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【実体験】仕事で忙しいパパが育児休業をとるべき3つの理由

こんにちは、ひよです🌞

この記事では現在、1年間の育児休業中のぼくが
育休を取るまでにしたことや、育休中の過ごし方など
男性育休のリアルを発信していきます。

動画バージョンはこちら☆




ぼくのプロフィールはこちらです。

プロフィール

ひよ

・会社員(33)
・長所:明るい/短所:活舌が悪い
・妻のつわりと夫の激務が重なり家庭が崩壊しかけたことをきっかけに
 産後は妻のサポートと息子の育児にフルコミットすることを決意
・社内外から賛否両論を浴びつつ2023年11月〜1年間の育児休業を取得

主な発信内容

・男性育休のリアル
・男性育休のメリット、デメリット
・育休を取るためにしたこと
・育休中の過ごし方
・勤務先との関わり方
・お金事情(収入、支出、投資)について


今回の内容では
実際に育休に入って現在3ヶ月目になるぼくが感じた
忙しいパパが育休を取るべき3つの理由について
実体験をふまえてお伝えしたいと思います。


このテーマでは、次のような方の参考になれば嬉しいです。
 ・男性育休に少しでも興味がある方
 ・育休を取りたいと思っているパパ
 ・パパに育休を取ってほしいママ


はじめに、この記事の前提として

お伝えしたいことが2つあります。

記事の前提①


まず、ひとつ目ですが

ここで話す『育休』とは『育児休業』のこと

を指します。

『育児休業』は『育児・介護休業法』という法律に定められていて、
雇用保険に入っている労働者(正社員、派遣社員、契約社員、パート等)が
一定の条件を満たせば、誰もが平等に使える制度です。

申請した人に対して会社が拒否することは、法律上はできません。

とはいいいますが、ぼくも含めて実際には
拒否に近い態度を上司に取られたことがある方もいるかもしれませんが
そこは当然の権利なので こちらが折れる必要はまったくありません。

育児休業の中身をざーっくりお話しすると
まず、期間は基本的には赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでの間で取得することができます。

また、育休中は会社からの給料は出ませんが、雇用保険(国)から『給付金』という形でいつもの給料の手取りの67%の金額がもらえます。
これに加えて、毎月なん万円もかかる社会保険料(厚生年金や健康保険)の支払いは免除になります。

さらに、給付金は非課税のため所得税もかかりません。
よって、実質は普段の手取りの80%ほどになります。
※7ヶ月以降の給付金は普段の手取りの50%(社会保険の免除により実質の手取りは約60%)

このあたりって意外と知らない方が多いですし、ぼくも育休を真剣に考えるまで正直なところ全然わかってませんでした。。

この制度、冷静に考えてすごくないですか?

ということで、説明が長くなってしまうので、制度の詳細はまた改めてお伝えできればと思います。


記事の前提②


みなさんの中には、環境的な理由から育休をとることが難しかったり、そもそも育休は不要だよ。
という方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方を否定するつもりは一切ございません。

この記事ではあくまで
〈実際に1年間の育休を取った一人のパパのリアル〉
をお伝えしたい


ことから書いているのでその点はご理解くださいませ。

それでは本題に入ります。


◆ここから本題です



忙しいパパが育休を取るべき3つの理由
1.全ての時間を我が子の育児に使える


かわいい我が子の初めての育児
どうせならありったけの時間を使って全力で向き合いたくないですか?


