書評_イマドキの学生さんは健康意識も高いってホント__こんな会社で働きたい_ニューノーマル対応の健康経営企業編
【書評】イマドキの学生さんは健康意識も高いってホント?『こんな会社で働きたい ニューノーマル対応の健康経営企業編』
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企業経営者たる者、常に世のトレンドは掴んでおかねばならない。ましてや、今、望まれる会社とは? なんてテーマなら尚更読まねばなるまいよ。
私が本書を手にしたモチーフは、まぁそんなところだ。
たとえ、読んでみたら就活生を対象とした書籍だったとしても、私にとって重要なのは、そこに書されている企業の姿を知ることなのだから、か、か、関係ない。
そして、そんなのタイトル見りゃ想像付くだろうと突っ込まれようが気にしない。プンプン。
という訳で、就活中の学生さん向けに書かれたこの本では、「健康経営」についてに二割、残りの八割のページを「健康経営優良法人」に認定された企業の事例紹介にページを割いている。
さて、NPO法人 健康経営研究会と経済産業省によれば、健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」ということだそうだ。
そして経済産業省では、「健康経営優良法人」認定を実施しているのだが、これに認定された企業の方が株価が向上する、離職率が低下する、採用力が強化される、といった副次的効果が見られているらしい。その効果を期待して、健康経営に関心を持ったり、取り組みを始める企業が年々増えているが、ただ流れに乗って、「うちも認定取得しよう」というのでは、認定制度が形骸化してしまう。
なんの為にやるのか。取り組む目的はちゃんとはあるのか。
健康経営は、目的に対する手段にすべきであろう。
ところで、本書によれば、平成28年度に経済産業省が就活生1,399人に対して行なったアンケートに於いて、43.8%が「従業員の健康や働き方に配慮している」企業に就職したいと回答している。福利厚生の充実(44.2%)に次ぐ多さである。
さらに親へのアンケートでも、約半数がそんな企業に子供を就職させたいと考えているとの結果が出ているそうだ。
知名度や給与水準、企業規模を重視する学生は10〜20%程度にとどまっているのにもかかわらずだ。
また、著者自身も、健康を意識している学生さんがとても増えていると感じているらしい。
十代、二十代が真剣に健康について考えているなどということが本当にあるのだろうか? にわかには信じられないが、事実ならば私にとっては幸いだ。
何故なら、私の会社の事業が、特許取得のサプリメントを配合した変なお水「サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ」という健康商材のメーカーだからだ。
https://mcm-megumi.com
これまで若者が健康意識を有しているなど微塵も感じてこなかったが、その意識を少し変えてみようか。
因みに、我が社では規模感の問題から経済産業省の「健康経営優良法人」は留保しているが、「横浜健康経営」、「協会けんぽ神奈川支部 かながわ健康企業宣言」の他、「神奈川県 CHO構想推進事業所登録」、「経済産業省 事業継続力強化計画認定事業者」、「かながわ治療と仕事の両立推進企業【プラチナ企業】」、「世界トップアスリート認定」など、各種認証の取得には積極的なのだ。これも健全な企業経営を目指してのことだ。
さてさて、そもそも健康とは?
WHO(世界保健機関)の憲章前文によれば、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」とのことだ。
世知辛い世の中ではあるが、人も会社もかくありたいものだ。
こんな会社で働きたい ニューノーマル対応の健康経営企業編
作者:クロスメディアHR総合研究所
発売日:2022年2月1日
メディア:単行本
私が本書を手にしたモチーフは、まぁそんなところだ。
たとえ、読んでみたら就活生を対象とした書籍だったとしても、私にとって重要なのは、そこに書されている企業の姿を知ることなのだから、か、か、関係ない。
そして、そんなのタイトル見りゃ想像付くだろうと突っ込まれようが気にしない。プンプン。
という訳で、就活中の学生さん向けに書かれたこの本では、「健康経営」についてに二割、残りの八割のページを「健康経営優良法人」に認定された企業の事例紹介にページを割いている。
さて、NPO法人 健康経営研究会と経済産業省によれば、健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」ということだそうだ。
そして経済産業省では、「健康経営優良法人」認定を実施しているのだが、これに認定された企業の方が株価が向上する、離職率が低下する、採用力が強化される、といった副次的効果が見られているらしい。その効果を期待して、健康経営に関心を持ったり、取り組みを始める企業が年々増えているが、ただ流れに乗って、「うちも認定取得しよう」というのでは、認定制度が形骸化してしまう。
なんの為にやるのか。取り組む目的はちゃんとはあるのか。
健康経営は、目的に対する手段にすべきであろう。
ところで、本書によれば、平成28年度に経済産業省が就活生1,399人に対して行なったアンケートに於いて、43.8%が「従業員の健康や働き方に配慮している」企業に就職したいと回答している。福利厚生の充実(44.2%)に次ぐ多さである。
さらに親へのアンケートでも、約半数がそんな企業に子供を就職させたいと考えているとの結果が出ているそうだ。
知名度や給与水準、企業規模を重視する学生は10〜20%程度にとどまっているのにもかかわらずだ。
また、著者自身も、健康を意識している学生さんがとても増えていると感じているらしい。
十代、二十代が真剣に健康について考えているなどということが本当にあるのだろうか? にわかには信じられないが、事実ならば私にとっては幸いだ。
何故なら、私の会社の事業が、特許取得のサプリメントを配合した変なお水「サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ」という健康商材のメーカーだからだ。
https://mcm-megumi.com
これまで若者が健康意識を有しているなど微塵も感じてこなかったが、その意識を少し変えてみようか。
因みに、我が社では規模感の問題から経済産業省の「健康経営優良法人」は留保しているが、「横浜健康経営」、「協会けんぽ神奈川支部 かながわ健康企業宣言」の他、「神奈川県 CHO構想推進事業所登録」、「経済産業省 事業継続力強化計画認定事業者」、「かながわ治療と仕事の両立推進企業【プラチナ企業】」、「世界トップアスリート認定」など、各種認証の取得には積極的なのだ。これも健全な企業経営を目指してのことだ。
さてさて、そもそも健康とは?
WHO(世界保健機関)の憲章前文によれば、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」とのことだ。
世知辛い世の中ではあるが、人も会社もかくありたいものだ。
こんな会社で働きたい ニューノーマル対応の健康経営企業編
作者:クロスメディアHR総合研究所
発売日:2022年2月1日
メディア:単行本
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