書評_これで若さは手に入る_目からうろこの_不老長寿メソッド_死ぬまで若いは武器になる
【書評】これで若さは手に入る!目からうろこの『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』
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若々しい体を保つには、どうすればよいのだろう。体が思うように動かなくなってきて、そのように考える人が多いと思う。皆さんは、どのように日々を過ごしているのだろうか?
これをお読みのあなたは、若い体にかなりの憧れを持っていることだろう。特に、40代、50代の方々は、若い人を見て、「元気だねぇ。いやぁ、俺らも若い頃はよく遊んでたなぁ。今はもう年も取ってきたし、あんなに動けないよ」、なんて思う人もいるのではないだろうか。残念ながら筆者は、現在24歳なので、動いてる側だ。年配の方々のお悩みは想像するしかない。ただ、そんな僕でも、驚くことがある。僕の実家付近にある公園のテニスコートに行くと、何と70代のおじいちゃんおばあちゃんが縦横無尽にコートを駆け回って、ボールを打っているのである。僕も彼らとテニスをしたことがあるが、彼らの体力には驚かされる。どのようにしたら、あそこまで動けるだろうか。本書は、そのような方々に近づくための方法が書かれた本だ。若々しく体を保つ方法について、科学的に解説されている。今回は、本書の中から、皆さんに役立ちそうな、面白い情報を、書いていく。
まず面白いのが、そもそも「体はどうやって成長するの?」から書かれている。内容を少しだけ書こう。この本によると、成長には、実はある程度ストレスが必要なのだという。よく、巷では「ストレスフリーで過ごそう」という本や、「ストレスを取り除くにはどうすればいいですか」という質問があふれている。しかし、ストレスがすべて悪いわけではなく、成長につながるストレスもあるということだ。つまり、ある程度苦しまないと成長はなく、体も若く保てないのである。本書では、このことを、「ホルミシス」という言葉を用いて説明している。例えば、ワクチンなどがそれにあたる。弱体化したウィルスを体の中に入れ、抗体を作る、という仕組みだ。このように、適度に体を苦しませることは、重要なのだ。ということが、紹介されている。具体的なテクニックを紹介する前に、「苦痛と回復」のサイクルについて最初に説明している点も、役に立つ点だろう。
そして、次に役立つのが、なんとロードマップが紹介されている点だ。一通り理論やテクニックを紹介した後、最後に、個人の目的別にあったルートが紹介されている。つまり、このような運動や食事のテクニックは、最終的には、個人レベルの話になっていくのだ。大雑把に、「体力向上」「脳機能改善」「見た目改善」等にわかれているので、初心者でも迷わない構造になっている。例えば、体力向上が目的なら、まず「ストレス処理」の感覚を身に着けるところから始まり、その次に運動、そして、食事という形で紹介されている。ここに書いたのはあくまでも例なので、詳細は本書に譲る。が、これだけでも、僕自身は「なるほど」と納得した。実際に、僕は脳機能の改善から取り組んでみたが、かなり仕事のパフォーマンスが向上し、本の内容がかなり役に立った。
著者である鈴木祐氏は、慶應義塾大学藤沢湘南キャンパスを卒業後、編集社に就職。その後、独立し、「パレオな男」というブログを開設。アンチエイジングや心理学について、記事で解説している。かなり役に立っている。最近では、Dラボで記事が読めるようになっている。
本書は、仕事のパフォーマンスやメンタル、脳機能の改善をしたい人には、必読の書である。僕自身、かなり参考にした部分もあるので、ぜひとも、手に取っていただきたい。
不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる
作者:鈴木祐
かんき出版
これをお読みのあなたは、若い体にかなりの憧れを持っていることだろう。特に、40代、50代の方々は、若い人を見て、「元気だねぇ。いやぁ、俺らも若い頃はよく遊んでたなぁ。今はもう年も取ってきたし、あんなに動けないよ」、なんて思う人もいるのではないだろうか。残念ながら筆者は、現在24歳なので、動いてる側だ。年配の方々のお悩みは想像するしかない。ただ、そんな僕でも、驚くことがある。僕の実家付近にある公園のテニスコートに行くと、何と70代のおじいちゃんおばあちゃんが縦横無尽にコートを駆け回って、ボールを打っているのである。僕も彼らとテニスをしたことがあるが、彼らの体力には驚かされる。どのようにしたら、あそこまで動けるだろうか。本書は、そのような方々に近づくための方法が書かれた本だ。若々しく体を保つ方法について、科学的に解説されている。今回は、本書の中から、皆さんに役立ちそうな、面白い情報を、書いていく。
まず面白いのが、そもそも「体はどうやって成長するの?」から書かれている。内容を少しだけ書こう。この本によると、成長には、実はある程度ストレスが必要なのだという。よく、巷では「ストレスフリーで過ごそう」という本や、「ストレスを取り除くにはどうすればいいですか」という質問があふれている。しかし、ストレスがすべて悪いわけではなく、成長につながるストレスもあるということだ。つまり、ある程度苦しまないと成長はなく、体も若く保てないのである。本書では、このことを、「ホルミシス」という言葉を用いて説明している。例えば、ワクチンなどがそれにあたる。弱体化したウィルスを体の中に入れ、抗体を作る、という仕組みだ。このように、適度に体を苦しませることは、重要なのだ。ということが、紹介されている。具体的なテクニックを紹介する前に、「苦痛と回復」のサイクルについて最初に説明している点も、役に立つ点だろう。
そして、次に役立つのが、なんとロードマップが紹介されている点だ。一通り理論やテクニックを紹介した後、最後に、個人の目的別にあったルートが紹介されている。つまり、このような運動や食事のテクニックは、最終的には、個人レベルの話になっていくのだ。大雑把に、「体力向上」「脳機能改善」「見た目改善」等にわかれているので、初心者でも迷わない構造になっている。例えば、体力向上が目的なら、まず「ストレス処理」の感覚を身に着けるところから始まり、その次に運動、そして、食事という形で紹介されている。ここに書いたのはあくまでも例なので、詳細は本書に譲る。が、これだけでも、僕自身は「なるほど」と納得した。実際に、僕は脳機能の改善から取り組んでみたが、かなり仕事のパフォーマンスが向上し、本の内容がかなり役に立った。
著者である鈴木祐氏は、慶應義塾大学藤沢湘南キャンパスを卒業後、編集社に就職。その後、独立し、「パレオな男」というブログを開設。アンチエイジングや心理学について、記事で解説している。かなり役に立っている。最近では、Dラボで記事が読めるようになっている。
本書は、仕事のパフォーマンスやメンタル、脳機能の改善をしたい人には、必読の書である。僕自身、かなり参考にした部分もあるので、ぜひとも、手に取っていただきたい。
不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる
作者:鈴木祐
かんき出版
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