僕、困っているんだ

お風呂上がりに息子の爪を切っていたら「お母さん、僕困っているんだ、保育園で悲しいことがあったの」と。

こんなことは初めてなので、息子が伝えてくれたことを記録に残してみる。


保育園でね、AちゃんとBちゃんがおままごとしてたから、僕も一緒に遊びたかったんだ。でもね、AちゃんとBちゃんが「だめ!〇〇くんキライ」って。なんでAちゃんとBちゃん僕のこと嫌いなんだろう、キライって言われると僕悲しい。

CちゃんやDちゃんが、入れてあげなきゃだめだよって言ってくれたんだけど、ダメって。

僕はAちゃんとBちゃんが大好きだから、一緒に遊びたい気分だったから、僕「入れて入れて入れて入れて入れて入れて!」って何回も言ったんだ。でもAちゃんとBちゃんはダメって、僕のお腹をぎゅーって押したんだ。

先生が来て、一緒に遊ぼうねって入れてくれたんだけど、おままごと貸してくれなかった。先に使いたいわけじゃないのに、、僕は一緒に使いたかったんだ。

今日だけじゃなくて、前にもAちゃんとBちゃんにダメって言われたんだ。明日もダメって言われるかもしれない。僕、悲しい。


目に涙をためて、一生懸命自分の気持ちを伝えてくれた。

どんな状況だったのか、想像がつく。言い方は悪いけど、息子はやっぱり「違う」。それを他の子たちは分かっている。自分の思いを通そうとするし、しつこいので嫌われるんだろう。一緒に遊びたくない気持ちになる子がいるのは当然だ。

いつかは…と覚悟はしてたけど、「毎日楽しい〜」といつも言っていたので、まだそんな状況じゃないか、息子が気付かず何も感じていないかと勝手に思っていた。

そうじゃなかった。


とりあえず息子に伝えたのは、お母さんに悲しいことや困ったことを教えてくれてありがとう。悲しかったんだね、と気持ちを共感したら、息子の目から大粒の涙がこぼれ落ちてきて、ぎゅっとしがみついてきた。

少し落ち着いたら、

「AちゃんとBちゃんは今日はふたりで遊びたい気分だったのかな。〇〇くんもお母さんとふたりだけで遊びたい時もあれば、みんなで遊びたい時もあるよね?ダメって言われたら、"分かったよ、また今度遊ぼうね"って言って、別の何か楽しそうな事を探してみるのはどうかな?他の面白い事を発見したら、帰ってきてからお母さんに教えてよ!」

こんなようなことを伝えた。

他の楽しそうな事を探しに探検に出発だ〜!と楽しそうな口調で言ったら、少し目に輝きが出た。

息子「でも、、また今度って言ってもダメって言うかも。そしたら僕、悲しい。困っちゃう。」

(うぅ…それは悲しいなぁ、でも言われそう…)

私「どうしても困っちゃったら、先生に相談してみよう?先生お話きっときいてくれるよ!」

息子「分かった!明日もAちゃんとBちゃんに遊ぼうって言ってみる!特別にいいよって言ってくれるかもしれない!」

(おぉ、頑張るねぇ、母はメンタルよわよわだから真似出来ない)

息子「ダメって言われたら、僕悲しいけど、、"分かったよ、また遊ぼうね"って言う。他の楽しいこと探してみる」


明日、どうなるか分からない。息子に何て言えば正解だったのかも本当は分からない。

正直、私も悲しい気分になったけれど、一つだけ確かなのは、困ったことを私に言葉で伝えてきてくれたことは本当に嬉しい。


とりあえず、園の先生と療育の先生には軽くこんなことありました〜と共有してみようと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?