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10月の日記

10月が終わった。
何なら、師走の足音が聞こえる今日この頃である。
月まとめズボラ日記もついに3回目。三日坊主の観点でいくと、次回12月分もきちんと書けたなら勝てるというわけだな。何に?てか日記に勝敗とかある???ないだろ、君は何を言っているんだ。

仕事の忙しさに押されてやや錯乱しつつあるが、まあそれはそれとして。日々の合間に書き溜めた少しずつを、今日もまとめていこうと思う。気長に、気ままにやっていこうね。今月も、そんなゆるさを楽しんで頂ければ幸いです。




・はじめに 秋っていつ来るん?


どこが秋なんですかオブザイヤーが決まったと思う。
優勝は2023年10月くんです。

朝晩の寒暖差こそ感ぜられるようになったが、昼の暑さは未だ尾を引いているな、という感じ。日中気温は驚異の25度越え。年々秋が短くなってきているらしいとはいえ、如何せんちょっとどうなのという温度である。

お陰で今年の衣替えは遅れに遅れた。これを書いている今でこそ(11月半ば)そろそろセーター買おっか~等をしているが、10月は本当に暑かった。朝晩の冷え込みでさえ、夏物に簡単な羽織をはおることでどうにか凌げば宜しいだろうという有様だった。コートですか?出してません。ダウンに至ってはクリーニングにすら持って行ってません。まだです。嗚呼けれど、不精と笑うことなかれ。これが案外、何とかなってしまっているのだ。夏の終わりを惜しんだ先月ではあったが、今日でさえその名残が伺えるというのは少し違うんじゃないかな。

近いようで遠い冬のことを想いながら、私は日記を書こうと思う。以下はその記録である。
よろしくね、私より。



・10/6(金) ごはん会 in 瓦そば


職場の人たちとのご飯会が、定番になりつつある。大体予定がなければ週1のペースといった感じ。行きたい所や目ぼしい所を無意識に探してしまう日々なので、行った行かないに関わらずどんどん近場のごはん屋さんに詳しくなっていく次第である。ちなみにこの日は、先輩のおすすめで人生初の瓦そばを頂いてきた。

瓦そばとは何ぞや? と思い事前に調べた限りだと、「山口名物で、アツアツの瓦の上に風味豊かな茶そばを乗せたもの」らしきことは分かったが、実際目の当たりにしてみると随分なビジュアルに驚かされた。瓦だ。まごうことなき瓦の上に、端がちょっぴりこんがりと焼けたそばが乗っている。普通の、所謂ざるそばとは違った色味をしているこの麵が、茶そばなるものなのだろうか。私は、トッピングとして乗せられていた牛のしぐれ煮や錦糸卵がほろほろと落ちてしまわないように細心の注意を払いながら、つけ汁にくぐらせた。味が濃い、というか甘い。割り下を思わせるような丸い甘さのある汁だった。輪切りのレモンが添えられているのはこのせいか、と納得する。だが決してくどい甘さではないので、無心で食べ進めることが出来た。他2人も同じだったらしく、満足そうなため息が聞こえる。お昼からもお仕事頑張りましょうね。



・10/8(日) ネイルに行った


毎月恒例のネイルサロンである。今回は用事に合わせたスケジューリングであった為、中5週間という放置具合になってしまったのだが、中々どうして美しいままでいてくれた辺りに担当さんの腕を見た気がする。根本は伸びていたが、浮くことはなかった。艶々で美しい姿のまま。

ちなみに今回のオーダーは「来週東京に行くので、大人綺麗系に仕上げてほしい。個人的にシアーなブラックのブームが来てるのでそれも使いつつ、もやもやニュアンスネイルにしてほしい」だった。

