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誇らしき、悔しさ記念日。


「涙があふれて止まらない」ってよく歌詞にあったりするけど、今日の私は、まさにそんな感じだった。オンラインで受講していた講義が終わり、Zoomの画面を閉じた瞬間、感情が追い付かないほど、次から次へと。

あれ、たしか、前も泣いてたな、私。だけど今回は、今まで一番、泣いた。


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5か月前から受講している『企画でメシを食っていく2021』という、企画を学べる全8回の講座が、残すところあと1回となった。

最終回直前となる今回は「ラジオの企画」というテーマ。ゲスト講師は、Radiotalkの代表 井上佳央里さん。

ラジオの公開生収録をするイメージで、1回以上生配信をしてみましょう。エピソードや言葉など、ラジオには「人」が出ます。リスナーの名前を呼んだりするというより「企画」に注目して挑戦してください。

というのが、事前に出されていた課題だった。

約80名の企画生(講座の受講生)全員が、各自で取り組み、アーカイブURLを提出する。それに対し、講師の井上さんが講評をしてくださる。

ただ、全員分の課題に対してのフィードバックは時間の都合上できないから、講義では毎回「とくによかった数名」がピックアップされる。今回は、19名の名前があがった。


そこで、私の名前があがることは、なかった。


まぁ、今までの講義でも滅多にないことやったし!こんな大勢いるんやから、選ばれることなんてなくて当たり前や!

・・・なんて思うことはなくて。いつもすごく悔しい。だけど今回は、いつも以上に悔しくて。


私は、普段から「人に伝える」という機会を重ねる採用担当という仕事をしているから、心のどこかで自信があったのかもしれない。だから「伝えられるだろう」と思って、企画を深めきれていなかったのか?

「選ばれなかった」という事実以上に、そんな自分自身に対して、めちゃくちゃ悔しかった。

もちろん、手を抜いたつもりは一切ない。でも。心のどこかにある気持ちの欠片は、言葉や行動、アウトプットにじんわり表れるものだと思っている。そしてそれは、いい意味でも悪い意味でも、恐ろしいほどしっかりと相手に届く。


これまでの7回の講義を振り返り、企画生のアウトプットを見ていると、それがよくわかる。企画には、その人「らしさ」が宿るんだなぁって。願いとか、わくわくとか、闘志とか。ときには不安とか、自信のなさが表れることもある。


私は、どんな「らしさ」を宿して、何を届けたいんだろう?

そんなことをモヤモヤと考えていた、講義の終盤。企画メシ主催者である阿部広太郎さんが、企画生一人ひとりへ向けてメッセージを贈ってくれた。

フレンドリー。親近感をつくるのが、戸田さんはうまいと思う。音声だけじゃなくて、これからも、伝え続けていってほしいです。

企画力は、まだまだかもしれない。それでも、私がもっているものはあるんだ。きっと。阿部さんからのあたたかいエールで、そう思えた。

もっと、いかしていきたいな。ただそれを、もっているだけ、にならないように。それが私にとっての「企画をする」ということなのかもしれない。


「アイデアなんて、考えたもん勝ちじゃなくて、やったもん勝ちなんですよ!」

講師の井上さんがおっしゃっていたこの言葉を勇気に変えて、「私はどんな企画をする人になりたいのか?」を深めきって、講義の最終回を迎えたい。


悔しさと、嬉しさと、不安と、自分の心との葛藤で、大洪水になった心と瞳だけど。今はもう、前を向いています。



追伸
「そんなに悔しがれる場があるなんて、めっちゃいいやん!ただただ成功体験だけ積むよりよっぽどいい。今日は悔しさ記念日やな!」と、私を励ますためにケーキを買ってくれた夫よ、ありがとう。


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