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ラジオ/赤坂泰彦のミリオンナイツ(TOKYO FM)の想い出

※参加し損なったラジオDJイベント #radikohead に寄せて

【当日話すはずだったエピソード】

TOKYO FM「赤坂泰彦のミリオンナイツ」にて。
あたしは事故で高校1年生を2回やっていて、高校生活を4年間かけて卒業したのだけれど。
元同級生たちの卒業式に駆けつけるかどうかを迷っていた。
仲良しの元同級生(今や先輩w)を送り出したい気持ちと、置いていかれてしまう寂しさや悔しさ。
行くべきか行かないべきかずっと迷っていて、そんなことを書いてFAXを送った。
普段は聴く専門だったので、あたしとしては珍しくラジオ番組に投稿したのである。
そしてまさかのラジオで読み上げてもらえた!!

赤坂は「どちらでも自分で決めたら後悔はしないと思うよ!でも、行くかどうか迷ってるなら、本当は行きたいんじゃないかな?行ってみてもいーんじゃないかな?」みたいなことを言ってくれた気がする。
そこはうろ覚え(笑)

結果、あたしは花束を抱えて卒業式に行った。
元同級生たちに「おまえも!あと1年がんばれよ!!待ってるから!!」って言ってもらえた。
行ってよかっと心から思った。

そしてその後もいつもと変わりなく、なんとなくラジオを聴いていた。
そしたらあるリスナーさんが「この間のあのコ、結局どうしたのかな?」ってハガキを送ってくれたらしく、それが読み上げられて。
流し聞きしてたラジオに思わず「え?あたしのこと?!」って耳を傾けた。
そして赤坂が「この間、卒業式に行くかどうか迷ってたひかりちゃん!今ラジオ聴いてくれてるかな?もし聴いてたら後日談をFAXで送ってくれよ!みんな気にしてるぜ!」って。
全国放送のラジオで赤坂泰彦に呼びかけてもらった。
本当にビックリしたし、嬉しかった。
FAXを読まれるとか、ラジオに電話出演させてもらうとか、色々あったけど、あたしのラジオ人生でこの出来事が一番心に残ってる。
赤坂泰彦のミリオンナイツ、本当に大好きでした。

【当日流す予定だった曲】
主催のしまださんから「最後にかける1曲はフル掛けで」というお達しがありまして。
あたしは「赤坂泰彦のミリオンナイツ」内の「胡散臭いポップスコーナー」の中から特に人気のあった曲「尾崎家の祖母 Part3」をかけるつもりでした。

胡散臭いポップスコーナー……それは、誰が、いつ、どこで、なんのために、歌ったのかわからない、とにかく胡散臭い曲。という定義。
ちなみに「尾崎家の祖母」を歌っている「まりちゃんズ」は、1974〜1976年の実質2年間しか活動してないにも関わらず、リリースした曲のほとんどが放送禁止になったらしいというヤバいバンド(笑)
ちなみにパート1では祖母72歳、パート2では祖母73歳、パート3では93歳になってる(笑)

まぁ、それでね、当時どこかで大きな震災が起きた時にね、(地震をリアルタイムで共有できる!SNSがないあの頃、それがまたラジオの魅力だったと思う!)、リスナーさんが「赤坂、こんな時こそあの曲で皆を勇気づけてくれよ!」ってこの曲をリクエストしてね。
何度も何度もこのラジオ内で掛けられてきた曲だったけど、その時赤坂はちょっと考えて「その気持ちはわかるし大事だけど……今はちょっと違う気がするな。ごめんな俺かけられない。」みたいなことを言ってかけなかったんだよね。

なんか、あー…、って思った。

今みたいに不謹慎厨が湧く時代じゃなかったのよ?誰もが発信できる時代じゃなかった。
でも、とっても心に残ってる。
というわけで。

では最後に1曲聴いて頂きましょう。
まりちゃんズで、「おざきんちのババァ」。

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