【詩】死にたがりの死にたがりの生きたがり

死にたがりの死にたがりの生きたがり
メシ食いながらメンヘラ投稿
「明日から仕事、行きたくない」
生きているのに懲役刑
身体が動かなくなるまで実質死刑
社会に死ね死ね光線ビーーーム
ごはん食べたらなんか治った行こう

何も狂うことなく順風満帆に生きてる
そんな奴は運が良かったのさ
努力でどうにかなるわけじゃないけど
社会に出たら自己責任
だと授業料ペイする代わりに口出してくるティーチャーズ
卒業して地獄なら
天国であれよ学校は
書店で売れ行き絶好調の
本のジャンルが自己啓発書
ほらみろ教育の敗北だよと
行き詰まる人間の原因を教育制度に転嫁しようにも
僕はいっぱしの社会人
そんなことに気づけなかったなんて「自己責任」だね哀れだね
しゃーなし社会を離脱して「自分探し」
で里帰りからの実家暮らし

大人になることは自分を守ること
好きな小説読んで好きな音楽聴いて好きな番組観て
それでも死にたくなったら有給使って休んでみて
元気いっぱい生きる希望で胸いっぱい
じゃあ宜しくと任された仕事わぁいっぱい
帰宅して心配してきた彼女のおっぱいいっぱい揉みたい
あれ?どこからが妄想だったっけ?
まあいいやとお米でも炊いてサーモン焼いて腹ごしらえ
死にたがりだけど死にたがりだけど生きたがり
メシ食いながらメンヘラ投稿
「明日も仕事、行きたくない」

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