書評_こうして僕は人間関係をコントロールする勇気を持ちました__人間関係をリセットして自由になる心理学
【書評】こうして僕は人間関係をコントロールする勇気を持ちました。『人間関係をリセットして自由になる心理学』
00:00 | 00:00
これをお読みの皆さんは、人間関係についてどのような悩みを抱えているだろうか?厄介な人がいるけどその対処法が分からない?それとも、恋愛や友人関係ではいつも振り回されて、ストレスをためている?色々あるだろう。僕自身、今まではめんどくさい人にことごとく振り回されてきた。ミスは何故か僕のせいにされ、かと思えば自慢話を延々と聞かされる。何かあれば感情をぶつけられ、理不尽なことでパートナーから責められる。想像するだけでもストレスフルな人生だろう。しかし、この本を読んだことや離婚が、僕の行動を変えた。今回の書評では、本書と僕の経験を踏まえて、どうやって僕が人間関係に対する考え方と行動を変えられたのかを、お伝えしよう。
まず、最初に学んだのが「人間関係は自分で選んでいい」である。本書にも書かれているが、多くの人、特に日本人の多くが思い込んでいることから紹介しよう。それは「誰とでも仲良くしなければならない」、である。これは、子供の頃から聞かされる、言い方を悪くすると、一種の「呪い」である。僕自身、「出会う人は全員に親切にし、彼ら彼女らの要望にはできるだけこたえることが、関係を深めるコツだ」、なんて思い込んでいた。本書によると、すでにここからが間違えなのだ。ここで皆さんに質問をしよう。どうして、そもそも「他人」と交流を持つのだろう。ちょっと考えていただきたい。それは、シンプルに「この人と交流を持ちたい」「人生をよくしたい」からではないだろうか?であれば、全員と仲よくする必要が、どこにあるのだろうか?つまり、本書の大前提は、「人間関係は自分で選ぶもの」である。なので、自分が「嫌だ」と思った人とは、関わる必要などないのである。僕は、この点に感動した。たとえ、自分が付き合いたくない人がいる職場なら、部署移動を願い出てもいいだろうし、転職する、という手もある。いずれにしても、人間関係を選ぶ権利があるのだ。
二つ目に学んだことは、「そもそも人間関係には、人間の脳が処理できる限界がある」ということだ。本書には、ロビン・ダンバーさんのことが紹介されている。この博士は、人間が交流を結べる最大値は、めったに連絡を取らない人も含めると、150人が限界なのだという。しかし、現実的には、その人の性格や状況等も含めると、30人が限界であると、著者であるメンタリストDaiGo氏は述べている。確かに、しっくりくる話だ。僕らの脳は、処理できる容量に限界があるのはもっともな話だし、そもそもそんなに多人数と友達になったら、自分が本来やりたいことができなくある。そう考えると、たくさんの人と友達にならなくてもいい。また、本書にも書いてあるが、たとえ一人の人間関係を切ったとしても、また別の人と知り合える余裕を手にいるられる、と考えれば、自分が大切にしたい人と思わない人を切ることも容易になる。僕は、この記述でとても楽になった。実際に、2か月ほど前に離婚したが、このことを痛感した。
著者であるメンタリストDaiGo氏は、僕の書評で幾度となく紹介している。彼は、心理学を駆使し、10年ほど前はテレビでパフォーマンスをしていた。今では、心理学をベースに、性格を変える方法やメンタルを整える方法など、幅広く解説する「Dラボ」を展開している。
本書は、人間関係で悩んでいる人には、必読の書である。人間関係は、もっとドライでいいのだ。そのことを学べる珠玉の本だ。
人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書)
作者:メンタリスト DaiGo
詩想社
まず、最初に学んだのが「人間関係は自分で選んでいい」である。本書にも書かれているが、多くの人、特に日本人の多くが思い込んでいることから紹介しよう。それは「誰とでも仲良くしなければならない」、である。これは、子供の頃から聞かされる、言い方を悪くすると、一種の「呪い」である。僕自身、「出会う人は全員に親切にし、彼ら彼女らの要望にはできるだけこたえることが、関係を深めるコツだ」、なんて思い込んでいた。本書によると、すでにここからが間違えなのだ。ここで皆さんに質問をしよう。どうして、そもそも「他人」と交流を持つのだろう。ちょっと考えていただきたい。それは、シンプルに「この人と交流を持ちたい」「人生をよくしたい」からではないだろうか?であれば、全員と仲よくする必要が、どこにあるのだろうか?つまり、本書の大前提は、「人間関係は自分で選ぶもの」である。なので、自分が「嫌だ」と思った人とは、関わる必要などないのである。僕は、この点に感動した。たとえ、自分が付き合いたくない人がいる職場なら、部署移動を願い出てもいいだろうし、転職する、という手もある。いずれにしても、人間関係を選ぶ権利があるのだ。
二つ目に学んだことは、「そもそも人間関係には、人間の脳が処理できる限界がある」ということだ。本書には、ロビン・ダンバーさんのことが紹介されている。この博士は、人間が交流を結べる最大値は、めったに連絡を取らない人も含めると、150人が限界なのだという。しかし、現実的には、その人の性格や状況等も含めると、30人が限界であると、著者であるメンタリストDaiGo氏は述べている。確かに、しっくりくる話だ。僕らの脳は、処理できる容量に限界があるのはもっともな話だし、そもそもそんなに多人数と友達になったら、自分が本来やりたいことができなくある。そう考えると、たくさんの人と友達にならなくてもいい。また、本書にも書いてあるが、たとえ一人の人間関係を切ったとしても、また別の人と知り合える余裕を手にいるられる、と考えれば、自分が大切にしたい人と思わない人を切ることも容易になる。僕は、この記述でとても楽になった。実際に、2か月ほど前に離婚したが、このことを痛感した。
著者であるメンタリストDaiGo氏は、僕の書評で幾度となく紹介している。彼は、心理学を駆使し、10年ほど前はテレビでパフォーマンスをしていた。今では、心理学をベースに、性格を変える方法やメンタルを整える方法など、幅広く解説する「Dラボ」を展開している。
本書は、人間関係で悩んでいる人には、必読の書である。人間関係は、もっとドライでいいのだ。そのことを学べる珠玉の本だ。
人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書)
作者:メンタリスト DaiGo
詩想社
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?