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帽子と眼鏡と補聴器と・・

1.看護師⇒子育て⇒幼稚園教諭免許取得⇒看護師
2.   対話のNukadokoで何をしたいのか
3. 6つの視点の帽子を被って考える思考法
4. 3つの眼鏡を掛け替えるという視点
5. 両耳にぴったり装着する2つの補聴器
6.   自己組織化ラーニングファシリテーターとして


1.看護師⇒子育て⇒幼稚園教諭免許取得⇒看護師
 中学校3年生の私が「自由を獲得するためには自立すること。そのためには看護師になるしかない!!」と決断して進路相談をしたとき、担任教諭は看護師になる方法を知りませんでした。先生が調べてくれた資料の中で、いちばん早く看護師になれるのは、高校の衛生看護科で准看護師を取得して社会に出るという道でした。
 18歳で社会に出る予定でしたが、高校の担任教諭が「これからは正看護師の時代だから上の学校に行きなさい。自由になりたいのだったら准看護師として働きながら夜間の学校に行く方法があるから。」と、住み込みで働くことができる病院を探してくださいました。

 それなのに、正看護師になって3年も経過しない時にいまの夫に出逢い専業主婦になりました。そこから3人の子育てで悩みつまづいたとき、相談できる人はひとりもいませんでした。悩みをわかちあう友達はいましたが、実際にどのように対応していけばいいのかはわからないまま子育てをしてしまいました。わからないままだったので、子どもたちには迷惑をかけたと思っています。

 一番下の子どもが小学校高学年になった時、大学で「幼稚園教諭」の資格を取得するチャンスに恵まれました。長崎純心大学の児童保育科を2005年に入学し2009年に卒業しています。そこで幼児教育について深く学ぶたびに、私がやってしまった過ちに気づくことになりました。しかし時すでに遅く、我が子たちは「私の中の正しさ」を押し付けられたまま、思春期を通り過ぎようとしていました。

 大学を卒業したとき、2人の子どもは県外の大学に進学していました。幼児教育の分野でなにかしらできないかとも考えましたが、学費捻出のために看護師の資格を活かすことにしました。20年ぶりに看護協会に問い合わせたところ、ご縁に恵まれて現在の職場に雇っていただくことになりました。看護師の仕事はとても好きですが、「すきなことして生きていこう」という現代の風潮には合わないように感じます。もっと楽にもっと自由にと、仕事よりも家族との幸せや余暇時間の充実を願っている若者には人気があるのでしょうか?いまは10年目ですが、全国にいる看護師さん達と働き方や看護観について、対話したいなぁと思うようになりました。

2.対話のNukadokoで何をしたいのか
  看護師の働き方ってこれでいいのかしら?と疑問に思った私は「(株)ワークライフバランス社」の認定コンサルタントになり、研修を重ねたり他のコンサルタントさん達と交流したり、一般の企業の働き方改革を知るために学んでいます。そんな中、オンラインでのコミュニティに出逢いました。「箕輪編集室」「議論メシ」「Zoom革命共創サロン」・・・オンラインでの対話を繰り返しているうちに、自分自身はリアルでお逢いしたこともない方々と毎日対話を繰り返すことができる居場所を見つけました。と同時に世界にはたくさんの問題やひずみがあり、弱者がいることに気づいてしまったのです。インターネットのおかげでいろんな情報が簡単に手に入るようになりました。自分の興味関心に沿った情報が流れてくるので、Amazonで本を購入するときにも便利です。でも反対に興味関心がない情報は流れてこないのではないかなぁと思います。対話のNukadokoでは、それぞれの興味関心に沿った仲間を見つけて対話できる居場所を作ってみたいなぁと思っています。どんな居場所があると心が自由になれるのでしょう?

3.6つの視点の帽子を被って考える
 「シックス・ハット法」という思考法があるということを最近参加したイベントで知りました。

1.白い帽子:客観的・中立的
2.赤い帽子:感情的・直観的
3.黄色い帽子:積極的・希望的
4.黒い帽子:批判的・消極的
5.緑の帽子:革新的・創造的
6.青い帽子:分析的・俯瞰的

 自分が普段使っている思考パターンとは違うタイプの帽子を被って思考してみることで新たな気づきや発見が見えてくるそうです。コーチングの講座を受講したときにも視点を変えてコーチングしてみるときに「帽子を被り直してみる」という表現がありました。

4.3つの眼鏡を掛け替える
 心理学には「主観的・客観的・共感的」の3つの眼鏡をかけてみると、人間関係を構築するのに役立つという考え方があるそうです。心の中で、いつもよくかけている眼鏡はどれでしょうか?

5.両耳にぴったり装着する2つの補聴器
 2019年5月から『Zoomオンライン革命』著者である「田原真人」さんのコミュニティに所属しています。田原さんが「なんか良さそうなこと」を言ってるみたいだと思ってから仲間に入れていただきました。出逢ってから1年以上が過ぎましたが「なんか違うかも」と思っているときは同じように話を聴いても心がまったく反応しないばかりか拒否反応をおこしたりします。私は元々赤い帽子を被って主観的な眼鏡を掛けていることが多いようです。「それ違うと思います」とか「わかりません」とか平気な顔してお伝えできます。それをまるごとすべて受け止めてくださる変わった方なのですが・・・「オンライン講座のひらき方」を受講したときは何度も鳥肌が立つくらいオンラインでの学びの虜になりました。続けて開催された「SLF自己組織ラーニングファシリテーター」の講座は速攻で申し込み、SLF卒業後には「オンライン講座のひらき方」のファシリテーターやテクニカルも経験させていただきました。卒業生のコミュニティで様々な職種・さまざまな国に住んでいる方々と対話できているおかげで、毎日が穏やかに流れているように感じています。

 コーチングするときに相手の話を「しっかり聴く」ことが必要だったり、子育て中は子どもの話・たまには夫の話・看護師しているときは患者さんはもちろん多職種のスタッフの話.......など聴く時間を確保しなければならないことはたくさんあるのです。

 対話のNukadokoを開きたい理由の1つはお互いの声を聴き合うことなのですが、その時の自分の体調や相手との信頼関係などにより「無意識で聴かない選択」をしていたなぁという自分に気づきます。だから①帽子②眼鏡ときて③補聴器を装着しているときのように、しっかり聴きたいという思いがあるからこそ意識を「しっかり聴かせていただく」という意識に転換するための補聴器をつけなきゃ!!って思うことがあります。

6.自己組織化ラーニングファシリテーターとして

「自己組織化ラーニングファシリテーター」ってなにする人なのか?
それは別の機会に説明することにします。

私はまだまだいろんなことを知らなすぎます。
これまで狭い世界で生きてきて、この1年間の間に急激に学びの場が増えてきていますので、誰かの心からの叫びを聴きとることができる補聴器をつけて対話のNukadokokoを形にしたいと思っています。

帽子と眼鏡と補聴器と・・

お互いを知り合おうと思う人が世界中に増えていくと、いろんな困った問題について対話して、自分たちの力でなんとか解決に持っていけるのではないかと思えるような期待感があります。そう思って活動している方々や団体はたくさんあります。

ばらばらに活動しているけれど、コトがおこったらおっきな渦になれないのでしょうか?みなさんと繋がるなかで、どんな居場所があるといいのかについて、実践しながら学び続けていきたいです。


ここまでお読みいただきありがとうございました。



 



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