日山 尚

音楽の近くで創作をしています。 作詞家寄りのライターです。 ファンタジーが好き。 LA…

日山 尚

音楽の近くで創作をしています。 作詞家寄りのライターです。 ファンタジーが好き。 LAG-QUARA,canoue,CRAFTSCAPE

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    小説やシナリオなどのまとめ。

最近の記事

「永遠を灯すランジェ」SS

アルバム「永遠を灯すランジェ」に関連する書き下ろしSSです。。 永遠を灯すランジェ 「夜を灯すランジェ」  ボクは、いわゆる『ロボティア』——古い言葉でいうなら『ロボット』だ。  初期設定によると、性別は男。名前はランジェルド・アルジオール。  これは通称で、本当は『人工精神回路内蔵個体識別登録番号』という長ったらしい正式名称がある。自分では認識できないけれど、髪に隠れた首の後ろに書いてあるはずだ。  でも、面白みのない数字とアルファベットの羅列なので、ボクはあまり好

    • 「幸せの花片」

      共同企画制作した、霜月はるかオリジナルファンタジーボーカルアルバム「ティンダーリアの種」公式ガイドブックに掲載された番外編を加筆修正したものです。本編では花祭りの夜、主人公ソルトの上司であるクレソンとティトリーのお話。こちらのエピソードを混ぜ込んだ漫画+外伝ドラマCDもありますのでよろしければ一緒にお楽しみください。 ↓外伝漫画+ドラマCDはここで販売中です。  花祭りの会場である広場に集まった街人たちには、既に酒や木の実が振る舞われていた。  老若男女を問わず、同じ場所

      • 「零れる砂のアリア」

        レーベルさんの許可をいただいたので、霜月さんとつくった霜月はるかオリジナルボーカルCD「零れる砂のアリア」のブックレットに掲載されているストーリー全文を公開します。 「零れる砂のアリア」は、「グリオットの眠り姫」のスピンオフ作品として、作曲家5人(なるけみちこ・MANYO・岩垂徳行・弘田佳孝・霜月はるか)が共作し、一つの物語を組曲形式で纏め上げるアプローチを試みたアルバムで、作詞は私が担当しています。楽曲あってのストーリーなので、是非一緒に聞いてみてください。 なお、楽曲

        • そろそろ2021年の手帳を考える

          手帳が好きです。 まだ一年の半分が終わったところですが、もう頭は次の手帳のことでいっぱい! 手帳は10月始まり・1月始まり・4月始まりが多いので、手活(手帳活動)をするならこの4ヶ月前くらいからが勝負。人気のあるものから売れてなくなってしまいますので、じっくり悩みたいなら早く動くことが肝要なのです。 ちなみに、私は1月始まりのものを使っています。9月初旬から書店に並び始め、早ければ8月から予約受付をしていることも。今、来年の手帳のことを考えるのは決して早すぎないという

        「永遠を灯すランジェ」SS

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          日山 尚

        記事

          作業環境の話

          2020年7月現在の自分の作業環境をメモってみました。 他人の執筆環境って気になりませんか? 私だけ? iMac27インチ+Magic keyboard(又はHHKB)メインマシンです。画面が広くて綺麗なので何時間集中していても驚くほどに目が疲れません。私の場合は目薬を差す回数が明らかに減りました。これだけでも使う価値があると思うのですが、特筆すべきは眺めているだけでテンションが上がるフォントの綺麗さです。普通に文字を打っているだけでリアルタイムで紙に印刷されていくかのよう

          作業環境の話

          「譲り葉塚」

          「蝶ノ在リ処」という自主制作アルバムに収録の「譲り葉塚」という歌曲の歌詞とイメージを広げるストーリーテキストです。youtubeやサブスクサービスにてフルバージョンを公開していますので、ぜひ楽曲と一緒にお楽しみください。 「譲り葉塚」 歌:霜月はるか 作・編曲:MANYO ひとり佇む 誰そ彼 小指絡ませぬ ゆびきり 明日も来るから ここに居りなさい 心ぼそき閨の中でも 灯りとなる その言葉 髪撫づる 痩せた手と手を 繋ぎ歩む 双りの砂利道 今も あの日は褪せずに 格子

          「譲り葉塚」