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主将が頼もしすぎる

今回の部員日記は、法学部4年塚越日和が担当します。

つい先日、私の家に女子部主将・髙𣘺が泊まりにきたときのことです。髙𣘺がお風呂に入ろうとドアを開けた瞬間、後ろの壁に、ヤツがいました。私としては、1年半ぶりのヤツとの対峙です。以前も部員日記で彼らについて書きましたが、私は大の虫嫌い、ゴキブリ嫌いです。

私は、ヤツが出たことを理由に前回の家を引っ越してから、現在の家に1年半住む中で虫といえば可愛らしい蜘蛛がこれまでに3匹出た程度でした。そのため、この土地は出ないのかと安心していました。しかし、出ました。まず最初にヤツの存在に気付いたとき「あ、いるわ」と言うと、察しのいい髙𣘺は、「ゴキブリ?」と後ろを振り返ることなく言い当てました。日頃からプレー中に前衛が出てくることを読み抜きまくっている髙𣘺、ここでも見事に読みました。そして、その後は大慌てで約10分の奮闘の後、二人で一本ずつゴキジェットを手に、ヤツを仕留めました。そして髙𣘺は動じることなく、亡骸を処理してくれました。本当に、心強かった。ありがとう。そしてその後、私はこの家にヤツが出たという事実に怯えて気が動転して頭を掻きむしっていましたが、髙𣘺は終始落ち着き払い、
「ひよりん東北住みなよ。向こうは寒くていないから、ゴキブリ見たことすらない人もいっぱいいて、カブトムシとかクワガタと間違えて飼ってる人いるんだよ。」
「ゴキブリって自分が飛べるって気づいてないけど危機が迫ると飛んで、そこで自分って飛べるんだって初めて気づくんだよ。でも飛ぶ方向が、攻撃の対象に向かって飛んでくるから厄介なんだよ」
と、ゴキブリ豆知識をつらつらと述べ始めました。
そのとき私は違和感を抱きました。(...なんでこんなに平常心なんだ?なんで平然とゴキブリ豆知識を披露してくるんだ?様子がおかしい)と思いました。問いただすと、「私が部室から連れてきた」と白状しました。ともなのせいか。ですが、「今回のヤツは私の家から発生したわけではなく髙𣘺が連れてきたのだ」という訳のわからない気休めのおかげで、この家にまだ住めそうです。処理からメンタル面でのケアまで、ありがとう。もう連れてこないでね。

ゴキジェットを、2人で2本、多量に噴射しすぎてしまい、喉の様子が良くありませんでした。髙𣘺は「ずっと鼻水が出ている感覚」とあまり良くなさそうなことを言っていました。皆様も、ゴキジェットの噴射のしすぎには、どうか、お気をつけください。

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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