【薬剤師監修】白髪染めすると薄毛になる?抜け毛を抑えるおすすめの方法3選
「白髪染めしすぎたら薄毛になるんじゃないか」
このように不安を抱く男性は少なくありませんよね。
たしかに白髪染めはしすぎると髪にダメージを与えてしまうことから、抜け毛の原因になる可能性はあります。
ただし、いわゆる「AGA」による薄毛とは関係がないので安心してください。
この記事では、白髪染めの薄毛の関係や正しい対処法、白髪の抑え方などを紹介します。
白髪染めすると薄毛になる?
はじめに、白髪染めと薄毛の関係性について解説します。
ここで解説するのは以下の2点です。
白髪染めと薄毛(AGA)は関係ない
ただ、一時的な抜け毛増加の可能性はある
それぞれ詳しく説明します。
こちらの記事でも「ヘアカラーと薄毛」の関係性についてまとめています。
【毛髪診断士監修】ヘアカラーするとはげる?AGAの関係性やおすすめの対策を紹介
【結論】白髪染めと薄毛(AGA)は関係なし
結論から言えば、白髪染めと薄毛(AGA)は関係ありません。
後述しますが、薄毛(AGA)の原因は男性ホルモンにあるからです。
つまり、AGAでなければ白髪染めしても薄毛にはなりませんし、反対にAGAの場合は、白髪染めしなくても薄毛が進行してしまうわけです。
ただ、一時的な抜け毛増加の可能性はある
一方で、白髪染めすることで一時的に抜け毛が増加する可能性があります。
やり方によっては髪に大きなダメージを与えてしまうからです。
たとえば白髪染めの多くには「ジアミン化合物」が配合されていますが、これは頭皮のかぶれや赤み、アレルギー反応などを引き起こすことが報告されています。
また、そもそも頭皮は「弱酸性」であるため、アルカリ剤や酸化剤の白髪染めは強い刺激となり恐れもあります。
こういったダメージが蓄積された結果として髪が育ちにくく・抜けやすくなり、薄毛が増加する原因になってしまうのです。
白髪染めは関係なし!薄毛(AGA)の原因とは
上で解説したとおり、一時的な抜け毛増加につながる危険性はあるものの、白髪染めは薄毛(AGA)と関係ありません。
薄毛(AGA)の原因は大きく分けて2つあります。
男性ホルモン
遺伝
ここではそれぞれを説明します。
男性ホルモン
もっとも大きな原因が「男性ホルモン」です。
具体的に言うと、5αリダクターゼと呼ばれる酵素が、男性ホルモンのテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させることでAGAが発症します。
DHTは脱毛タンパクや脱毛因子を放出して、毛母細胞にダメージを与えるのです。
白髪染めしても、5αリダクターゼが増えるわけではありませんしDHTが脱毛タンパク・脱毛因子を放出しやすくなるわけでもありません。
したがって、「白髪染めとAGAによる薄毛は関係ない」と言えるのです。
遺伝
AGAは遺伝の可能性も示唆されています。
具体的に言うと、母方の祖父が薄毛(AGA)であれば自分も「薄毛(AGA)の可能性がある」と考えてください。
薄毛(AGA)になりやすい遺伝子はX染色体上にしかありません。
ただ、「単に老化が原因で薄毛になっているだけ」の可能性もあります。
詳しく知りたい方は、遺伝子検査をしてもらうのがおすすめです。
白髪染めで抜け毛を抑えるには
白髪染めはAGAを発症するものではありませんが、抜け毛の原因にはなります。
抜け毛を抑えるおすすめの方法は以下の3つです。
美容室で白髪染めしてもらう
カラートリートメントする
カラースプレーを使う
それぞれ説明します。
美容室で白髪染めしてもらう
できる限り美容室で白髪染めしてもらいましょう。
市販の白髪染めは刺激が強いうえに、自分でやると液剤が頭皮に付着しやすいからです。
美容師に相談すれば刺激が弱い白髪染めを提案してくれますし、なるべく頭皮に付かないよう施術してくれます。
カラートリートメントする
時間がかかってもいい場合、カラートリートメントがおすすめです。
カラートリートメントは白髪染めよりも刺激が弱いからです。
一般的なトリートメントと同じように毎日髪に付けて数分置くだけで、徐々に白髪が染まっていきます。
「髪や頭皮にやさしい」というメリットはありますが、定期的に使わなければならなかったり色持ちしにくかったりするので注意してください。
カラースプレーを使う
一時的に白髪を隠したい場合、スーパーミリオンヘアー、CAX(カックス)などのカラースプレーを使う方法もあります。
カラースプレーを使えば、瞬時に白髪を隠せるのです。
具体的な使用方法や効果は以下の動画を参考にしてください。
髪に特殊なパウダーをまとわせるため、白髪だけではなく薄毛も目立たくなります。
ただ、あくまで「一時的に隠すだけ」であり、髪が芯まで染まるわけではありません。
薄毛が気になるなら白髪染めより治療すべき
薄毛が気になる方は、白髪染めを控えるのではなく正しい方法で治療するべきです。
その理由は2つあります。
AGAは白髪と関係なしに進行する
早めに対処することで食い止められる
それぞれ詳しく解説します。
AGAは白髪と関係なしに進行する
白髪でも男性でも、AGAの可能性を疑うのは悪いことではありません。
AGAは進行性であるため、白髪と関係なしに進行するからです。
よく言われる「白髪は禿げない」というのはなんの根拠もない噂です。
「白髪は禿げない」という噂に関しては、こちらの記事をご覧ください。
【毛髪診断士監修】「白髪は禿げない」は嘘?白髪とAGAの原因・禿げないための対処法解説
早めに対処することで食い止められる
AGAは早めに対処することで食い止められます。
上で見たとおり原因がある程度明らかになっているからです。
ここで大事なのが、「科学的に根拠のある対処法を実践する」という点です。
いわゆる「オナ禁」などはなんの根拠もなく、実践したからといってAGAが改善されるわけではありません。
正しい治療法・対処法・対策に関してはこちらの記事をご覧ください。
【2021年最新】おすすめのAGA対策とは?AGAガイドラインから正しい方法を紹介
まずはHIXで薄毛分析!
白髪染めと薄毛についてまとめます。
白髪染めと薄毛(AGA)は関係なし
薄毛(AGA)の原因は男性ホルモンだから
ただ、一時的に抜け毛増加の原因になる可能性がある
抜け毛を抑えるには美容室で染めてもらったりカラートリートメントを使ったりするのがおすすめ
白髪でもはげる可能性は十分にあるので、早めにAGA対策する
大事なのが「自分の薄毛状態を知っておく」ということです。
薄毛状態を知っておくことで自分に合った治療方法・対策を見つけられるからです。
AGA管理アプリのHIXはプロの毛髪診断士とAIが薄毛状態を無料で分析してくれるので、すこしでも「気になる」という方はぜひ使ってみてください。
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