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ほたる
2023年6月23日 21:40
※創作ほしのこSSです。 閲覧される方はご注意ください。きっと君は覚えていないけれど。 あの日大切なふたりを一度になくして泣きじゃくる君を見て思ったんだ。「ああ、おれは君をかならず守るよ」と。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー リウーチクは悩んでいた。 星月夜の砂漠の井戸のそばーーキキオの住処の近くで。 リウーチクは考えていた。 あと少し歩けば
2023年6月10日 20:21
※創作ほしのこのSSです。 閲覧される方はご注意ください。 孤島はかつては緑豊かな場所だったというお話…… ……誰に聞いたのかしら。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紫色のケープに肩までの髪のほしのこが小さな水辺でしゃがんでいる。 孤島神殿前の蝶が舞う場所。 他のほしのこはあまり来ない。 孤島というだけでほとんどのほしのこは足が遠のいている。
2023年6月5日 12:47
※創作ほしのこのSSです。 閲覧される方はご注意ください。 星月夜の砂漠に吹く風は、今日も優しかった。 大好きな人と一緒に過ごす時間ほど幸せなものはない。 自分の隣でぼーっと月を見ている友人を横目に見ながら、キキオは満足そうに微笑んだ。 火のように赤い瞳をしたその友人は、キキオの視線に気づいたのか「どうしたの? 疲れちゃった?」 涼しい顔をしたまま優しい口調で気遣う声をかける。
2023年6月5日 12:48
※創作ほしのこのSSです。 閲覧される方はご注意ください。 雨林の神殿前。 ずっとやまない雨を見ながら、ざくろは虚げに神殿を眺めていた。 ミミズクは今日はいない。 多分ちいさな友人に会いに行っているのだろう。 そういう時にざくろによく会いにくる少しおおきいほしのこは、今日は来ないらしい。 ぽつぽつぽつぽつ…ざああああああ…… 傘に雨があたる音が大きくなる。 「雨林に行くとき