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劇場版『鬼滅の刃〜無限列車編〜』ラジオで批評していた宇多丸ってミュージシャンじゃないの?何で映画語ってるの??

久々に下書からの蔵出しですw
気が多いし気分屋なので
気がのったネタでないと手が進まないw

はい。通常運転でネタバレ含みます

まぁ、映画評の批評なので当然ですね!

以前に劇場版『鬼滅の刃〜無限列車編〜』の
酷評の酷評を記事にしました。
(詳しくは下の記事をご覧下さい)

で、中で取り上げていた
宇多丸さんのラジオ聞きました

音声だけだと流れてしまうんです😢

しかし!

書き起こしを見つけたので
改めて読んでみた。。。

(文字読むの苦手だから
 負荷を下げる為にラジオを流しながら)

※興味がある方は読んでみて下さい
 流石に全部には触れられないのでw

ライムスターの宇多丸さん
正直どんな人か知らないのですが
一度、佐野元春の番組を編集した時に
出演者の一人としていたはず。。。。
ラッパー???というくらいの認識でした

なんでラジオで映画評論してるの??

趣味???

まぁ、プロなので名指しで大丈夫でしょうw

知らない状態で1回見て、アニメ版を全部見て、
原作漫画を読んで、もう1回劇場に行って。
それでもう1回、原作漫画を最後まで読んで……
というような感じで、
私のできる限りのことをしてまいりました。

とあったのですが。。。。

う〜ん

人って。。。

人の記憶ってこんなものなんですね


なので、私もなんだかんだで9回映画を見て
さらにもう少しは行きたいと思ってるし

マンガについても
文書いてて記憶が不鮮明な時は読み直すし

アニメについて書く時は
Amazonを開いて見直すぐらいはするよ?

なのでここから

もっとちゃんと見てから
批評してください宇多丸さん!

てな感じで
書き起こしを引用しつつ訂正
しようかなぁと思います

反論というより訂正ね


残酷さやおどろおどろしさが
あったりするんですが、
事前にその設定などから想像していた、
いわゆるその
劇画タッチ的なイメージからすると……
もちろんそういう濃い、圧が強い、
ハードで重たい、っていう
見せ場もあったりはするんですが、

全体的には僕、
事前のイメージからすると
意外なほど、ポップ、コミカル方向に
デフォルメされたところが多いのが、
すごく印象的でした。


結構コメディなんだなっていうね。

で、実際に声を出して笑っちゃうぐらい、
そこは一番楽しんだあたりでしたね。

コメディーだったかなぁ??

あのギャグパートのとこと
伊之助や善逸の夢や無意識領域のことかな??

日比谷で見たらしいから
日比谷では大ウケで大爆笑だったのかな?

9回見たけど
笑っている人ほぼいなかったよ??
笑い声も聞こえなかった。。。。
(コロナだしね。。。。)

宇多丸さんて
人の心の笑い声が聞こえるタイプ
なのかな???

ヤバい系の人??

寧ろいらないって意見さえある気がするよ??
少なくとも私はもっと少なくても成立するし
最初は少しうるさいと思った
よ!

もしかしたら、マンガの感想と映画の感想が
ごちゃ混ぜになってるのかなぁ
とも思う

人間の記憶なんてそんなもんです!

アニメシリーズですけど……
お話の展開、セリフなどはもちろん、
漫画ではあくまで息抜き的な1コマのみとか、
コマの隅っこに描かれているような、
要は小ボケみたいな、
ちっちゃな小ネタみたいなものも、
ほとんど全て、余すところなく拾い上げて、
「アニメ化」してるわけです。

プラス、その声優陣たちの熱演も相まって、
要はよりコメディ色が強いっていうか、
ちょっと、言っちゃえばクドいほど
笑わせてくる作りになってるわけですね。

コマの隅に書かれたようなギャグも、
大映しでアニメになっている。

う〜ん。宇多丸さんとやらは、
ギャグが好きなのかな?
そこまで笑った記憶がないしなぁ〜

映像化で拾っているのは
コマの隅っこに描かれているような
小ボケ小ネタではなくて

コマとコマの間の情報だったり
省かれた状況説明
圧倒的に足りないヒキ画

だと私は思っている

例えばアニメとマンガの差では

22話で、お館様が禰豆子の容認を
柱達に求めたシーン

『わかってくれるかな?』

の次のカットとして

歯を喰い縛る実弥込みのヒキ目のカットがくる

画像1

漫画ではこの1コマは
天元、密璃ちゃん、煉獄さん、
無一郎、しのぶちゃん
までしか描かれてません


次に話し出す実弥は描かれていないのです

 
画面の端ですが
ここで映っているかいないかって大きい!

