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【エッセイ】ひやまの名前の由来とB'zの話


 こんにちは!ひやま すなおです。ただ今アドカレをフレンドさんの力を借りつつほぼひとりで疾走中。
 本日は2023年12月16日(土)掲載の記事になります。
 clusterや漫画や?B'zや?あれやこれやについてなんか公開してます。25日まで毎日更新するので、よかったら覗いてみてね♪


 ひやまさんて何してるひと? はい、ひやまは絵を描いたりしてる人です。詳しくはこちらの記事をどうぞ!


 ありがたいことに、フレンドさんの力を借りつつ残り半分まで乗り越えたアドカレ記事。そういえばひやま、冒頭で毎度こんなこと言ってました。

忘れてた



 ところで「ひやま すなお」という名前はそもそも漫画執筆時のペンネームです。B'zは言わずもがなビックアーティストのあのB'zのことですが、実は私のペンネームの由来になっています。

 ということで今日は、ひやまが小学生の頃から追いかけているB'zのお話です。

 今回の記事用にSpotifyで作った楽曲プレイリストも貼っておくので、よかったらご視聴しつつお楽しみください。今日の記事はちょっと長くなります。どうぞコーヒーでも淹れてきてくださいませ。



きっかけは母がレンタルした「HOME」


 ひやまの小学校のときの将来の夢は「大女優」でした。
 それは遡ること26年前。1997年放送の安達祐実さんのドラマ「ガラスの仮面」に感銘を受けたからです。あれを見て、将来は俳優になる!!!と豪語していた小学生時代。そのドラマ「ガラスの仮面」の主題歌はB'z「Calling」でした。


 さてその当時、「CDを買う」というのはちょっと大人なステータスを持ち合わせていたように感じます。お子ちゃまひやまはそんな憧れを抱きつつ、CDショップをうろうろしていました。

 ひやまの母はそういうのをどうも「させたがる」タイプで、私みたいな子供がCDを買うなんてそんなと躊躇しているのを見て「買っちゃえ♪買っちゃえ♪」とそそのかし、ええい!とひやまが初めて自分のお小遣いで買ったのがJUDY AND MARYのシングル「そばかす」でした。


 「Calling」じゃないんかい!と聞こえてきそうですが、まだあどけない少女が嬉しそうに「Calling」のCD買うのはなかなかちょっと渋いです。
 せっかく買うならカエルちゃんやウサギちゃんが歌詞に出てくる可愛い曲がよかったんでしょう。


 とある年の連休前。この頃は家族旅行に行く前になると、「旅行テープ」と題し、母がウキウキしながらカセットテープにレンタルしてきたCDを録音していました。
 
 母はレンタルショップに私を連れて、「どれがいい?」と聞いてくれるのですが、当時小学生のひやまはとにかく可愛いくて優しいものが好き。「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」という番組が好きで「ポケットビスケッツ」が好きでした。
 それで母はポケットビスケッツの「POWER」をレンタルしてくれました。
 

 カセットテープ、知っていますか。あれは録音できる時間が60分とか90分とか決まっているので、母はテープがいっぱいになるように曲の長さを計算しながらCDを選んでいました。ちなみにテープがいっぱいになっても、ストレージいっぱいで動作が重くなるような事象は起こりません。アナログですね。


 母の目当てのCDはすでにカゴに入っていて、「あと1曲入るなー、何がいいかなー」と、新譜コーナーを何度も往復していました。
 その時「これでいいや」と母が手に取ったのは、その時新譜レンタルに一緒に並んでいたB'zの「HOME」でした。

 これがひやまがB'zを追いかけるきっかけになりました。


 ひやまは子供の頃から、歌を歌うのが大好きです。上手いか下手かはおいといて。いいんです楽しけりゃね。

 その時の母が作った「旅行テープ」に、ほかに何の楽曲が入っていたかは覚えていません。ひやまは「POWER」がかかるたび喜んでいましたが、その後に続くB'zの「HOME」にだんだんと心奪われていきました。
 
 なぜなら歌いやすかったからです。


 歌の練習には歌詞が欠かせません。しかし当時は歌詞を調べるのも一苦労でした。
 
 ひやまは父のポータブルカセットデッキを借りパクして、歌詞を聞き取り、書き出していきました。

 再生しては巻き戻しを繰り返し、コツコツ6穴手帳用のメモ用紙に書いていきます。

 それをプリクラをペタペタ貼っていたスケジュールなど何も書いてないビニール表紙のスケジュール帳(当時の女の子はこーゆーのを持ちたがりました)にパチンと挟んで、お出かけ中の車内、遊びに行った祖母宅や寝る前の布団の中に持ち込んでは、歌詞を広げてよく歌っていました。

