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youtubeとTikTokとタイパ

最近、noteで学んだ言葉がある
それが〝タイパ〟タイムパフォーマンス
コスパの費用対効果に倣い
「時間対効果」という意味で使われているそう

タイパを重視する若者は
映画を早送りで見るらしい…
タイパを追求する人相手に
ファストシネマ(違法)と呼ばれる
映画のあらすじや結末をネタバレ含めて
10分程度で解説するものなどが流行ったり

映画だけでなく様々なジャンルの解説動画が
youtubeなどの動画サイトに林立している

youtubeで人気急上昇ジャンルに
「ゆっくり解説」というものがあり
うちのデジタルネイティブくん(小1)も
当然のように見ている

商標問題で炎上した「ゆっくり茶番劇」で
お馴染みとなった
ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙というキャラが
テキスト読み上げソフトを使った
独特な棒読みトークで掛け合いをしながら
さまざまな事を解説をしていく

ゆっくり霊夢&魔理沙

この顔が付いた動画をレコメンドされた人も
少なくないかも知れない

タイパを重視する若者中心に席巻しているのが
youtubeよりも短い画像を手軽に見れるTikTok

最新の調査データにより10代の若者は
YouTubeよりもTikTokを見る時間の方が
長くなっていることが判明したらしい

TikTokの平均利用時間が初めてYouTubeを上回ったのは、2020年6月のこと。当時の調査では、TikTokの1日平均利用時間は82分で、YouTubeの1日平均利用時間は75分でした。これ以来、若者はYouTubeよりもTikTokを支持するようになっており、2021年末にはTikTokの1日平均利用時間が91分にまで増加しています。一方、このタイミングでのYouTubeの1日平均利用時間は56分にまで減少しました。
10代の1日あたりのYouTube平均利用時間
10代の1日あたりのTikTok平均利用時間

以前に書いた下の記事で

youtubeは2005年に登場した
アメリカの動画配信プラットフォームで
世に出て18年しかたっていないと紹介したが

TikTokはさらに新しく2016年に
中国市場でリリースされた抖音の国際版で
2018年に他の中国のソーシャルメディアMusical.lyと合併してから
世界中で利用できるようになったらしい
世に出て僅か6年しかたっていない

さらに記事ではyoutubeが登場してから
世間一般に認知されるのに
約8年かったと書いたが
上の表でもわかるようにTikTokは
超短期間で知名度を上げており
2021年には世界で10億人のユーザーを獲得
日本の利用者も1,690万人を突破した

これはTikTokの出てきた時期と特徴が
時代にマッチしているからといえる

我が国の情報通信機器の保有状況の推移

youtubeが登場した2005年
スマホはほとんど知名度がなかった

(一応、存在はしていた1996年に
 フィンランドのNokia社が発売した携帯を
 「スマートフォン」と呼んだのが
 名称の起源とされている)

TikTokが登場したのが2016年
その頃には、日本でも
スマホ保有率が7割を超えていた

TikTokは15秒から1分の短い縦長動画
作成/投稿できる短尺動画プラットフォーム
アプリを使って簡単に閲覧できる
まさにスマホを意識していると思われる

とにかく〝簡単〟がウリで
スマホという携帯するデバイスを使うことで
いつでもどこでも見れるし
動画の尺が短いことで隙間時間で見れる
またスマホで撮った動画を時間かけて
面倒な編集をしなくても簡単に投稿できる
まさにユビキタス的でタイパの良いSNSなのだ

上の記事内で紹介したnoteの記事(↓)

この記事では、
簡単に話題に乗るための情報を得たり
学校の先生がなかなか教えられない
センシティブなテーマを学ぶツールとして
若者がTikTokを注目している事などを
紹介しています

私は、あんまりTikTokを見ないので
池さんの記事で初めて知ることも多かったです

タイパを重視して
youtubeの解説動画やTikTokで学ぶ若者達
時間をかけず労力をかけずに
お手軽に手に入れた情報や知識が
本当に身に付くかは甚だ疑問だし

そこには、ユビキタス社会がもたらすと
危惧した究極の二極化があるように思うのだが
その話はまた次の機会に