見て!見て!
怒りを溜め込んだような
悔しそうな顔
してるでしょ??

画像2

カットに実弥を入れる事で
彼の憤りがわかるし
このカットの数秒の無音のおかげで
間合いが出来て
次の話が直情的な反論でなく感じます

画像3

『わかりません お館様!』

『人間なら生かしておいてもいいが
 鬼は駄目です承知できない』

マンガではここで終わってますが
アニメだと続けて

『これまで俺たち鬼殺隊が
 どれだけの想いで戦い
 どれだけの者が犠牲となっていったか』

と言っています

このセリフを加える事で
他の柱達も禰豆子に対して
否定的である理由がわかりますし

鬼殺隊の現状もわかります

このような
映像化によって足されたシーンは
映画ではかなり多い
です


例えば冒頭。。。。

っていっても
明らかに足されたと
ファンならわかるお館様のシーン
でなく

画像5

(↑この方が〝お館様〟鬼殺隊を率いてます)

駅に停まっている
無限列車に乗り込むシーン
です


3人で物陰から覗き
伊之助が先陣を切り
炭治郎が続き
慌てて追いかける


善逸乗り遅れて泣きながら
炭治郎や伊之助に助けを求める
シーン


とても3人のキャラクターが立っています

猪突猛進な伊之助

自ら前に進む炭治郎

置いていかれて
泣きながらついていく善逸


まるで那田蜘蛛山の再来ですw

そして

車両に入ると。。。。

人の席である事も気にせず
窓に張り付き
興奮して窓を叩く伊之助


おばあさんの荷物を棚に上げて
おばあさんから感謝され
笑顔でお安い御用ですな炭治郎


乗客に謝りながら
伊之助をひきずる善逸


はい!

ここまで全て
漫画にはありません!

映画のオリジナルシーンです

※乗り込むまではアニメにあります💦

つまりこの3人のキャラクターを
無限列車に乗り込むシーンから
煉獄さんに出会うまでの間に

シーンを通して
観客に見せてくれている
んですね

また

このシーンにボリュームを出す事で
この映画のメインキャストは
この3人のお坊ちゃん達ですよと
印象づけてる効果
もあります


カメラワーク的にも彼らに
追随してますしね

う〜む
ギャグなんて瑣末な事でなく
そういうこと言って欲しいなぁ

ギャグ、、、
そんな熱量でいう
話じゃないでしょうに。。。。

よく劇場版『鬼滅の刃〜無限列車編〜』を
見る前に漫画読んだ方がいい
アニメ見た方がいいといいますが

私は必要無いと思うんですよ

その必要性を感じているのは

『無限列車編』がアニメの続きで
原作の一部分であり
映画の為のオリジナルストーリーでない
という触れ込みに惑わされている人

普通の映画だって
どこの誰かもわからない人たちの
ドラマにいきなり放り込まれるけど
見ていくうちに関係性とか立場や
目的なんかがわかってくる
わけじゃないですか
専門的な用語や背景なんかもしかり

では

なぜ鬼滅の刃だけ違うのか

答えは

原作の周知度が異様に高い

鬼滅の刃のアニメがすでに
ブームになっている
ことで
見なきゃという変な感覚になっていたり

アニメを見ていた人の為の映画

という誤解や誤情報ですね


充分にお館様のシーンなくても。。。
というかない方が
映画っぽい始まりかなぁと思う
のですよ


冒頭のお館様のシーン
少し説明感というか
エクスキューズ感が強い


〝想いをつなぐ〟という
結構ヘビーな核心いってるけど

見てる側は
そこまで覚悟できてないし

もちろん理解もできない

冒頭で核心に触れても
それが核心と思えるには
内容の熟知が必要だ

それこそ

アニメや漫画を見た人

なんですね!


そもそも初見の人は

『誰かですか?あなたは??』状態


なのに!!


