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肥前文俊のコラム

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#小説技術

時間をかけても執筆が進まないと悩んでいる方の10分解決法

時間をかけても執筆が進まないと悩んでいる方の10分解決法

たまに小説の書き方の悩みについて相談を受けます。

特に多いのが、小説を書きたいと思っているのに、全然文字数が増えない(書けない)というものです。

別にサボっているわけではなく、スランプというわけでもないのだけれど、「毎日1時間とか2時間とかかかって、数百字書けたら多い方」という方が案外多かったりします。

どうして自分はこんなにも書くのが遅いんだろう、と深刻に悩んでいるわけですね。
で、そうい

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自分の強みを把握して作品に活かす方法とは?

自分の強みを把握して作品に活かす方法とは?

支持される作品には強みが必要。
自分の弱みを補おうとしても、あまり効果が薄い……という話を前回のnoteではお伝えしました。(この記事は一番重要な部分までは無料で公開しています)

ですが、実際問題として、自分の強みを正確に把握することは難しいと多くの方が考えています。
そして、自分の才能を把握できずに苦しんでいます。
ところが、第三者からすれば分かりやすいことも多いものです。

「あの人、あんな

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突き抜けた物語を作ろう

突き抜けた物語を作ろう

悪くはないんだけど、なんだかパッとしないんだよな……。
物語に触れて、こんな感想を抱いたことのある人は多いのではないだろうか?

あなたは、人気の出る作品の本質を知っていますか?

平均点の作品に未来はない作品に必要なすべての要素を、まんべんなく及第点に達した作品と言うのは、じつは全然人気を得ることができない。

キャラはそれなりに立っている。
物語にもメリハリはあるし、文章表現も下手ではない。

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小説の鬼門、中だるみや説明シーンをどう乗り越えるか?

小説の鬼門、中だるみや説明シーンをどう乗り越えるか?

小説を書く人の悩みポイントというのは、驚くほど似通っている。

それはアマチュアでも、プロでも大きくは変わらない。
クライマックスや最初から書きたいというシーンはスラスラっと筆が動く。
あるいは、書き出しは得意という作家もいて、序盤もラクに書ける。

ところが、一度書きたいシーンを書き終えて、次の盛り上がるシーンにいたるまでの途中、ここが難しい。
とたんに筆が鈍り、そして描写もなんだかダラダラっと

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