全ての金融機関がいずれDeFiの下請けになるとサイゼリヤで気づいた話(DeFiの外側の世界)
おはようございます。😊
突然ですが、サイゼリヤは好きですか? 僕は大好きです。最近うちの近くのサイゼリヤでクレジットカードが使えるようになりました。⇒PDF
最近? そう、この4月のことです。それまではサイゼリヤではクレジットカードが使えなかったんです。あの大手の全国チェーンがクレジットカード使えなかったの? うそー、と思いませんか?
今日はそんなクレジットカードをはじめ、キャッシュレス決済のことについて考えていたら、カード会社をはじめすべての金融機関がいずれDeFiの影響でたくさん廃業に追い込まれる、そして生き残るためにはDeFiの下請けにならざるを得ないと気づいたので、それをお話します。
クレカは手数料無料でポイントついてヒャッハー
クレジットカードはじめキャッシュレス決済は、お客さん側にはメリットしかないですよね。キャッシュレスのデメリットってありますか?
「クレジットカードだと後払いだから、ついつい使いすぎちゃうでしょ、だから現金しか使わないの」
うーん、自己紹介乙です、って感じですね。昔はよくこういう人いましたが、さすがに今の若い人にはいないでしょう。
クレカだとついつい使っちゃうような弱い意思の持ち主が、サイフにお金がはいっているのについつい使っちゃわない理由をこんこんと小一時間ばかり問い詰めたい気持ちでいっぱいです。
要するにサイフに現金があればあるだけバカスカ使っちゃって、お金がなくなったらしょうがなく我慢するしかないっていう超受動的なライフスタイルなんですよね。それってクレカのせいじゃなくてお前様が原因ですよね。
だいぶと話がそれました。
キャッシュレス支払いはお客さん側にはデメリットはありません。手数料も無料だし、ポイントも1%もらえる上に後払いです。
お店の不利益はお客さんにはねかえる
逆に考えるとお店側にはデメリットたくさんあります。
・初期費用や利用手数料がかかる
・入金までに時間がかかる
キャッシュレス決済は基本的に利用手数料はお店が支払います。業種にもよりますが、およそ3%~5%。
この手数料、お客さんの立場だったら支払いますか? 僕だったらがんばって現金払いにします。
それでもお店側がキャッシュレス決済を導入する理由って、そうしないとお客さんが来てくれない世界線になってきたからですよね。
・海外の観光客は、基本キャッシュレスでしか買い物をしません。
・高額な買い物で、たくさん現金を持ち歩くのは嫌です。
お客さんの立場で考えるとキャッシュレス決済のメリットが大きすぎて、そもそもキャッシュレスが使えないお店は選択肢から外されるのです。
それでも、長い間がんばって現金主義を貫いてきたサイゼリヤ。
サイゼリヤの1日の売り上げはどれくらいだと思いますか?
売上高約1270億円/年
店舗数約1,500店舗
一店舗あたり売上げ 8470万円/年 = 162万円/週
(2020年8月期のデータ: www.saizeriya.co.jp)
キャッシュレス導入によってその3%がカード会社への支払いをしないといけないとすると、1年あたり254万円、1週間あたり4.9万円になります。
このお金で店舗は何ができるでしょう、効率化のため食器洗浄機などの機器を導入して、週末にはスタッフを2人増やせるかもしれません。そうするとお客さんにとっても明らかなメリットがあります。
たった3%がこれだけの影響があること、そしてその影響は見えにくいですけど、お店だけではなく、僕たちの利益も確実に減らしていることを理解しなければいけません。
その真ん中でカード会社は確実に利益を得ています。
一方、DeFiの世界では
DeFiの世界では、手数料ははっきりと目に見える形になっています。どんなに鈍感な人でも、ガス代という目に見えるカタチになるとさすがにわかるでしょう。
例えばBSCでは下記の金額くらいが実行の相場です。
・ウォレット間の送金:0.00024BNB/回(10円)
・PancakeSwapへの流動性提供:0.0012BNB/回(48円)
・アルパカへの投資信託:0.006BNB/回(240円)
・両替手数料:資産の0.25%
これは、DeFiの外の世界の手数料よりずっと安い価格です。
例えばサイゼリヤで家族4人で4000円支払ったとして、クレジットカードなら4000円の3%=120円程度の手数料になりますが、BSCのウォレットで送金すると金額にかかわらず10円の手数料ですみます。
そして、クレカの収入は翌月に入ってきますが、ウォレット支払いなら即時入金です。お店側にはメリットしかなく、お客さんにもデメリットはありません。
いずれ10年後、20年後はそうなるかもね、という話ではありません。
暗号資産を使って支払いすることは、ウォレットアドレスを印刷した2次元バーコードがあれば、何の設備投資もなしに今すぐにでもできるのです。
ブロックチェーン技術を使った決済が普及しない理由がありません。
金融機関は、もたもたしている暇はなく急速にDeFiに向き合い、これまでとはがらりと方向性を変えて生き残りを図ることになります。
金融機関がどんな動きにでてくるか、僕はいろいろ予想して楽しんでいるんですけど、長くなったのでそれはまた次の機会にお話します。
それではまた、DeFi~(@^^)/~~~
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