自分のルーツの覚え書き②

※以下の文章は2022年に書いたものです。下書きに残っていました。今みると悩んで迷走しまくっていて、なんてダサくてかわいいやつだと自分を肯定できそうになりました。なので投稿します。


大分長い間、特にnoteに書くことがなかったので放置してました。そのつもりがなくても広く浅く色んなことに挑戦してしまう人生なので、別のことを色々やったりSNSで時間を浪費してました。
社会人になり、また人生の岐路に立たされているので2年前にやった人生の整理をここで再び行おうと思います。前回書いたときはメンタルぐっちゃぐちゃだったけれど、今その文章を振り返るとそれなりに効果があったと思うからです。

前回(大学3年生まで)のあゆみ

今手元に残っているのは、電子工作に対する苦手意識と、演出をしてみたいという気持ちだけである。

入学まで:振付的観点からと、音楽や季節的観点、劇場から道路までといった
     空間的観点を持ち合わせたクリエイターになりたい〜
1年後期:演じることがひたすらに楽しいと気づく
~2年夏:観劇回数は少ないが、「観る」ことよりも「やる」ほうが好き 
     役者ばっかやってきたけどやっぱり演出も好きかもしれない
     なら舞台「創る」方の勉強してみる?
~2年秋:・技術を使って世界観を作る「舞台」と人の距離感を変えたい
     ・「舞台」という概念の良さ(生の表現という価値)を失わないまま、
                    観客の体験を拡張したい
              ・舞台の世界観の共有に置いて、観客が能動的に参加できるような
                 システムをデザインしたい(創ること)

~今:とにかく演出がしてみたい 創る方の勉強で挫折したのでやり直した 
   い  でも演じることも好き、結果的に何をしたいのか確かめたい

「自分のルーツ覚え書き」より引用

さて、この引用に対してアンサーを書きながら残りの大学生活と少しの社会人生活を振り返ろうと思う。

Q:手元に残っていた電子工作への苦手意識と、演出をしてみたいという気持ちはどうなりましたか?

A:
電子工作への苦手意識
→無くなったというか、距離をおきました。「電子工作をやらなければならない環境」から脱却しました。

演出をしてみたいという気持ち
→いまだにあります。溢れてます。でも、2年前と違って「演出を経験した身」としての意見です。

Q:演じることは好きですか?

A:好きだったり、そうじゃなかったりします。気持ちとしては、ダンスに対して見せたいものと実力のギャップがあるために「大好き」と言いにくいのと同じです。つまりは、ただ楽しむだけではない領域まで「演じること」が染み込んでいるのです。私という人間の軸になりかけているのかもしれません。


ということで大学3年生秋頃から答え合わせしていく

大学三年秋
授業:前期でかなりとっていたこともあり減る。あまり記憶にない。
電子工作を中心に取り扱っていた研究室をやめた。
やりたかった空間演出ではなくて、研究室が関係ない事にシフトしていっていたし電子工作で作りたいものができるかと言われればそうではなかった。
ので研究室をAR・VRコンテンツを作れる場所に変えた。コンテンツの中身重視なのでより演出的な面にシフトできるし、扱っていたUnityもプログラミング経験的に扱いやすかった。
とはいえ急に研究テーマをARに変えて1からスタートしたから超必死

1日の中で暇な時間は全てARを作る時間に充てていた。

舞台出演:サークル外の舞台に役者として出演した。(正直かなり忘れてた)
自力で劇団を探し、なんの対策もせずオーディションを受けたら主役だった。
すごく規模の小さい劇団で、作品上映というかアットホームな雰囲気をメインに据えているので100%ためになったわけではないが、大学外の大人たちと作品を作るというのは新鮮だった。が、小劇場を土俵に生きていきたいわけじゃないんだなと思った。

就活:ぼちぼちインターンする。しかし激しく病み、9月は何もしなかった。
就活をする必要性があるのか、オーディションを受けるべきか、社会人と平行してまでやりたいものかわからなくなる。