まともだと思いましたか? 残念、正解は「来週(イベントに参加するために)東京に行くので、大人綺麗系に仕上げてほしい。個人的にシアーなブラックのブームが来てるのでそれも使いつつ(イベントで有耶無耶をテーマにしたアンソロジーを頒布するので、それの概念的な感じで)もやもやのニュアンスネイルにしてください」でした。う~ん省略箇所がすごい! それでも完璧にイメージ通りのものを仕上げて下さるのだから、プロって素敵だしお姉さんって素晴らしい。今後とも宜しくお願い致します。感謝。



・10/14~15(土日) 東京遠征


ネイルも完璧に整えた今日、私は東京の地に降り立った。イベントである、サークル参加である、いかれたオタクの祭典である。否、その前にたらふく美味しいものを食べて死ぬほど素敵なショッピングとしゃれこみてえ。何故なら仕事が繁忙期に入り多忙なのと、アンソロジーの主催業がダダ被りして疲労困憊だったから。死ぬほど自分を甘やかしたい!明日は気合入れてイベントに挑むから、とりあえず今日はゆっくりしたい!

というわけで、無理のない範囲で楽しんできました1日目。いつも良くしてくださるお姉さんが、今回も同行してくれる(何なら近くにお住まいなのに一緒にホテルに泊まってくれる)ということなので、たっぷり遊んでもらった形です。

朝一の羽田空港から、まず向かったのはブーランジェリー。近くの遊歩道脇にあったベンチに腰掛け、バゲットサンド(生ハムとクリームチーズが挟まれたシンプルな一品だったが、たっぷりと塗られたバターに背徳を感じた。最高に美味だったのでまた機会があれば是非食べたい)を朝食に。

次いでオーボンヴュータン。プチフールは何度か頂いたことがあったのだが、実際に店で、それもサロンを利用してというのはお初だった。ので、それはもう、食べれるだけ食べた。どうか品がないとは言わないでほしい。憧れだったのだ。それになんとか、ぎりぎりみっともなくない程度には抑えられたと思うから。けれどそう、朝食を食べてから間もなかったのに、シャルキュトリだけでなくアイスケーキまで頂いてしまったは欲望に負けた結果だと思う。お姉さんのおすすめはどれも絶品で、最高だった。お肉の中に感じる、脂のつやとした甘い所が、噛むたびに旨味を感じさせた。素敵なものというのは、本当にそれだけで価値がある。食べてなくなってしまうとしてもだ。

それからはいくらか買い物へ。丁度、伊勢丹のサロンドパルファンがその時期だったので向かうことにした。一番目当てにしていた台湾茶の香水で有名なP.Sevenは人の多さに挫折したが、以前から気になっていたキレーサのsoirée cirqueをスムーズに試すことが出来たので満足。お迎えには至らなかったが、次回は必ず頂きたいなと思った。

ちなみに購入したのは3点で、内2つがLIBERTA・エスプレッソである。「完全なる杏仁豆腐」と「日本酒、でもきりっとしていて甘すぎずどちらかというとクラフトジンみたいな」とかいう意味の分からないオーダーを忠実に再現するためにお力添えをくださったスタッフの方に感謝。呑兵衛か食いしん坊かで迷うところだが、お茶目ということで許してほしい。

それから3つ目はSINN PURETEのノンアルコールフレグランス「情熱的な目覚め」である。目覚めとあるが私は入浴中や、睡眠前などに使用したいなと感じた。動き続けて疲弊した心身をそっと落ち着けてくれるような気がする。これは本当にお気に入りなので、いつかお気に入り紹介みたいな形で詳しくお話しできたらなと思っている。

その後は予約してくださっていた、彼のしろたえ・チーズケーキをテイクアウトし、一旦ホテルに戻って荷物を下ろし、移転前のシックスバイに行き夕飯を頂いてきました。もうずっと食べてる!何ならその後、ホテル併設の温泉から出てすぐ、前述のチーズケーキも平らげました。本当にもうずっと食べてる。きっと体重は増えてるし、おなかなんてぽよぽよになっていることだろう。けれども、なんとも至福なひと時だった。この日のために頑張ってきたんだなと思えるような1日。全くもって最高ですね!

