見出し画像

田原さんからの手紙の返事を届けるために参加したイベントで「バタフライ・エフェクト」という言葉に涙した。

Zoomでオンライン革命を起こそう!!と言っている田原真人さんが『出現する参加型社会』という本を書き上げました。それは、田原さんからみなさんへの手紙なので、本を読んだ(手紙を読んだ)方々からの返事を待っているのだと本人が言っています。

その手紙(本)をクラウドファンディングで手に入れていたにも関わらず、昨日まで読まずにいたのです。届いたその日にぱらぱらとページは開いたけれど、なぜか読まずにいたのです。

本日、4月25日の午前9時からいっしーとのぶさん達(尊敬するお2人)がこの本を読んだ方々との対話会を開催するというので、イベントに参加したいがために昨日から読み始めました。

すると・・・

田原さんのこれまでの人生や、これまでの流れ(知っていたこともあったけど、すべてピンポイントで知っていた感じだった)がわかり、ぐっと理解が深まりました。田原さんへ手紙の返事を届けるために対話会に参加したのですが、それ以上の素敵な出逢いがありました。

1時間30分のイベントのなかでブレイク(小部屋に分かれて対話する)が3回あり、初めて出逢う方々とのつながりを感じることができました。一般企業にお勤めの方々は、会社ではマイノリティであることで精神的に病んでしまったことがあるとの体験談を話してくださいました。企業を離れて個人経営で事業を展開している方もいらっしゃいました。どの方とももっと詳しくお話をお聴きしたい衝動にかられていました。

なかでも、「せいこさん」という方が仰った「バタフライ・エフェクト」の話はもっと深く知りたくなりました。

私たちは無力だと思っているひとがいるけれど、そうじゃない。素粒子レベルで考えると私たちが個体であるということさえ幻想である。素粒子レベルではみんなつながっているんだ。だから、だれかが何かをしたときにそれは誰かに影響を与えているのだ。無力なんかじゃなく、ひとりひとりがおこす小さな行動は遠く離れた誰かにとってのなにかにつながっているかもしれない。だからひとりひとりの行動には意味があるんだ。

というようなことを語ってくださいました。せいこさんは15年前から市民運動や有機農法、オルタナティブメディスン、オープンダイヤログ、コミュニティ通貨などさまざまな活動をなさっているとのことでした。この方が発する言葉の裏にはこの方が取り組んでこられた数々の体験があり、凄みとパワーが籠められていました。

わたしは、この方のことばを聴きながら涙が溢れてきたのです。

バタフライ・エフェクト・・・

今日の私のこころにはこのことばが深く刺さりました。

田原さんが書きあげた本(手紙)を読んで集まった人たちは、それぞれの立場から社会をよくしたいと思っていました。純粋な方々との対話会に参加しているそのことだけで心があらわれるような気分でした。

「参加型プロジェクト」が社会の細胞の1つになる。
この細胞の1つ1つとつながりあって明るい未来をつくっていきたい。今日の対話会に参加したことも、こうやってnoteの記事を書いていることも、夕飯を作って食べたことも家族と会話したこともすべてがどこかのだれかに影響を与えているんだ。

無力なんかじゃなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?