正直、育休を取らずに働きながらでも、
仕事から帰宅後や休日であればある程度は育児できるかもしれませんが
ただでさえ仕事で疲れている上に時間にも限りがありますよね。

育休の有無でわが子と過ごせる時間にどれくらい差があるのか?
ぼくの例を出してお話していきます。

よくあるパターンでは
朝7時に起きて準備や朝ごはんなどを済ませて8時に家を出ます。
仕事を終えて19時に帰宅してから23時に寝るまでは4時間あります。

帰宅後、仮にお風呂と夜ご飯で1時間かかるとしても
最大でも夜の3時間くらいしか家族と過ごせる時間はありません。

しかもその3時間は赤ちゃんのお世話だけじゃなく、ママとの時間や家事など大切なことは他にもあるので実際には3時間も残らないですし、仕事の準備なども考えるとさらに少なくなります。

ぼくの場合は忙しいときには帰宅が22時を越えることもしばしばあったので、そんな状況では家族との時間はおろか、育児に使える時間なんてほぼ取れなかったと思います。

これに対してパパが育休を取った場合
7:00に起きてから23:00時に寝るまで
最大16時間も家族と一緒に過ごすことができます。

その差は1日で13時間。月に20日の出勤と考えると1ヶ月で約260時間、
1年なら約3000時間もわが子と一緒にいられる時間が増えます。

これを聞いて、みなさんはどうでしょうか。
長く一緒にいれて嬉しい方、そうでもない方
感じ方は人それぞれだと思いますが

育休3ヶ月目のぼくとしては、
息子と過ごせるこの時間にハンッッパじゃない幸せを感じてます。

こう考えると、相当な時間を家族と一緒に過ごすことができるので
中には『そんなに時間あって暇じゃないの?』
なんて聞かれることもあります。

確かに最低限のお手伝いしかしないなら暇になってしまうと思います。

ですが、産後のママや赤ちゃんにしてあげられることは山ほどあります。

なので今のところ『やることなくて暇だな~』と思ったことはないです。

ぼくなんかこんなこと言うとワンオペで育児されている方に怒られそうですが、赤ちゃんのお世話は本当に大変です。

どれくらい大変かは理由の二つ目にお話しします。

忙しいパパが育休を取るべき3つの理由
2.すべての時間を産後ママのサポートに使える


パパの役割は育児だけじゃありません。

もうひとつの超重要ミッションは
産後のママを心身ともに全力で支えることです。

産後のママは全治3か月の交通事故と同じくらい重症といわれています。

ぼくは妻の出産に立ち会ったのですが、壮絶な出産現場の一部始終を見た者としては正直なところ全治3ヶ月どころじゃないなと思ってます。

ですが、出産に立合いできたおかげで、育児と妻のサポートという役割を完全に自分事として捉えることができました。

そして母という存在の偉大さを痛感し、妻には言葉では言い表せないほど感謝しています。

もし出産に立合っていなければ、今の考えに至るまでにはもう少し時間がかかったかもしれません。

ママたちは男だったら気絶、下手すりゃ死ぬレベルの陣痛を何時間、何十時間も耐え抜き、想像を絶する激痛と大量の出血を伴い、命がけで赤ちゃんを出産します。
こんなのどう考えても重症患者ですよね。泣

にもかかわらず、産後はたった数日間だけ入院し
身も心もまだ完治していない状態で退院して家にかえると同時に
24時間体制の壮絶な育児がスタートします。

企業なら間違いなく過労死ラインを突破するレベルです。

生まれたばかりの赤ちゃんは2∼3時間ごとにお腹をすかせて容赦なく泣きします。夜中も関係ありません。ギャンギャン泣きます。
至近距離でギャン泣きを食らい続けると頭がグワングワンします。

そして赤ちゃんはいろんなものを予告なしで放出します。
具体的にはうんち、おしっこ、おげぼです。
「オムツがあるから大丈夫だろ!」と思うかもですが
不思議なことにオムツをとりかえる瞬間を狙ったかのようにうんちや
おしっこを発射してくるんですよね(笑)

また、オムツの許容量をオーバーするほどのうんちの量であったり
放出後、元気に足をバタバタすることでオムツから大量のうんちがこぼれることは何度もありました。こうなるとお着替え案件です。

また授乳後にはゲップをさせるのですが、息子はそれが最近苦手で、
ゲップと一緒にすごい勢いのマーライオンをよく披露してくれます。泣
これももちろんお着替え案件です。

