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終幕
今年の新潟県Summitが終わった。
長い旅が、また1つ終わった。
まだ、余韻が抜け切らない。けど、1つずつ言葉にしていきます。
私が伝えたかったこと
今年の新潟県Summitは「フェスタイム」と称したプレゼン以外の表現で発表できる時間があって、私はそこで書道パフォーマンスをさせてもらいました。
「フェスタイムで何かやらない?」と声をかけてもらって、パッと思いついたのが書道パフォーマンス。
高校時代の袴を3年半ぶりに引っ張り出して、初めて1人でのパフォーマンスに挑戦しました。
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久しぶりの、重い、重い緊張。
でも、書き始めたら周りが全く気にならなくなって、自分だけの深い世界に入り込んでいた。
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ちゃんと届けられた。
書き終わった後、みんなの顔を見上げて、あぁ、話そうと思って、こんな言葉を伝えました。
日本の若者の自殺率はものすごく高くて、自己肯定感も低い。
今こうしてマイプロの場に立たせてもらっている私でさえ、自己肯定感が高いわけじゃないです。
でも、どれだけどん底に落ちたとしても、みんなの人生はみんなのものだから。
だから精一杯、あなたの人生を愛して、生きてほしいです。
作品を通して、やっと自分の言葉が話せる感覚。
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たった10分。されど10分。
紡いだ言葉は多くはないけれど、言葉以上の何かを届けられた気がします。
あの10分間が、私の今年1年のすべてです。
「あなたにとってマイプロとは?」
私の相棒はこの問いに、「2023年のすべて」と答えていました。
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その言葉通り、彼女はこの1日のために、365日四六時中すべてを新潟マイプロに賭けていました。
オープニングムービーでこの言葉が流れたときから、ずっと泣きそうだった。
喋り終わって、お辞儀をして、真っ先に見えたのが彼女の顔でした。
びっしゃびしゃに泣いた、あいちゃんの顔。
この1年間の紆余曲折を互いに分かち合っていたからこそ、言葉が出る前に、泣くことでしか表出できない何かがありました。
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あいちゃん、私がこの言葉を書けるような場をつくってくれて本当にありがとう。
楽しいときも、苦しいときも、一緒にいてくれてありがとう。
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私のパフォーマンスを見て、涙を流してくださった方がたくさんいらしたみたいです。
(私はあいちゃんと爆泣きしてたからぜんっぜん周りが見えて無くって…笑 いただける温かい感想にホッとしています。)
マイプロの場にいる人たちは、一生懸命すぎるくらい一生懸命に向き合う人たちばかりだから。
みんな何かしらの苦しさを抱えて生きているんじゃないかなって、勝手にそんな気がしています。
だからこそ伝えたかった。
私の想いを、私だけの表現でみんなに届けたかった。
この言葉たちは、「マイプロをやっている人たちに、自分だからこそ伝えられるものは何だろう?」と考えて出てきた言葉たちです。
今年の上半期、私は人生最大レベルでどん底に落ちてました。
たとえとかじゃなく、ほんとに毎日のように泣いてた。
ボロボロになった。
自分を見失って、新潟マイプロ全体運営の立場から離れた。
軽くなった身体と裏腹に、仲間への申し訳なさが募った。
どんな顔して次みんなに会えばいいんだろうって思ってた。
でも、見失った自分を取り戻して今日の私がある。
きっと今日、この言葉を伝えるために、苦しい時間があったんだと思う。
どん底に落ちた私だからこそ、誰かに生きてほしいと伝えたかった。
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書いた文字が、本当にこの局面を経験した人からしか出ない言葉だと、パフォーマンス後に全国事務局のだっちゃんから声をかけてもらいました。今までたくさんの発表を見てきたけど、こんなに心揺さぶられたのは初めてだ、と。
だっちゃんの言葉で込み上げてくるものがあって、また涙が溢れました。
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改めて、当日ご覧いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
あの作品はきっと、みなさんの心と共鳴して出来上がった作品です。
時が止まっていたようなあの時間、想いの渦の中に、みなさんと一緒にいることができて本当によかった。
みなさんの抱えている痛みや傷が、あのパフォーマンスで少しでも癒えていたら嬉しいです。
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自分を愛することは、最後は、自分にしかできないから。
だから、あなたの、あなただけの人生を愛して生きてください。
また、次の旅へ
表現をして伝えることが、自分にとって大事なことだということに気づきました。
自分は、描いて表現することが好きなんだということを思い出しました。
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もっと自分の言葉と、表現と、場づくりを磨きます。
もっと自分の想いを届けます。
もっと人の心を動かせる人間になります。
そのために、もっと色んな経験をしたい。
もっと色んな世界を見たい。
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また新しい1年がはじまる。
また、長い旅がはじまる、そんな予感がする。
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