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勧善懲悪とフード理論

最近、とにかくリヴァイくんが好きだ
理由はとにかく人間として優しいから
実弥と一緒

強い上に
人間としてとにかく優しい

たくさん生命を殺めているけど
麻痺してないし命を大事にしている
ちゃんと死とその責任を受け止めている

戦場で『心臓を捧げよ』と周りが言う中
『死なねぇ工夫は忘れんなよ』と言ってくれる
それだけで尊い

この辺は宇髄天元も同じ

『無駄死には嫌いだろ?』
と聞かれて
『するのも、させるのも
とサラッと言ってくれる

ばかすかアホみたいに
人が死んでく『進撃の巨人』で
リヴァイくんがいるから
私は救われて読める

私が自分より何かを褒めるのを
嫌うコタさんには納得いかないらしい
強いのは認めるけど優しいのは認めない
ちっ、、、真の優しさのわからない奴めw

まぁ、、、まだ5年しか
生きてないから仕方ないかぁw

最近、読み出して読み進めていくうちに
巨人のビジュアルがグロくて読むのを
辞めた頃の方が世界は優しかった
そう思えるようになったw

何故なら勧善懲悪だから
敵は巨人、、、人の形をしてるけど
全く人間とは別の生物だ

人間にしか興味なく
人間を見つけては食べる

しかし

食べると言っても
彼らに消化器官がないので
ある程度溜まると吐き出す

人間は彼らにとって食べ物でも
栄養でも何でもない

殺戮の一番の免罪符である
生きるために食べているわけでない

作者は意図して食物連鎖すら
取っ払った恐怖の存在
完全なる悪にしている

作者はフード理論というのを
意識して作っているようだ

フード理論では

・善人は、フードを美味しそうに食べる
・正体不明者は、フードを食べない
・悪人は、フードを粗末にする

と言う三原則がある

食べているはずの人間を吐き出す
そこから栄養すら摂取しないとなると

フード(人間)への冒涜以外の
何者でもない

凄く悪い存在となる

勧善懲悪である故に
元は人間と明かされる前の
無垢の巨人vs人間の戦いにおいて
巨人を倒すことには何の後ろめたさなく
爽快さすらある

だから

完全に悪である巨人を
バッサバッサ倒す
リヴァイくんはカッコいいのだ

しかし、これが人間相手になると
爽快が一気になくなる

立体機動のアクションは
カッコいいんだけど、、、

物語的に進んでいくと
巨人は得体の知れない化け物
でなくなってしまう

人間と人間の戦いにおいて
強ければ強いほど
リヴァイくんのカッコ良さは
汚れてしまう気がする

物語上、リヴァイくんの出番は
尻窄みの方が良いんだな、、、
だってリヴァイくんは優しいから

そろそろ物語も終わるだろうが
どうまとめるのかわからない