書評_メタバースから学ぶ現代の組織作り__世界2
【書評】メタバースから学ぶ現代の組織作り。『世界2.0〜メタバースの歩き方と創り方〜』
00:00 | 00:00
「そうかメタ(高次元の)とはこういう意味か!」コレが自分がこの本を読み進めていく過程において感じた感想でした。
そしてそのあとに続く感想は「これは全てのコミュニティにおける組織作りに応用出来る!」でした。
自分が初めて佐藤 航陽氏の著書に興味を持ったのは『お金2.0』でした。そこから佐藤氏の頭の良さと先見性を感じ、また自分の中にも未来に対する“ワクワク”という感情を感じる事が出来ました。
そしてこの『世界2.0』という本が発売になると聞いた時に、どうしても読みたくて発売と同時に購入させて頂きました。
この本は一見「新しい世界の創り方」と謳っていますが、実はこんな人にオススメです。
・会社の経営者
・政治家
・仕事のプロジェクトリーダー
・中間管理職
・これから起業を考えている人
・村長
・学校の先生
・部活動の部長
・あらゆるコミュニティにおけるリーダー的な立場にいる人、および将来なろうとしてる人
にぜひ読んでもらいたいです。
この本の前半部分では「仮想空間」のこれまでについて解説されていますが、中盤から後半にかけては、新しい仮想空間。すなわち新しい「地球」についての展望を話されています。
これは1999年に公開された映画『マトリックス』の世界へと繋がる、まさに驚くべき内容でした。
自分が20年以上前に観た映画の内容が、今こうしてメタバースという概念をもとに考えると、自分の中でめちゃくちゃ納得感を感じられました。
そして20年以上も前から、こんな世界を考えている人がいた事に驚きました。
そこから今まさに新しい世界「仮想現実世界」が新たに広がっていくのです。
その根拠となる物が、自然界における生態系の成り立ちです。
自分達が住む地球上の生態系は、神様のような、誰か1人の意思によって動いているわけでは有りません。
地球に生息する、ありとあらゆる生物、自然環境が、それぞれ独自の活動を行なっており、それが例えば食物連鎖のように、上手に絡み合って共存しています。
そして仮に、この地球上で活動している、莫大なありとあらゆる事象データを、AIが読み込み、蓄積を重ねて巨大なビッグデータとして学習を行う事が出来るのなら、この地球と全く同じ世界を「仮想空間」の中に作り上げる事が出来ます。
これこそまさにメタバースの本質であり神の民主化と言えるのだと思います。
ここがこの本の醍醐味であり、未来に対して、とてもワクワクする感情を抱かせてくれる所でもあります。
ですが、自分がこの本を通して学んだ事は「ここから現代でも応用出来る事があるのではないか?」という事でした。
すなわち、生態系というのは、1人の神の意志によって活動が行われている訳では無いという事。
これは自分が経営者として、小さいながらも組織を作る立場にある人間からすれば、まさに目から鱗でした。
今までは、上に立つ1人の人間が、強い影響力を持って、トップダウンで下に指示を与え続けなければならないと思っていました。
ですが、本当に強い組織というのは【その組織の中で活動している1人1人が、自分の役割を認識して、自らの意思で活動を行っている】という事です。
これは自然界における生態系の特徴
〈自律的〉で〈有機的〉で〈分散的〉
を著しています。(本編 158ページ)
つまり組織のリーダーの役割というのは、あくまでも「その組織の理念を根気よく伝え続ける事」であると感じました。
大変勉強になる一冊です。
ぜひあなたも!
世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (幻冬舎単行本)
作者:佐藤航陽
幻冬舎
そしてそのあとに続く感想は「これは全てのコミュニティにおける組織作りに応用出来る!」でした。
自分が初めて佐藤 航陽氏の著書に興味を持ったのは『お金2.0』でした。そこから佐藤氏の頭の良さと先見性を感じ、また自分の中にも未来に対する“ワクワク”という感情を感じる事が出来ました。
そしてこの『世界2.0』という本が発売になると聞いた時に、どうしても読みたくて発売と同時に購入させて頂きました。
この本は一見「新しい世界の創り方」と謳っていますが、実はこんな人にオススメです。
・会社の経営者
・政治家
・仕事のプロジェクトリーダー
・中間管理職
・これから起業を考えている人
・村長
・学校の先生
・部活動の部長
・あらゆるコミュニティにおけるリーダー的な立場にいる人、および将来なろうとしてる人
にぜひ読んでもらいたいです。
この本の前半部分では「仮想空間」のこれまでについて解説されていますが、中盤から後半にかけては、新しい仮想空間。すなわち新しい「地球」についての展望を話されています。
これは1999年に公開された映画『マトリックス』の世界へと繋がる、まさに驚くべき内容でした。
自分が20年以上前に観た映画の内容が、今こうしてメタバースという概念をもとに考えると、自分の中でめちゃくちゃ納得感を感じられました。
そして20年以上も前から、こんな世界を考えている人がいた事に驚きました。
そこから今まさに新しい世界「仮想現実世界」が新たに広がっていくのです。
その根拠となる物が、自然界における生態系の成り立ちです。
自分達が住む地球上の生態系は、神様のような、誰か1人の意思によって動いているわけでは有りません。
地球に生息する、ありとあらゆる生物、自然環境が、それぞれ独自の活動を行なっており、それが例えば食物連鎖のように、上手に絡み合って共存しています。
そして仮に、この地球上で活動している、莫大なありとあらゆる事象データを、AIが読み込み、蓄積を重ねて巨大なビッグデータとして学習を行う事が出来るのなら、この地球と全く同じ世界を「仮想空間」の中に作り上げる事が出来ます。
これこそまさにメタバースの本質であり神の民主化と言えるのだと思います。
ここがこの本の醍醐味であり、未来に対して、とてもワクワクする感情を抱かせてくれる所でもあります。
ですが、自分がこの本を通して学んだ事は「ここから現代でも応用出来る事があるのではないか?」という事でした。
すなわち、生態系というのは、1人の神の意志によって活動が行われている訳では無いという事。
これは自分が経営者として、小さいながらも組織を作る立場にある人間からすれば、まさに目から鱗でした。
今までは、上に立つ1人の人間が、強い影響力を持って、トップダウンで下に指示を与え続けなければならないと思っていました。
ですが、本当に強い組織というのは【その組織の中で活動している1人1人が、自分の役割を認識して、自らの意思で活動を行っている】という事です。
これは自然界における生態系の特徴
〈自律的〉で〈有機的〉で〈分散的〉
を著しています。(本編 158ページ)
つまり組織のリーダーの役割というのは、あくまでも「その組織の理念を根気よく伝え続ける事」であると感じました。
大変勉強になる一冊です。
ぜひあなたも!
世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (幻冬舎単行本)
作者:佐藤航陽
幻冬舎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?