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看護師としてのわたし

今日は10時15分から19時までの勤務でした。
担当した患者さんは女性4名男性3名の7名。
全員ひとりでは歩けない。

その内訳は・・
点滴している方が2人。管から栄養している方が2人。
おしっこが出ているか注意しなければならない方が4人。
時間おきにお茶や栄養物を口に運ぶよう促す必要のある方が1人。
排便管理の必要性があった方が3人。
ご自分で痰が出せないので吸引器で引く方が3人。
車椅子に座っていただくと目が離せない方が6人。

患者さんはリハビリ時間や入浴時間にはベッドを不在にするので、
それ以外の時間の調整をしながら上記のことを考えて動きます。

通常の体温や血圧測定、カルテの記録はもちろん行うし、昼食と夕食の介助もあるので、まったく余白のない一日でした。

ベッドに寝たままでは体力が低下するので順番に車椅子に座っていただくのですが、目が離せない方はできるだけスタッフのそばにいていただきます。
移動式の台に載せたカルテを病室に運び、それに立ったまま記入しながら患者さんのそばに付き添い、様子を見ながら次の1手を考えています。

育児休暇中のスタッフが赤ちゃんを抱いて遊びに来たけれど一言喋っただけだし、担当の患者さんが実習に来ている学生さんと話していた内容が面白かったので聴いていたかったけどカルテを記入しながらほとんど頭に入らなかったし、髭が伸びていたのに剃ってあげる時間がとれなかった方もいたし、栄養の管を留めているテープが剥がれかけていたので貼り直したかったけどそのままにしていたし、患者さんの持ち物が溢れていたところを整理したかったけどできなかった部分もあるし、もう少し起きておくように促したかった方もいたし・・・・19時過ぎて行うように緊急性の高いものでもないので目をつぶっていたものもあります。こんな風に、いつも仕事が終わったあとは満足していないのです。

でもね・・

うまくできた小さな出来事を繋ぎ合わせて、よくやったと自分に言い聞かせているのです。そうでなければ報われない。自分だけでも自分のことを認めてあげなければ疲労感だけで終わってしまいます。

他の部屋を担当している看護師たちがいろんなことを助けてくれたから上手くいった部分もあります。私はいつも自分のことで手いっぱいなのです。
看護師の仕事って終わりがないんですよね。やろうと思えば無限大に仕事が生まれるのです。

こんなに忙しかった日は、「わたしは看護師として何をしたのだろうなぁ」「もっとゆったりと患者さんに接したいなぁ」って思います。

全国の看護師さんとお話したい。
みんなどんな気持ちで働いているのでしょう。
看護師がどんな気持ちで働いているのか、医療現場にいない人に聞いてもらってもいいのかもしれないなぁっていつも思います。

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