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すぐ使える!編集テクニック(1)

いきなりですが、皆さん文章を書くときにどんなことを意識していますか?
自分の書きたいことを言葉にしつつ、読み手のことを考えて表現を変えたり…などされていると思います。

今日は、編集技術の中でも基本にあたる、すぐ使えるテクニックを3つご紹介します。


1. 漢字を開く/閉じる

文章を書くとき、漢字は無意識に使うことが多いと思いますが、そこであえてひらがなを使うかどうかで印象がかなり変わってきます。

次の2つの文章を読み比べてみて下さい。

・このまちをまもりたい。このまちが好きだから。
・この街を守りたい。この街が好きだから。

1つめはひらがなをあえて使うことで、キャッチコピーらしさが出てきていると思います。
2つ目は、普段なら使う漢字が充てられているので、さっと読みやすい(読み流しやすい)と思います。

このように、漢字を使える場面でもあえてひらがなを使うことで、文章の印象を変えたり、強弱をつけたりすることができます。


2. リズミカルにする

印象に残りやすい文の1つに、リズミカルさがあります。
私が考えるリズミカルさは、次の2つがあります。

(1)特定の文字数にする
(2)韻を踏む

(1)は、五七五や七五調にすることで、無意識に読みやすい文になります。心の中で読んでいるときに、ストンとリズムがハマるんですよね。
(2)は、最後の2文字の韻を揃えるだけで、耳へ残る感じが強くなります。

例えばこんな文、読んでみるとどんな印象でしょうか?

全身全霊
目指してくWAY

…大変失礼しました。笑


3. 主語を揃える

意外とやりがちなのが、主語の乱れです。
基本的に一文一主語でないと、読み手は意味を追えなくなります。

次の文を読んでみて下さい。

「今日本当は歯医者に行く予定だったけど、有休とっちゃダメとか言い出して本当意味不明で出社とかマジないよね。」

読めなくはないと思いますが、主語に"私"・"上司"・"聞き手"が混じっており読みづらいです。

こういう場合どうするか?
主語ごとに文を分解すると、意味が捉えやすくなります。つまり、

「私今日本当は歯医者に行く予定だったの。けど、上司が有休とっちゃダメとか言い出して。本当意味不明だし。出社しなきゃいけないとかマジないよね。」

という感じにすれば、読みやすさが上がります。


以上、すぐ使える3つのテクニックを紹介しました。
知らないものがあった方はぜひ、使ってみてください!

文:よしだ

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