マガジンのカバー画像

HIU公式書評ブログ Recitation

397
堀江貴文イノベーション大学校(HIU)公式の書評ブログの朗読版です。 HIUメンバーによる書評を音声にしてお届け! この度、音声配信プラットフォームhimalayaが音声アップ…
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

書評_ホリエモンを諦めた人へ__稼ぐことから逃げるな

00:00 | 00:00

著者は年収チャンネルで過激な発言でお馴染みの株本祐己氏であり、「自己啓発本やビジネス書な…

書評_SAMが教える無理ない年の取り方__いつまでも動ける

00:00 | 00:00

SAMさんっておいくつか知ってますか?なんと還暦だそうです!!今でも彼のダンスのキレには驚…

書評_株式市場のウラガワがわかる__伝説の相場師の教え

00:00 | 00:00

株の取引きで勝つ人は3パターンに分かれる。 ①まぐれで勝つ人 ②相場を読んで勝つ人 ③相場…

書評_年齢なんて関係ない_ファッションはその人の人生そのもの__PRESIDENT

00:00 | 00:00

本誌では、ミドルエイジの男性が選択するファッションによって変化した人生について、特集され…

書評_イマドキの学生さんは健康意識も高いってホント__こんな会社で働きたい_ニューノ…

00:00 | 00:00

企業経営者たる者、常に世のトレンドは掴んでおかねばならない。ましてや、今、望まれる会社と…

書評_初恋って当時は一生懸命で_今思えば恥ずかしい__青年少女よ_春を貪れ_1巻

00:00 | 00:00

恋を知らない中学生の勝之は、学校で一番人気のハルに対してもやもやした気持ちを持つようにな…

書評_答えはシンプルに_正直___コミュニケーションは正直が9割

著者は、田原総一朗。 この人と言えば、私の世代的には「朝まで生テレビ!の人」ということでキマリだろう。 その印象は、歯に衣着せぬ物言いで、スッパスッパと相手に切り込む。物怖じすることもなく、また忖度お構い無し。そんなところだろう。 とにかく、長年ジャーナリストしての地位を保っているのが著者な訳であり、テレビ番組はメディアの力もあるかもしれないからそれはともかくとしても、記事取材などに応じてくれる著名人、知識人、政治家なども数多い。さらには有事に際して政財界から意見を求められることも少なくないのだと言うことは、これまでの活動によって各界の人々と信頼関係を築いてきたからと言うことに尽きる。 と、まぁ、そういう理由から、コミュニケーション術を書けと編集者は著者に持ちかけたのかもしれない。 しかしながら、本書の初っ端で、 「この本は、会話が上手くなるための本ではありません」 と、著者はいきなり言い捨てる。 そもそも自分は不器用、口下手、雑談が苦手で、お天気の話も空々しいと感じるし、上手にお世辞が言えるわけでもないと自らを評するのだ。 そんな著者が、政財官、民間企業の人たち、一般の人たち、犯罪者、左翼、右翼、宗教関係や犯罪者までといった幅広いジャンルの人々とどうしてコミュニケーションが出来てきたのか。 著者は、自分の好きなことを、ただひたすらのめり込んでやってきただけだという。 しかし実際のその秘訣は、物事に取り組むに際しての姿勢にあった様だ。 父方の祖母から叩き込まれた、「人のために尽くせ。そうすれば、自分もうまくいく」という教え。それから「運・純・根」の精神。 「運は自ら切り開いてゆくもの。運を味方につけるには純になりなさい。小賢しいことはするな。要領よく生きるな。純になって、根気よく生きれば運はついてくる」 テクニックではない。正直に向かうしかない。 不器用な著者は、小細工を弄するよりも、徹底的に話し合う、真摯に話し合うことで、立場が違えども深いところで理解し、繋がることができると思ったのだ。 正直に言い過ぎて相手を怒らせることもあるが、最終的には深い信頼関係を築くことができる。 この本は、その様な、コミュニケーションで大切な、人への向き合い方についての著者の考えを、実話を交えて書き表したものだ。 その中で、特に私が面白く、というか、自分の体験からも、「なるほどそうだよね」と感じたことを幾つか述べておこう。 「批判するときは目の前で、褒めるときは陰で」 「他者と関わることで、自分が認識できる様になる。自分探しと言って、他者との関係性をないがしろにして、自分のことばかり見つめても、本当の自分の姿は見えてこない」 「空気を読むことに耐えられない。同調圧力に抵抗し、大勢には安易に従わない。空気に流されるのが気持ち悪い、居心地が悪い。変人と思われて結構」 著者は術として「正直」を選んだのではない。「正直」でいることしかできなかったのだが、それで功を奏してきた。 嘘をつくと段々面倒なことになってくるものだ。気を付けた方が良い。 コミュニケーションは正直が9割 作者:田原総一朗 発売日:2022年3月1日 メディア:単行本

書評_起業_転職_現状維持__このまま今の会社にいていいのか_と一度でも思ったら読む_…

00:00 | 00:00

大人になると大抵の人は何らかの仕事をしながら生きていく。多くは会社員などの従業員として働…

書評_ミステリアスな決算書からビジネスモデルを解き明かす__決算書ナゾトキトレーニ…

00:00 | 00:00

決算書はミステリー。数字を手がかりに決算書を読み解くのは、ナゾトキだと著者はいう。簿記や…

書評_何となくそんな気がするを大切にして_行動すれば_必ず人の心は動かせる__あなた…

00:00 | 00:00

著者は、当時高校生の娘と会社を立ち上げ、上場した経験から、多くの人々との付き合いがある。…

書評_料理の基本はこの一冊__料理の四面体

00:00 | 00:00

世界のあらゆる料理に共通する単純で明快な原理、そんなものが果たしてあるのだろうか?疑って…

書評_命ある時_すべきこと_メメント_モリ

00:00 | 00:00

「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」 本書を開くと、まず飛び込んでくる魂のメッセージ…

書評_人生は虚無感との戦いだ__トカトントン

00:00 | 00:00

太宰治が感じていた虚無感がひしひしと伝わってくる作品である。読中は悲劇っぽく感じるのだが…

書評_あなたはあなたが思うがままに時間を過ごしていますか__モモ

本書のテーマは「時間」。人それぞれ時間の使い方は違う、そして得られる物も。時間という有限なものを通して見られる人間模様が面白い。本書を読めば時間について改めて考えるきっかけになるかもしれない。 400ページあるが、物語自体のテンポは良く、サクサク読める。子供が読めばキャラクターや物語に魅了され、また時間について新しい発見が出来るであろう。大人が読めば、何かについてはっと気付かされる、そんな内容であろう。本書では語られなかった謎みたいなものもあり、それをみんなで話し合うのも面白いであろう。奥が深いミヒャエル・エンデ。 私としては時間とお金の使い方でその人の価値観みたいなものがわかる気がする。だから時間やお金の使い方にあまり口出ししない様にしている。だらだらする?良いじゃないかですか、あなたが思うがままに過ごしていれば。 モモ (岩波少年文庫) 作者:ミヒャエル・エンデ,大島 かおり 岩波書店