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書評_これからの仕事術__仕事の研究
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書評_これからの仕事術__仕事の研究

【書評】これからの仕事術。『仕事の研究』
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著者は、電通入社後、サイバーエージェント、テイクアンドギヴ・ニーズ、タビオ、ストライプインターナショナル、ベクトル、ソウルドアウトなどのベンチャー企業の役員を歴任し、マーケティング・ブランディング業務をしてきている。
それらの経験を元にした本書では、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルに3分類した、50の仕事術の法則を書き表している。
著者自身のエピソードを交えながらの思考や行動について述べられており、ハウツー本というよりは、物事の捉え方、仕事に於ける姿勢、その様なことを学べるものと言える。

自分を発明する。
利他、社会のために。
WHY? とSO WHAT? を繰り返していく。
何を言うかではなく、行動と結果がすべて。
誰と成功したいか? ではなく、誰とだったら、たとえ失敗しても後悔しないか?
いい人であること。
「for You」
といった具合だ。

なかでも比較的繰り返して述べていることは、「世界で一番大切な、たったひとり」を決めること、だ。
インターネットによって到来した、規模の大小、場所や年齢などに縛られることなく、アイデアと情熱があれば可能性を広げていける世の中では、「今まではなかったけれど、実はこういうのがあれば凄くいいですよね」という様なものを生み出すことがし易い環境になってきている。
「潜在的なニーズを掘り起こして、新しい市場を創る」には、その商品やサービスにとっての「世界で一番大切な、たったひとり(=『リードターゲット』)」が具体的に見えているかどうかが最も重要なことだというのだ。
リードターゲットというのは、抽象的や平均的なターゲット像とは違い、「そのサービスや商品を、この先10年間が明るい未来になっていくために、たったひとりに利用してもらいたいとしたら、それは誰か?」という思考から生み出されるものだ。
「たったひとり」の心を射止める商品やサービス、使い方、メッセージが、共感が共感を呼び、「ああ、実はこういうのが欲しかった」、「こういうのがあると、自分の暮らしが楽しくなっていきそうだ」という「共感の連鎖」によって潜在的なニーズが掘り起こされていく。
そして、これからの時代のマーケティング活動とは、「商品・サービスの本質的な価値と人の人生との関係の間に意味をつくる」ということだと言う。
「人の生活にとっての意味」が感じられる様なアウトプットが「気づき」「発見」「ときめき」を生み出していくと言うのだ。

著者は、作家であるサン=テグジュペリの言葉を以て述べる。共創型の仕事にしていくために。
「愛とはお互いを見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである」



仕事の研究
作者:美濃部哲也
発売日:2022年3月1日
メディア:単行本
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