんどそうでしたが、中盤からラストにかけ一気に引き込まれたシュタインズ・ゲートが受賞。毎回30分という枠の中で作画や演技だけでなく演出も含めて作りこむことが出来るのかと感動しました。

特別賞

  • 渡辺大地(恋のツキ)

  • ジャンカルロ・エスポジート(ブレイキングバッド)

  • 孤独のグルメ(作品全体)

  • ジュリア・ミネシ(ブレイキングバッド)

  • 小野花梨(鈴木先生)

  • 松永拓野(火花)

夫婦エミー賞は4年に1回のため、全部門が激戦となってしまい「部門枠以外で何かを称えたい!」という夫婦の要求から生まれた部門。既出の部門では語れなかった素晴らしい俳優や演出、作品を称えます。

妻が特におすすめしたのが、小野花梨と松永拓野の2人。どちらも脇役、松永さんはむしろチョイ役なんですが、強烈な印象を与えてくれました。カワベェをあれほど演じきれる人も、あんなに「やっちゃってる」コンビニ店員を演じれる人もなかなかいないでしょう。

黄色フセンが僕、オレンジが妻のノミネート
黄色フセンが僕、オレンジが妻のノミネート

2022年に観た作品一覧

(順不同)

  1. ブレイキングバッド

  2. セックスエデュケーション

  3. コーヒープリンス1号店

  4. イントゥザナイト

  5. コブラ会

  6. ブラックミラー

  7. 全裸監督

  8. 火花

  9. 昨日何食べた

  10. カルテット

  11. 大豆田とわこと3人の元夫

  12. いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

  13. 愛してると言ってくれ

  14. 恋です〜ヤンキー君と白杖ガール〜

  15. 僕の姉ちゃん

  16. 新しい王様

  17. 六本木クラス

  18. 有村架純の撮休

  19. 竹内涼真の撮休

  20. 孤独のグルメ

  21. サ道

  22. 絶メシロード

  23. 結婚できない男

  24. パンと猫とスープ日和

  25. 逃げるは恥だが役に立つ

  26. SPEC

  27. 民王

  28. おっさんずラブ

  29. あのときキスしておけば

  30. ムショぼけ

  31. 凪のお暇

  32. タイガー&ドラゴン

  33. フルーツ宅配便

  34. 恋する母たち

  35. ホリデイラブ

  36. 半沢直樹

  37. 生きるとか死ぬとか父親とか

  38. モテキ

  39. うきわ

  40. ウシジマくん

  41. モダンラブ

  42. 重版出来!

  43. 深夜食堂

  44. 鈴木先生

  45. セント酒

  46. 恋のツキ

  47. ひねくれ女のぼっち飯

  48. ポプテピピック

  49. オッドタクシー

  50. 新世紀エヴァンゲリオン

  51. 約束のネバーランド

  52. 日本沈没2020

  53. 美味しんぼ

  54. 笑ゥせぇるすまん

  55. シュタインズゲート

  56. 妄想代理人

  57. モルカー

  58. ピンポン

  59. プラネテス


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