〜大学4年春
授業:細かいことは書けないが、ARアプリを作る。一般人が誰でもどこでも主役になれる という考えと、映像テクノロジーを組み合わせたもので、個人的にはクオリティはともかくうまいこと中間を取ったと思う。

就活:就活することを決意。働くなら演出系、エンタメに関わっていないと絶対に嫌だったためエンタメ系のみ受ける。そして何故かダメもとで応募していた映像業界から内定が出る。

でもオーディションとか受けなくていいのか悩む。何を見せたいのか、演技歌ダンス好きだけど何をするのかわからなくなる。
→演技の養成所に入る。ダンス歌と並行して行う。

作ることに関して、チャンスが巡ってきたので演出助手を経験する。初経験だったこともあり、どこか他人事のまま本番を迎えてしまう。振付は継続

〜大学4年冬
授業:前期に頑張ったおかげで、アプリの微調整のみで卒業制作が終わりそうだったため、ペースを落として論文執筆を開始する。

サークル:コロナ前にやる予定だった作品の演出を再び行うチャンスが訪れる。
演出が楽しいかどうか確かめるのはここしかないと思い、生活の基準を演出としての活動にする。暇があれば脚本を読み、慣れない演技の勉強を続けた。やりたい表現を行うことの楽しさより、役者や裏方、そして何より見せる相手の満足度が低かったらどうしようという不安が常に襲ってきた。

でも楽しかった。
・演技を指導した経験が浅い
・舞台演出なんてしたことない
・朝は論文昼は教習所夜は稽古と準備という状態が続く
・満足させられるかわからない
・コロナで中止になるかもしれない
というマイナス要素を差し置いても楽しかった。し、実際に成功した。運が良いことに、脚本がそもそも面白かったので評価がついてきた。脚本家ありがとうすぎる。

そして、ここで思うのは
・技術を扱えたらもちろんいいが、演出やディレクターとして関わるというラインは外さなければ人生楽しいのではないか
・サークルだから楽しいだけで、仕事にしたら別なのではないか
・作るのと出演するの、結局どっちがやりたいの?

という悩みだった。

〜大学卒業
授業:前述の演出した舞台が終わってから論文提出期間までが短く、大晦日も正月も論文を書いていた。というか書いていたら年越ししていた。
発表もうまくいきフィニッシュ。オンラインだったがぶっちゃけアプリの不具合などでデモが安定しなかったので滅茶苦茶助かった。

最後の方はPCのフリーズとの戦いで泣きながら作っていたため、
AR制作は好きですか? という問いには はい!とは言いにくい。
プログラミングはできるようになったがあまりやりたくない。UE4を使っている後輩達が羨ましかった。(プログラミングなしで似たようなことができるので)
触るのはいいけど完成させるのは苦手。というか、多趣味なぶん
「1人で何かを完成させること」は苦手かもしれない。完成させたい物事は他人を巻き込んだほうがいいかもしれない。

サークル:結局作るのと出演することどちらが好きかわからなかったため、最後に役者として舞台に立ってみた。今見たら滅茶苦茶拙い芝居、というか実際に見返せないくらいには恥ずかしい。
でも与えられた役が今までで一番やりがいがあり、出会ってよかったと思える役だった。芝居を考えて実行し、悩み苦しみ、アドリブを考えて毎回の芝居でいかに飽きさせないか考えることが苦しくて楽しかった。

悪くいえば、自分の実力には納得していないのに役との出会いという部分では99点を出してしまったのである。いい思い出として残し、パフォーマンスに打ち込むことから手を引くという選択肢ができてしまったような気がした。

別に満足しても良い、というか誰に強制されてることでもないのだが、私は一定期間人前でパフォーマンスをしないと病むのである。めんどくさい人間だということを自分がよく知っているため、辞めたくないのである。

なので、演技養成所でオーディション1次を突破しなかったら才能ないのですっぱりやめて、完全に趣味としてパフォーマンスの機会を得ようとしていた。
結果的にオーディションは2次まで行ったため、今も演技の練習を続けている。






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