このように育児でやるべきことは日中、夜間を問わず山ほどあります。

育児だけでなく
洗濯、掃除、朝昼晩のご飯、食品や日用品の買い物も今まで通りやらないといけません。

仮にぼくが一人でこれらをすべてやったとしたら
初日で疲れ果て、2日目で確実に気絶します。間違いないです。

ですが、育児や家事の役割を状況に応じて夫婦で分担することで、どちらかにストレスが溜まりすぎることなく過ごせています。

このことから、妻はぼくの育休にとても感謝してくれています。
そう言ってもらえて本当に嬉しい限りです。

忙しいパパが育休を取るべき3つの理由
3.育児を自分事としてとらえることができる


パパの皆さん、育児の大変さをありがたく思い知り
そして育児を自分事としてとらえましょう。


妻が妊娠中に、勉強のため子育てアプリをやっていたことがあるのですが
パパやママがつぶやくためのタイムラインでは旦那さんの愚痴に関するママの投稿が大半を占めていました。衝撃を受けました。

たいていの内容は
『旦那が全然、家事や育児をやってくれない』というもの。

旦那さん側の意見は見えないので一概に決めつけるのはよくないですが
情報交換のためのアプリに投稿するほどママたちが不満を抱えているのは確かなようです。

パパの育休の有無に関わらずですが
育児を自分事としてとらえ
できる限りママと赤ちゃんに寄り添って行動していれば
もしかしたらこのような投稿は減るのかもしれません。

育児の大変さは理由の2つ目でもお伝えしましたが
ぼくの場合、育休を取らずに会社で仕事してた方が
正直なところ精神的にも肉体的にも間違いなく楽だと思いました。

3ヶ月目になった今では少しづつ余裕ができてきましたが
新生児の期間は特に強くそう思いました。

それでも、一人の親としては生まれたばかりの初めての息子と一緒にいられる僅かな時間を大事にしたいし、産後の妻の支えになりたいという思いが強かったので育休を取りました。
そして結果的には育休を取って本当に良かったです。

世のパパたちには育児を自分事として強く意識してほしいです。
よく『育児は大変だ』と言われますが、具体的に何が大変なのか、漠然としてる方も多いと思います。

ぼく自身もそうですが、実際に自分が経験するまではそこそこ他人事でした。

ですが、妊娠・出産・育児がどれだけ大変なことか少しでも分かれば、
今まで以上にママと子どもに優しくなれるんだと感じました。

産後のママはホルモンのバランスも整っていなかったり、ただでさえ分からないことだらけの初めての育児で毎日大変なのに加えて

我が家のようにパパが子どもみたいでウザかったりで、余計にイライラしてしまうこともあるかもしれません。笑

ですが、そこはぼくたちも理解しつつ、優しく接してあげましょう。
(そしてシンプルにパパが悪い場合はちゃんと謝りましょう)

また、赤ちゃんの成長は本当に早いです。
生まれてからたったの2ヶ月で身長は+8センチ、体重は約1.5倍と驚異的なスピードで成長しています。顔も生まれたときとはすでに別人です。

最初は無表情か泣き顔しか見せなかった息子も、生まれてから2ヶ月が経った最近ではぼくたちの声や動きに反応して少しずつ笑顔を見せてくれるようになりました。

育児は本当に大変ですが、我が子の成長を目の前で感じられる喜びを越えることはありません。

日々の育児を通して我が子の成長を見届けましょう。
そして、父としても一緒に成長していきたいですね。


以上、忙しいパパが育休を取るべき3つの理由でした。


最後に

もし、パパが育休をとれる可能性が少しでもありママからも要望があるなら期間はできれば1ヶ月以上、難しければ1週間でもいいと思います。
ぜひママとかわいい赤ちゃんのために勇気をもって会社に育休の申請をしてほしいです。

育児休業は一定の条件を満たせばすべての雇用保険の加入者が使える制度ですので、必要かつ可能な範囲での活用を心からおすすめします。

今後も男性育休のリアルを発信していきますので、皆さまの感想や育休について気になるトピックなどありましたらぜひコメントで教えてくださいませ。

それではまた次回!バイバイ!


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