見出し画像

大人になった今は病名がない

私は現在病名がない。精神科には通院している。
困っているのは自責、フラッシュバック、自傷、OD、希死念慮、気分の波といったところ。大人になった今は病名がないというのは、愛着障害という子どもにつける病名がつけられていて大人になった今の私には当てはまらないということである。その愛着障害さえも私は当てはまるのか分からないが…。

病名がない私はしばしば不安に囚われる。病名がないと働いていないこと、周りの同世代と同じライフステージに立てていないこと、精神科に通うことが自分が悪く思う。病気でないのに病気を偽って甘えているように感じるからだ。気分の落ち込みが酷い時、死を考えるほどしんどい時はこんなに辛いのに病気でないのかと思う。逆に元気な時は手帳や年金を返納しなきゃ、今すぐ働かなきゃ私は病気でないのだからと焦る。

気持ち的な問題だけでなく、現実的な問題もある。支援者がいなくなること。手帳、年金が貰えないかもしれなくなること。グループホームや宿泊型自立訓練施設といった選択肢が無くなるかもしれないこと。障がい者枠や作業所などで働けないかもしれないことである。

周りの同世代と同じようには出来ない。出来ても苦労がかなり伴うが、障がい者の枠には入れずに無理してでも健常者のように生活しないといけない。障がい者と健常者の狭間にいるのだと自身では感じている。病名を付けられるのが苦しい人もいるだろうが、私は私のしんどさ生きづらさに名前が無いのがものすごくしんどい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?