 母に「『HOME』のどこがそんなに気に入ったの?」と聞かれ、「歌詞?」と言った記憶がありますが、愛されるばかりが能じゃないなんてそんな達観した小学生女児だったかどうかは定かではありません。

 ただ稲葉さんが歌詞に選ぶ言葉は優しい単語なので、小学生でも歌いやすいと感じたのかと思います。大人になった今でも、やっぱり素敵な言葉選びをされてると感じます。たまにハードにエロいですが。

 

コツコツ買い貯めたアルバムとかDVDとか
(ひやま所有品)



あの伝説の金のCD


 ベスト盤CDというのは、シングル発表された楽曲を集めた特別なCDアルバムです。アルバムっていうのは曲がいっぱい入ったCDのことです。
 
 B'zのベスト盤CDも、青いのとか赤いのとか白いのとか黒いのとか色々結構出てますが、やはり有名なのは金銀のアレ、でしょうか。ポケモンの話じゃないです。
 ちなみに私はクリスマスにサンタさんからルギアの方もらいました。

 B'z The Best「Pleasure」。やはり母に「買わないの?買わないの?」とそそのかされました。小学生ひやまにとって、1枚3千円するCDアルバムを自分のお金で買うというのは、大変なことです。だいたい当時のひやまは基本ファンシーなものしか買いません。可愛い絵のシールとかメモ帳とかの方が欲しい。

 考えて考え抜いた挙句、ええい!とお年玉で買いました。ひやまが大人の階段を登った瞬間でした。 


 大きなお金を使ったひやまは、家に帰ると恐る恐るCDをCDデッキに入れました。この時のひやま、「Pleasure」にどんな楽曲が入っているのか知りません。大好きな「HOME」が入ってないことだけは知っていました。


 B'z The Best「Pleasure」の一曲目をご存知でしょうか。プレイリスト3曲目をご覧ください。
 小学生のひやま、ここで初めて「LOVE PHANTOM」と出会います。


 ♪テレレーテレレーテレレレーテーレーレー・・・。
 


 それまでB'zと言ったら「HOME」のひやまですから、この衝撃ったらありません。1曲目からぶちかましてくるB'zの本領を目の当たりにし、CDデッキの前に座り込んだまま、動けなくなってしまいました。
 
 カ・・・カッコ良すぎる・・・。CDデッキの小窓から見える高速で回るCDに釘付けになって、ひやまはとんでもないものを手に入れてしまったと思いました。


 この頃から家族共有のCDデッキはひやまの自室に置かれました。
 スマホもパソコンもない時代。CDを聴けるのはCDデッキだけです。

 ひやまの「Pleasure」の歌詞カードは、ひやまが何度も何度も開けたせいでメッキもはげ、CDも傷だらけで音飛びします。



 ちなみに当時続けて発表された銀色の B'z The Best「Treasure」は、母が買ってくれました。「Pleasure」にはジグソーパズル、「Treasure」にはトランプがついてたよね。


赤とか青とか白とか黒とか(全てベスト盤)



B'zライブに参戦!千葉マリンスタジアムへ


 2000年8月。ひやま初のライブは B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 ツアー「juice」の千葉マリンスタジアム公演でした。
 
 ミーハーな母は、私がアーティストに興味を持ったことが嬉しかったらしく、「ライブ行こう♪行こう♪」とノリノリで連れて行ってくれました。

 初めてのライブは、ステージから席が1番遠いスタジアム席、後ろから2列目。
 今でもはっきり覚えてます。笑っちゃうほどステージ遠かった。
 けれどそんなことは、すぐにどうでも良くなりました。


 ライブ=芸能人が生出演くらいの気持ちで参戦したひやまは、今まで聴いたことない爆音、そして歓声におののきました。

 何をしたらいいのかわからず、キョロキョロと周りの大人を見ながら、あ、歌っていいんだ、あ、手をあげるんだ、あ、ウエーブするんだ、運動会みたい!と少しずつライブの楽しみ方を覚えていきました。

 ひやま中1の夏でした。めちゃくちゃ楽しかった。

 

 ちなみに現在のひやまがライブに行けば「稲葉さーーーーーーーん!!!」と叫びます。どんなに遠くたって3回は叫びます。
 松本さんに「TAK愛してるーーー!!!」も言ったことあります。
 これは2010年 B’z LIVE-GYM 2010 東京ドーム「Ain’t No Magic」の前から二列目の時。


