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書評_成功者の考え方が学べる___不動産投資_知識ゼロから儲ける1年生の教科書

【書評】成功者の考え方が学べる。「『不動産投資』知識ゼロから儲ける1年生の教科書」
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著者は、元外資系保険会社の支社長を勤めあげたFP資格を有する投資家。
転勤の多い管理職として働くかたわら、早い段階から不動産投資と株式投資に取り組むことで巨万の富を築いた。

この本は、手堅い物件選定、融資付け、管理業務など不動産投資に関する一連のプロセスが分かりやすく書かれている。
普通の不動産投資本はこれで終わるのだが、本書の特筆すべき点は、収益性を高めるために必要なコミュニケーション術や株式投資と比較した視点が付け加えられていることである。
当然ながら、よい物件情報を運んで来てくるのは不動産業者である。
よい情報を受け取っても、銀行の担当者が融資判断を素早くだしてくれなければ物件は他の人に買われてしまう。
また、物件を購入できても、地場の不動産業者と上手に付き合うことができなければ空室を埋めることは難しい。
つまり、投資を成功させるのに、コミュニケーション術は切っても切り離せないテクニックなのである。
著者は、長年、モノではなく信用を売る保険業界で働いてきた。
つまり、他人から信用される行動をとり続けてきたからこそ素晴らしい人格が形成されたのだと思う。特にこの部分は見習いたい。

本書は2016年に発行された書籍であるが、時代に左右されない投資で成功するのに役立つノウハウを学ぶことができる。
初心者、上級者にかかわらず、投資に取り組む方は、是非一読して欲しい。



「不動産投資」知識ゼロから儲ける1年生の教科書
作者:河田康則
発売日:2016年5月11日
ぱる出版

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