2日目はイベント参加後、ごはん、カフェ、etc。イベントについてのあれやこれやは後日、初アンソロ主催記念として備忘録を書きたいなと検討中。ただもう結構年末までのデスマーチ(ふぁっきん労働行進曲)が組まれているので、遅くなるかも。気長に待ってて頂けると幸いですとか、そんな感じ。



・10/20(金) ごはん会 in おうちカフェ


ごはん会。この日は会社から10分ほどの所にあるおうちカフェにお邪魔した。のだが、他にお客さんがいなかったこともあってか、結構提供がのんびりだったので「揚げたてから揚げランチプレート完食タイムアタック」が開催される運びとなった。結果から言うと私はドべでした。冷や汗をかきながら帰社して、何とか2分前に滑り込んだという感じ。ただとても美味しかったので、次は休日に行くなどしたいなと思いました。また次回。



・10/26(木) ごはん会 in ぬーどる


今月3回目のごはん会は、会社からちょっと離れた所にあるホルモンカレーヌードルがおすすめのお店だった。私が食べたのから揚げ定食ですけど。いや、そりゃあ食べたかったですよ、ホルモンカレーヌードル。でもどう見ても熱そうだったから……。少しばかり猫舌の気がある私にとって、熱々のカレーヌードルはハードルが高すぎた。ましてや会社からちょっと離れたお店である、移動時間を考えるとあまりゆとりはない。という訳で泣きのから揚げ定食。唯、これがとても美味しかった。し、提供がすごく早かった。カレーヌードルを頼んでいても間に合ったのでは?というくらい素早かった。次回は是非頂きたいな。あと、上司が注文していたハンバーグ定食もとても魅力的だったので、是非いつかそれも。ご馳走様でした。



・10/29(日) ネイルに行った②

今月はスケジュール調整の関係で、ネイルを2回お願いしていた。ので今日がその2回目である。ちなみに今回は特段これといった予定がなかったので、メニューについては完全なるお任せとなった。縛りなし、最低限のオーダーもなし、長さも形も全てお任せの担当さん全振りネイルというわけだな。

一応、全振りとかって面倒じゃないですか?という旨のお伺いは立てた。一から考えるなんて面倒くさい、オーダーくらい考えて来いよ、とか思われたりしないかしらと不安になったからだ。勿論お姉さんがそんなこと言う筈ないのは承知の上で。唯単に私がネガを拗らせただけです、ごめんね。それからそう、多分おべっかなしに「お姉さんのセンスが好きなので、お任せしたい。きっと素敵に仕上げてくれると思うので」とか何とか言ったと思う。これってお伺いか?いやまあ本心であるから良しとされたい。すると前回のネイルをオフしてくれていたお姉さんの手が止まった。ちょっとばかし考えた後、数回スマホをタップして、頷く。どうやら何かを見つけたらしい。丁度してみたいデザインがあったのだと言ったお姉さんはそれ以上何も言わなかった。ありがたい。お任せしているのにあれやこれやと確認されてしまうとちょっとがっかりする質なので、そのくらいの対応が嬉しかった。サプライズ万歳。感謝である。

ネイルは小さな芸術であるので、そんな素敵なものが自身の小さな爪の上に花開いていく過程というのは堪らなく幸福であると言える。頼んだものが予想通りに仕上がっていく様も勿論素晴らしいが、何が出来上がるのかしらとする心根こそが今回の私の楽しみだった。自分ではまず頼まないようなかわいいピンクをベースに、濃ゆいめのピンクがマーブルを描く。その内、何本かの指には赤い星を。手書きの星は、わざと歪んで描くのがかわいいのだとの言葉に、私は強く頷いた。筆をおいたお姉さんが、ちょっと笑ってこちらを見る。手にしていたのは、兎に角きらきら輝くやべえ粉だった。歪なお星さまが、きらきらのもふもふになった。小さいながらも煌めくのは無色のストーン。そしてそれらを全て包み込む仕上げのフォルムの美しさ。今日も結構なお手前で。ありがとうございました。


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