一年前の今日
大丈夫だと信じていた気持ちが30%
嫌な予感がしていたのが70%
病は気からというからこの時、ちゃんと大丈夫だと100%信じていたら何か変わっていたのだろうか。いや、きっと変わってない。自分の勘の良さは自分は一番よくわかってるんだから、占い師やってんだ。
周りに大丈夫だと、心配ないと、痩せすぎてるだけだからそれくらい普通だと言われてきても、何かがおかしいと思ったあの日から、自分の勘とタロットには自信を持ってる。あの時、周りに流されていたら体の中で4キロの腫瘍が爆発し癌細胞が色んなところに転移していたらと思うとゾッとする。
手術は2022年4月に行い、検査結果はまさかの誕生日に来るとのことだった。
これは吉報だから誕生日なのか!?それはそれでドラマチックな展開でファンの皆んなにはこんなことがあったさって事後報告で笑い話にしようなんて思っていたのに、それは誰の想像も越えてきて笑い話どころか、半年後どうなってるかわからないと言われる内容を聞くことになるなんて一年前はそこまで想像していなかった。
あれから一年。あっという間に誕生日がやってきた。
もう年が取れないのかと思っちゃったよ。
世界で一桁の症例数、そして再発後生存者のいない病気。
宝くじを当てるよりも難しいものを引いたんじゃないかと思うけど、今こうして自分の言葉を発することができて、仕事も出来て楽しく生きられてる。もうそれだけで十分幸せな運を使ってる。
この病気で最高記録作るんだって意気込んでるけど、実際毎月ある病院は生きた心地がしない。がんになった人はみんなそんな思いなんだろうな。
色んな痛みを知って、沢山泣き喚いて、落ち込んで、その経験が誰かの後押しになっているなら、私は生きてる意味があるのかもしれない。
実際、去年の明日は検査結果が出せないと言われて、中間報告だけ聞くことになって、その後色んな大学病院や海外まで検査に回り病名が確定したのは5月31日だった。
だから、死の覚悟をするのはまだまだ先のお話。
がんなんて今は2人に1人がなる病気だもんね!大丈夫!私なら!ってこの時はまだ泣きながら笑って家族に報告した自分、よく頑張って笑えてたなって思う。
我慢や堪えることが決して「強い」わけじゃない。
でも私の強さはきっと誰にも負けないこの31年間の痛みや挫折から成り立ってる気がする。みんなの人生も誰にも真似できなくて、自分にしか経験出来ないことで、自分だから感じる感情なんだよ。
だから自分って唯一無二な存在。
全員、特別な存在。
要らない人間なんていないけど、
自分なんて要らないと思う「心」は
捨てた方がいい人はたくさんいるかもしれないね。
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