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対話を諦めたくない

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#言葉で相手を抱きしめよう

対話はどこから始まるのでしょう?

所属しているオンラインのコミュニティのなかで、「いばらき原発県民投票」条例を制定してほしいという願いが否決されたことについての対話会がありました。 東海第二原発再稼働に反対するのではなく、「県民にも対話する機会を与えてください」という署名活動だったと聞いています。実際の活動自体の振り返りは今後おこなっていくのでしょうが、長崎在住でこの問題とは直接関係なかった私にもちょっと衝撃的なニュースでした。 県民の方々の意見としては、「再稼働反対」「再稼働賛成」「どっちかわからない」

「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」「よき航海をゆけ」

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」第六檄「よき航海をゆけ」の中で、瀧本哲史さんが紹介してくださった 「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」 僕はこの挨拶がけっこう好きなんですね。  これはフランス語で「よき航海をゆけ」という意味で、見送りの際なんかに交わされるんですけど、もともとは船長同士の挨拶になります。  自分の船を持っている船長っていうのは、リスクを自ら取っている人で、意思決定

小さい小さい確かなつながり・・

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」第五檄「人生は『3勝97敗』のゲームだ」の中で、 今は、「どうすれば日本に『小さなリーダー』たちが育っていくのか?」を考えていくべきです。  今の日本って、地縁とか血縁、会社の社縁とかでつながった古いタイプの組織が徐々に瓦解して、新しい組織やつながり、新たなルールを自分たちの手でつくっていく社会に変化していく、ちょうど入り口の段階にあるのだと思っています。

対話する社会へ

暉峻淑子さんの『対話する社会へ』を読んでいます。 何度も何か所も目頭付近が熱くなるポイントがあります。 冒頭部分に 日本人の多くは、戦争に巻き込まれたり、暴力行為によって支配されることがない平穏な生活を、平和だとかんがえているようです、平和とは受け身で何もしないことではない、平和も民主主義も努力して作っていくものだと、頭ではわかっていても、おまかせ主義の毎日が過ぎていきます。 と書かれてあります。私が社会全体へ目を向け始めたのは、子育てがひと段落した頃でした。自分の家族の

とぉーーーくの想いはきっとおなじ

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」この記事が1週間限定で(7月6日まで)公開されています。この第三檄のなかに・・ みなさんが、自分のまわりでこいつは話ができそうだなという人を見つけて、「ちょっと日本の未来のことを考えてみてもいいんじゃないですか?」みたいに説得して、ひとりこっち側に「引き入れる」だけで、情勢は変更されるわけですよ。「1対2」になるんです。  つまり、若者はただ立ち上がっても勝

見せかけの心理的安全性はいらない!!

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本哲史さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」の第二檄の中に 民主主義の社会では、銃や鉄砲で政府を倒す必要はありません。 まず「言葉」によって正しい認識にいたり、「言葉」を磨くことでその認識の確度を上げていく。そして「言葉」を使って相手の行動を変えていくことで、仲間を増やし、世の中のルールや空気を変えていくことが可能なんです。 という部分があります。 私は、オンラインの講演会や対話会やミーティング