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書評_幸せのおすそわけ__ラッキー道_幸運体質に生まれ変わる習慣を身につける_

【書評】幸せのおすそわけ。『ラッキー道〜幸運体質に生まれ変わる習慣を身につける〜』
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著者は、理系出身で科学的根拠のなさそうな話でも科学で解きほぐすのが大好き。専門家たちを集めた科学チームを結成して研究するほど。そんな著者は、子供の頃から両親にどんな時でも「天才!」と言われて育ち、常に全肯定され人と比較されたこともなく、競争社会に身を置かないため、最初から誰とも戦わない無敵の状態なのだという。著者の周囲は常に味方ばかりのため人からの評価にも関心がなく、外部のことに惑わされることがないそうだ。

また、偶然にしては多すぎるほどのラッキーなことが次々と起こるそうだが、著者の周りのラッキーな人もみんな著者と同じ習慣があり、それを身につければ誰でもラッキー体質になるという。だが、世の中には自分は運が良いという人もいれば、悪いという人もいる。さらに、幸運の後には不運が来る。運を使い果たしてしまうと心配する人が多いようだ。

著者によると、ラッキーな運は無限にあり枯渇しない。世の中に幸運だらけの人が少ない理由は、良いことが起こると人は不安や恐れから勝手に自分でブレーキをかけているだけであり、運を使い切ることはないという。また、著者はラッキーなことが起こりすぎると感謝の気持ちが強くなり、周りの人へおすそわけすることにより、また新たなラッキーがきて循環するそうだ。そんな著者のラッキー道は、自然と作品にあらわれ、観ている人はそれを感じ取り、世界中の人々から求められ続けているという。



ラッキー道 (知恵の森文庫 t た 9-1)
作者:武田双雲
光文社

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