あの尺とあのスローなテンポ

景色は綺麗だけど、、、

『あれ?鬼滅の刃って
 緑と黄色と猪の男の子が出てくる
 鬼退治の話
って聞いたけど、、、
 墓参りの話だったの??
 え?この人誰?お館様?』

『え?お館様ってこれ何時代?
 時は大正とか言ってたよね?』

となる可能性は高い!

しかもエンディングまで
お館様の出番も気配もなし!

煉獄さんの『お館様の決めた事』しか
〝お館様〟という言葉すら出てこない

あの濃厚な2時間近くをへて
号泣している人が

『あ!冒頭で出てきたお館様だ!』

『あぁ!さすがお館様
 煉獄さんの事理解して
 褒めてくれるのね。。。』

とはならない確率無限大!
特に初見の人はね!

なので私がお勧めするのは。。。

早く鬼滅の刃っぽい
躍動的な世界にグイグイ引き込む事!

なので、、、、

駅の雑感→汽笛→炭治郎たち

で良かった

これなら
テレビ的な冒頭シーン
としても
成り立つし
なんとなく始まるワクワク感がある

汽車の旅情感とか
夜汽車のワクワク感とか

日中の光は綺麗ですが
夜の闇にさす灯がというか
夜自体が
妙にワクワクするの私だけ?

あの無限列車の
ヘッドライトが点くのもいい!
効果音とあいまって
画面に注目を集められる!!

はい!始まったから見てね!と

現状の『なんか始まった??』
みたいな感じより
本能的に画面に顔が向くので
画面切り替え的にも瞬殺な気がする

もちろん映画のオリジナルシーンって
ファンには嬉しい
けど
なにも冒頭でなくてもいい

アニメの放送からだいぶ経っている
むしろアニメの印象がある
乗り込むシーンからの方が

『あ!アニメの続きが見れる!!』

『あ!あのシーンの続きなのね』


となるのではないだろうか?

『無限列車』というタイトル映画で
 無限列車が即見えるのは

 初見の人でも何の違和感もない

まぁ
ラストでお館様が初出

なってしまうけど

それを言ったら柱たちも同じ
ファンサービス余韻の為のカットかな

もしくは
映画で初見の人にも
今後のアニメ化や映画化の為に
柱たちの顔を売る
という
意図もあるかも知れない

しかし!

編集マンとしては
冒頭のお館様のシーンを
全カットするのは忍びない。。。。。。

わたしならどうするか。。。。

冒頭のシーンとラストのシーンを
くっつけてコンパクトにして
ラストに置く!!

つまり

お墓参りしているお館様のところに
鎹カラスに来て頂いて
煉獄さんの訃報をきいて褒めて


両方のセリフをバランスよくいれる
もしくはアレンジする

あまり産屋敷邸であることは意味ないし
子供がいることも効いてない
水CGリアルだけど効いてない

一番もったいないのは
冒頭のことなどほぼ忘れている
ので
お館様の
『わたしももう長くは生きられない
 近いうちに杏寿郎や皆のいる
 黄泉の国へ行くだろうから。。。。』

ここでまた急に2度目の登場しても
たぶん初見でお館様への感情移入は無理です

『週刊映画時評ムービーウォッチメン』
 に寄せられた批判メール

全てのキャラクターがそれぞれに泣いたり
悲しんだりする部分が長く、、、、

というのもありましたが、、、
一番尺とっているのはお館様です

まぁ、8人いますから数カット
一言つづでも尺はとります

余韻です余韻!
受けとめる為の時間です

尺の長さは実測もありますが
共感できたり
興味を持てたりしている時間は
実時間より短く感じ
つまらない理解できないと思うと
実時間より長く感じる
ものです

その意味でも
感情移入は重要な要素です

お墓で名前を一人一人
悼むように愛おしむように呼ぶ

具合悪くなる

『いつまで.....ここに足を運べるものだろうか』
『死んでしまったこの子たちの無念は
 私の代で晴らしたい.......』

鎹カラスちゃん飛んでくる

『二百人の乗客は
 一人として死ななかったか.......
 杏寿郎は頑張ったんだね。凄い子だ』
この辺からお墓の画も飽きるので
オーバーラップして

煉獄列車

映像は煉獄さん顔とか振り返りで!

