継続できない人間が「観察スケッチ1000日」を達成できた5つのコツ。
2020年12月4日、ついに観察スケッチ継続1000日を達成しました。
今まで何一つとして継続できなかった自分が、これだけ長期間続けてこられたのは奇跡的です…っていうかびっくりです。
振り返っても私は、昔から継続することが苦手でした。
参考書を買っては途中で放り投げ、夏休みの計画表も2日でパーにしました。
3日坊主どころではありません。
計画を立てた初日から挫折することもめずらしくありませんでした。
何をやっても続きません。
自分の趣味に関することでも、仕事に直結することだとしても同じでした。
そんな私が誰かに強制されたわけでもない「観察スケッチ」を長期間続けられたのは、5つのコツに支えられたからです。
忘れっぽい自分のためにも、ここに記録しておこうと思います。
もしかしたら、私と同じような性格の方に役立ててもらえるかもしれません。
対象者
・やりたいことがあっても、続かない。
・道具を揃えたり教材を購入することは惜しまないが、続かない。
・計画を立てるのは好きだが、続かない。
・手帳やノートを使い切らず、続かない。
継続のコツその1「チャレンジすることを優先する」
社会人は忙しいので、仕事や家事など「どうしてもやらなければいけないこと」を優先してしまいます。
そして、それらが終わるころにはヘトヘトになってしまい、そのまま長すぎる休憩タイムに突入です。
そのため、つい「やりたいこと」は後回しに…。
そこで、あえて「チャレンジすること」を最優先にしてしまいます。
私の場合は、観察スケッチは早朝に行っていました。
朝ごはんの準備や他の家事…どうしてもやらなければいけないことは、後からどうにでもなる…そう考えて実行しました。
家族よ、パンを焦がし続けてごめん。(ひどい)
継続のコツその2「時間だけではなく、行動をトリガーにする」
Twitterを見ながら「あと10分で本気出す…!」と思ってませんか?
「20時になったら勉強を始める」とか。
結局その時間が来ても、今の行動を続けてしまいます。
だから、「行動」をトリガーにしましょう。
何かの行動が済んだら次の行動を起こす。
トリガーにする行動は、既に習慣として自分に定着しているものが良いと思います。
私の場合、「朝起きて軽い運動をしたら、観察スケッチをする」です。
私の起床時間は毎日決まっていて、軽い運動もすでに習慣として定着しています。
その習慣に付け加える形で、運動が終わったら即iPadを立ち上げて書き始めるようにしました。
この一連の流れが定着したおかげで、続けることが苦痛ではなくなりました。
トイレでは用を済ませたら無意識に流しますよね? 同じです。(ひどい)
継続のコツその3「プランBを用意する」
体調がよくない時、寝坊をしてしまった時は当然やる気が出ません。
でも、続けたい気持ちはあります。そんな時はどうしますか?
私の場合は観察する対象を、描きやすいものにしました。
例えば家に届いたDM(ダイレクトメール)。
対象を立体ではなく平面にすることで、絵心のない自分でも構成のみを観察することができます。
何が楽で何がキツイかは人によって違うと思いますが、あらかじめ「気がのらない時のプランB」を用意しておくと続けやすいと思います。
進研ゼミ、ありがとう。(ひどい)
継続のコツその4「毎日続けることを公言し、発表する」
これはよく言われることですね。
自分の心の中だけで決意しても、誰も見てくれる人がいなければついつい気が緩んでしまいます。
「発表するまで」を一つの習慣にします。
どんなに時間がなくても、朦朧としていてもとりあえず出す。
ある時期私は3日続けて同じ連番で投稿していました。
そんな状態でも、続けられたこと自体がその日の心の平穏を保ってくれました。(ひどい)
継続のコツその5「いいねの数でなく、いつも見てくれる人を意識する」
毎日継続していると、反応が少ない日もあれば多い日もあります。
もちろん反応が多い日の方が嬉しいのですが、それを期待してしまうとどんどんプレッシャーが大きくなってしまいます。
私の場合、観察スケッチを投稿する時間が決まっていました。早朝5時前後です。
毎日同じ時間に投稿していると、私と同じような時間に活動している方が毎回反応してくれました。(TLが静かな時間帯なので、活動している人が目立つ)
もし、ある日私が観察スケッチを更新しなかったらその人はどう思うでしょう……「あれ?今日はやらないのかな」って思ってくれるかもしれません。「死んだかな?」と思うかもしれません。
その方々に生存報告を届けるべく、毎日更新することができました。
反応してくれる「かも」しれない多くの人よりも、いつも見てくれている数人の方だけを意識することで、余計なプレッシャーに悩まされずに済みました。ありがとうございました。
以上が5つのコツです。
私と似たような性格で、続けられないことにお悩みの方の参考になったら嬉しく思います。
~ここから蛇足。
そこで湧き上がるのが「観察スケッチ続けて何かいいことあった?」という疑問。
正直、これといって実感は湧きません。
私は自室にある比較的軽めのものしか描いてないし、工学的?なこともさっぱりなので難しいものも描いていません。
これといって何かができるようになったわけでもないし、金持ちにもなりませんでした…が、何となく感じるのは、
・他人の考えを認められるようになった。
(モノがどんな風に作られたかを想像するうちに、いろんな人の考えを受け入れやすくなった)
・自分で考えるようになった。
(以前は誰かが言っていたことをそのまま垂れ流していましたが、それをいったん自分で咀嚼するクセがついた)
このようなぼんやりした効果ではありますが…
感情的にならずに自分と正反対の意見を受け入れたり、それを聞いた上で自分の中から答えを引っ張りだそうとすることは、以前からやりたくてもやり方がわからないことでした。
(本当は若いうちに身に着けておくべきことだとは思いますが)
それが、観察スケッチを続けることでようやく入口に立てたんだなーとちょっとうれしく思っております。
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