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書評_見ているだけでお腹が空いてくる手作り酒の魅力__体にうれしい果実酒_野菜酒_薬用酒200

【書評】見ているだけでお腹が空いてくる手作り酒の魅力。『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』
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著者は会社員時代、残業月200時間という激務により慢性不眠や激しい頭痛を引き起こし、簡単な会話もできなくなるほどの体調不良を引き起こしたそうだ。そこで自分自身と向き合い、何気なく食べている食材には薬効があると気づき、薬用のお酒を飲んでみたところ症状は回復し、周囲が驚くほど明るくなり気持ちまで前向きになり薬用酒に夢中になったそうだ。

果実酒作りと言えば、手軽に家庭でも作れる梅酒を想像するが、野菜ソムリエプロでもある著者が紹介する梅酒はバリエーションが豊かで、ブランデー梅酒や泡盛梅酒、ウォッカ梅酒にジン梅酒までベースのお酒や甘味料を変えるだけで簡単にたくさんのアレンジができるそうで梅好きにはたまらないほど、最初のレシピから梅酒で占拠されている。また、お酒が飲めない人には、梅シロップとしても使える梅ジュースが紹介されているため、飲み物としてだけではなく、料理のひと味に加えられるものとしても重宝しそうだ。

また、花・ハーブ酒やお茶酒は、小さな瓶に数種類作っておけば、飲み頃までにちょっとしたインテリアにもなりとても可愛らしい。さらに珍しいところでは、かつおぶし酒や昆布酒は飲んでも美味しいと思うが、料理酒や出汁としてもそのまま使えそうで、様々なアレンジがききそうだ。本書では200種類の薬用酒のレシピや効能など薬用酒の魅力について書かれている。お酒を漬けるときのちょっとした疑問についても答えられているため、初めての人でも安心して本書に従い作ってみることができそうだ。



体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200
作者:福光佳奈子
秀和システム

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