『わたしももう長くは生きられない
 近いうちに杏寿郎や皆のいる
 黄泉の国へ行くだろうから。。。。』

『鬼がどれだけ命を奪おうとも、
 人の想いだけは誰にも
 断ち切ることができない。
 どれほど打ちひしがれようと
 人はまた立ち上がって戦うんだ』

逆にラストにこのセリフ言うと
煉獄さんと炭治郎を見てきた観客に
素直に、そして重く心に響く
気がする

そして戦いがまだまだ続く感じも。。。


途中から『炎』が流れて
エンディングに
エンディングの画(イラスト)つなぎは
かなり気に入っているので

変えないで!!!!

はぁ、、、、、
つい職業病で書きまくったw

で、先ほどの批判メールの続きをみると

やはり後半の唐突さは気になりました。
内容も『鬼になれ』『断る』のやり取りが
冗長に続いているだけに見えましたし、
全てのキャラクターがそれぞれに泣いたり
悲しんだりする部分が長く
カラスまで涙しているシーン
さすがに笑ってしまいました。

に対して宇多丸さんのコメントがこちら

これね、原作も確かめましたけども、
さすがに原作漫画では
カラスは泣いてないので(笑)
これは『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』、
あるいは『ブッダ』第一部冒頭等における、
ちょっと行きすぎた動物描写………
まあでも、あの(『鬼滅』劇中の)カラスは
知性があるからさ。

でも私も「え?」って思いましたけども(笑)

「今、オレが見たものは.....?」
って一瞬思いましたけども。

逆にそこ???って感じ

完全に表面上の些末なことを
揚げ足とって本質を見えてない人を
絵に描いたようなやりとり。。。

どうせカラスにするなら
なんで煉獄さんのカラスか天王寺松右衛門
と思われるカラスが飛んでったのに

字髓さんには字髓さんの鎹カラス
密璃ちゃんには密璃ちゃんのカラス
無一郎くんには銀子

カラスのネットワーク
どうなってるんだろうね?

めっちゃ伝達速くない?くらいの
話題をして欲しかったなぁw

だいたいカラスの涙ごときに
原作を確認するくせに

後半での発言

要は「原作に忠実」というのが
今回の映画版ではちょっと枷になってる、
という感じがしたんですね。

あるいは、映画にするのであれば、
列車を使ったアクション……
たとえば、カーブを使う、トンネルを使う、
原作にはたしかないんですが、
そういう見せ場として展開するということが、
可能だったはずなのに。

やはりこの場合は「原作通り」の展開しか
起こせないと言うしばりが
原作のまま、一種抽象的な空間でしか
機能してない、というのはちょっと
もったいないんじゃないかという風に
映画ファン的には思ってしまいました。

2回見に行って
2回とも寝てたんですか??

こちらこそ原作確認して下さい!!

知らない状態で1回見て、アニメ版を全部見て、
原作漫画を読んで、もう1回劇場に行って。
それでもう1回、原作漫画を最後まで読んで
……
というような感じで、
私のできる限りのことをしてまいりました。

って言ってましたよね?宇多丸さん!

はい!ジャーン!!!!

画像4

これ、、、カーブ以外のなんでしょうか???

もちろん映画でも数回カーブ走ってました!

というか
こちらの予告見てもらうだけで十分かも

ほかにもたくさん列車の良いカットあった

4DXではタイトルバックの
ドローン的な無限列車のズームバック

浮遊感が気持ち良かった

夜汽車だけに田んぼに映る列車の明かり
窓の反射映り込みなども
すごく丁寧に再現されていたし

以前にも書いたように
室内灯の点滅を利用したシーン切り替えとか

原作では列車のヒキ画はほとんどないから
全く原作に囚われず
列車の魅力もでている
とすら思う

また善逸や煉獄さんの移動では
列車のヒキ画を挟んで

炎や稲光が走るような移動感を出している


う〜〜ん私のような素人には
宇多丸さんが仰っていることが
わからないのか。。。。

もしかしたら

見た映画自体が違ってたのかも

まだまだツッコミどころ満載なので
あと何回か不定期に書こうかなぁ。。。

そろそろ映画と漫画の違いとかも
書いてもいいよね??

もし、
もう少し続きが知りたいって人がいたら
スキ♡を押して意思表示をしてね!

もちろん賛否両論コメントの方が
モチベーション アゲアゲです!