 絶対目があった。サングラスしてたけど。

2010年 東京ドーム B’z LIVE-GYM 「Ain’t No Magic」
撮影:ひやま



中学、高校、そして大人になった今


 卒業する前、中学の恩師が言いました。

 「音楽をたくさん聴きなさい、曲と一緒に思い出せる青春があるから」

 あ、すみません意訳です。こんな感じのことを仰ってました。
 B'zとドリカムとるろ剣が好きな先生でした。
 
 他のアーティストを聴いてこなかったわけではありません。

 だけど先生、ひやまはB'zを神とし兄とし聴いてきたので、思い出すのはB'zと共に歩いた通学路ばかりです。
 ポータブルMDプレイヤーやiPod nanoに入れていたアルバム名で青春を思い出します。


 そうして大人になったひやまは、ある日決心します。




 B’zってタトゥー入れようかな。



 ・・・・。



 しかしピアスも空いていないチキンひやまにそんな勇気はありません。
 ふとセルフ刺青してしまった左中指を見ます。


 これはアナログ漫画原稿執筆中、点描していた時思い余って丸ペンでぶっ刺した跡です。
 皮膚の中で悲しそうに青く滲んだまま今もそこにあります。まじショック。


 タトゥーは怖いからやめとこう。
 体に入れる代わりに、魂に刻めるもの。
 
 それは名前だと思いました。そこにB'zをどうにかして刻めないだろうか?ひやまの試行錯誤が始まります。



 B'z。B。Bって漢字なら、「日」に似てるな。

 ’z。’zって、くっつけて、横にしたら、Wだな。Wって、漢字にしたら、「山」だな。


 はい、日山です。ひやま完成です。

ひやま思考



 ちなみに「すなお」ですが、こちらはそのまま「素直」です。
 当時は自分の創作に思い悩んでいた時期。自分が「素直」に楽しいと思えるものを作ろうと立てた誓いのような戒めのようなものです。

 ということで歌詞に「素直」が入ってる楽曲もプレイリストに入れました。
 うん、がんばろ。


B'zぼっちファンだけど


 小学校の修学旅行か何かのバス内で「○○といえばクラスの誰でしょう?」というクイズ大会をやっていて、「B'zといえば!」という問題が出た時「ひやまさん!」と答えられ当の本人は「え、私だったの」と驚いたものですが、それくらい同世代にB'z好きという友人が少なく、学生時代一緒にライブに行ってくれた母には大変感謝してます。
 
 松本さんと同い年の母はあれから、オレンジレンジ、嵐を経て現在SnowManに夢中です。

 ちなみにライブには、2020年  INABA/SALASの「the First of the Last Big Tours 2020」Zepp Tokyo公演に当選していたのですが・・・。コロナで完全中止になって以降なかなか参戦に踏み切れていません。

 ひやまが最後に行ったのは2019年 さいたまスーパーアリーナ B’z LIVE-GYM 2019 「Whole Lotta NEW LOVE」です。

 



 埼玉といえば今年は稲葉さんの作品展「シアン」というイベントがありました。
 「志庵(シアン)」とは稲葉さんの個人スタジオ名です。

 ※現在は展示を終了しています。

稲葉浩志ソロ企画展「志庵」
撮影可能ブースより

 

「シアン」マイクスタンド
 2023年5月


 ちなみに今日のTOP画像は、2018年有楽町にて開催されたB'z30周年企画展「SCENES」に行った時に撮影したものです。

 まだ息子をライブには連れて行ったことはありませんが、いつか一緒に楽しめる日が来るかな?
 
 

2018年 B'z30周年企画展
有楽町にて息子の鯱吉と


 余談ですが「鯱吉」は息子の仮名です。clusterで販売中のアイテム「ほしたま10号」や「超魂 ミーティングルームβ」にいる「ベータ版ほしたま」のボイスを担当してくれています。説明欄に名前が載っています。



 ちなみにこの「超魂」ことチーム「ウルトラソウル」の名前は以前記事でご紹介した通り、R.Rリーダーがつけてくれました!うーんかっこいい♪



 いかがでしたでしょうか?だいぶ想いを詰め込んだ記事内容となってしまいました。5,000字いっちゃった。やば。



 好きなものがあるっていいよね。出会えた奇跡に感謝!

 


 最後までご覧いただきありがとうございました!


 ではまた!




 

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