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エンジニアとしての年収はどのくらい?キャリアアップのためのポイント!

ITエンジニアの2024年度の平均年収は約456万円です。
データや算出方法により数字は違いますが、どのデータでも全職業の平均年収よりも高めな数字となっていることがほとんどですので、
依然、社会的なニーズが高い職業の一つといえるでしょう。
参考:求人ボックス給料ナビ

今回は、年代別や地域別のデータから、弊社での直近の案件傾向も踏まえた
エンジニアとしてのキャリアアップのためのポイントまで解説します。ご自身のスキルと現在の年収の評価や、今後のキャリアプランに役立てていただけるかと思います。

年齢別の平均年収

厚生労働省のデータによると、下記のようになっております。

参考:求人ボックス給料ナビ

※厚生労働省のデータでは平均年収が556万円となっており、比較的高めな算出データです。
初任給でも月給22万円~、平均値となる30代では月給38万程度が目安で、
若いうちからでもしっかりと経験を積むことで安定したキャリアを築いていける職業でしょう。
ここ10年ほどは給与も微増傾向にあるので、この先数十年は安泰だと思います。

40代〜50代では、マネジメント職などに就く方も増え、平均年収も高くなっております。
実際に弊社でも高い人では月収100万円以上の方も見られますので、
30代あたりまででスキル的な年収がピークを迎え、
以降はキャリアアップによりかなり差も開いていくものと思われます。

エンジニアで年収1000万円以上の方も非常に多いですが、
経験年数をただ積み重ねるだけではなかなか達成できないため、
スキル選びやマネジメントなど適切なキャリアアップが必要になってきます。

地域別の平均年収

出典:求人ボックス 給料ナビ ITエンジニアの仕事の地域別給料

地域別ではやはり首都圏が高くなっておりますが、
北海道・東北をはじめとして地方でもそれなりの水準になっております。

コロナ禍を経てリモートワークが進んだこともあり、
地域格差は減ってきているのかと思います。
特にフリーランスの方向けの案件ですとフルリモートで地方在住可の案件も
まだまだありますので、
ハイクラスの方でもそのような案件に入れるケースもあります。

職種別平均年収

一口にITエンジニアと言ってもその働き方は多様化しており、
職種別に見たITエンジニアの平均年収ランキングから
年収アップのために必要なスキルを読み解きます。

1位 システムアナリスト 1180万円 

2位 システムコンサルタント(業務系) 1003万円

3位 ITアーキテクト 722万円

4位 プリセールス・セールスエンジニア 667万円

5位 プロジェクトマネージャー・リーダー 656万円

6位 通信設備設計・構築 600万円

7位 システムエンジニア 599万円

参考:マイナビ転職「2022年版 職種別 モデル年収平均ランキング」

平均年収が高い職種の特徴として、エンジニアとしての開発スキル+αで活躍できることが挙げられます。

上記からわかる一つの理想的なキャリアプランとして、

  • まずはSEとして着実に知識スキル、経験年数を積んでいく。

  • 5年~10年を目安として、以降はマネジメント能力、セールス能力なども磨き、
    開発以外のスキルも身につけていく。

  • 対人スキルの経験が詰めてきたら技術専門職として、アーキテクトのような深い知識や
    顧客折衝、技術提案、コンサルティングなどの対外スキルを磨き、最上流で活躍する。

などが考えられるかと思います。
エンジニアをはじめとする技術職であっても、
その知識や経験を生かしたコミュニケーションが求められる時代になっており、
年収アップのためには対人スキル、ビジネススキルも必要なスキルです。

今後、年収アップが期待できる先端技術

経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」で、「今後は先端技術に対応できる人材の需要が増加する」と報告されています。

AI、IoT、ビッグデータはもちろん、ブロックチェーンWeb4など
これから先、大量のデータを収集して、それを活用、保護するなどの分野は
ますますの発展が見込まれる分野です。

エンジニアが年収アップする作戦まとめ

これまでのデータを踏まえて、ITエンジニアが年収をアップさせるための作戦を3つ紹介します。

①スキルアップ

過去の2023年度レポート記事でも記載のように、今後はよりマルチなスキルや環境への対応力が求められてきています。
バックエンドだけでなく、フロントエンドもフルスタックでできたり、
TypeScriptを利用したフルスタック開発、
AWSなどのクラウド環境構築スキル、
最新のフレームワークやBIツールなどなど、
クライアント側でも多くのツールを併用している中で、
多くの分野の知見のある方は年収も高くなりやすいです。

②コミュニケーション能力

本記事記載の通り、エンジニアとしての開発スキルだけでなく、
コミュニケーションスキルが高いほど年収も高い傾向にあります。
アーキテクトのような技術専門職として働くにせよ、コミュニケーションは切っても切り離せないものですから、
いっそ武器として扱えるよう、鍛えていったほうが良いと思います

話すのが苦手だという人でも、
ビジネスシーンにおけるコミュニケーションほとんどテクニックだけでも成り立つものです。
またコミュニケーションは実際に聞き方が8割だともいいます。
本やネット上でも参考になるような情報はいくらでもある時代ですので、
日々、少しずつ知識や経験を積んでいくとよいでしょう。

③転職等

現代では基本的に転職はうまく活用したほうが年収を上げやすい時代です。
2次請け以降の企業でエンジニアをしているような方は、メーカーやSIerに転職するだけで、
同じ仕事内容でも月収が数十万円あがるようなケースは珍しくありません。

また、過去のエージェント活用法の記事でも記載のように、フリーランスとして
自分を売り込んだり、エージェントをうまく活用したりすれば、
何十年も同じ会社で務めるよりも収入が早く上がるケースも多いです。

おわりに

今までエンジニアとしてコツコツ働いてきたような方こそ、
自分の市場価値を知らずに働きつづけているような方が多いです。
そんな方は一度エージェントなどを利用して、
エンジニアという市場側を見ているような人の視点から話を聞くと、
自分のキャリアを見直すヒントになるかもしれません。

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