お嬢様コンプレックス

早稲田大学は高田馬場駅が一応の最寄りだ。んで、その近くには学習院女子系列の小中高大がある。

羨ましいよ〜！綺麗なセーラー服やワンピースを着た小学生が電車に乗り込んでくるのを見て唇を噛んでみたくなる。あの子たちはお行儀テストをクリアしたお金持ちの子女で、学校では先生に「ごきげんよう」とか言ってるのだろうか？
もうね、佇まいからしてうちの地元の公立小とはなんか違う。たぶん、公立小の女の子に同じ制服を着させても違和感が出ると思うんだ。でも彼女たちは違和感がない。しっくりきてる。見事に「クラス」が分断されてる気がしてコンプレックス持ちとしてはうぐぅ〜ときてしまうのである。

私の卒論はブリュデューのディスタンクシオンについてで決定だろこれ。

なんなの、あの差は。生まれ持った何かなの？裕福な家に生まれないとあの気品は身につかないの？20手前で今からマナーを身につけたところで付け焼き刃じゃねーか！！！！！ウワーン！！！！！

気を取り直して。
もうこのコンプレックスを払拭するためには自分が「お金持ってないけどなんかお金持ちっぽい人」になるのが最善だと考えた。まあすでに私大に通って毎日グリーン車乗ってる時点でだいぶお嬢様なので、中身の方を矯正していくこととする。

挨拶をごきげんようにしてみる。本を読む。ドアを足で閉めない。部屋を綺麗にして花を飾る。シャツをアイロンがけする…みたいな。

でも人格を偽ったところでストレスが溜まるのには変わりないからな。人はすぐには変われないしキャラを演じることは心の負担がエグいだろう。スイングバイのように徐々に軌道修正していく方がいいんだろうなあ。
あとsnsは見ないに限る。YouTubeもやめよう。私の中のお嬢様像ではお嬢様はtwitterer でもないしネット廃人でもないからね。精神衛生に悪いってのは科学的にも証明されているし。

無理をするのはやめよう。お嬢様は真摯だけど必死にはならない。エレベーターもグリーン車も使うしチャットgptも使う。タクシーは金銭的に難しいかもだけどね。散財はしないが今あるものを長く、大切に使おう。コンプレックスは徐々に解消して受け入れていけばいい。持ってないものは持ってるものを浮かび上がらせてくれる。

人のことをうらやまない。それ以上比べても仕方がない。欲が出ちゃうのはしょうがないけど、自分は自分で居場所があるし、何か所属を作るべき。

心の蟠りが少しでも減らせればいい。