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命を飼うことの責任ってなに?

こんばんわ。
今日は仕事おわりに書いてます。

今は、研修生が毎週やってくるファームゼミ期間ですね。
今日も将来を担う若い飼育員から様々な質問に答えていましたが、
その中からひとつピックアップしてみます。

Q:高齢で歯が抜けてしまったひつじさんは、ごはん食べられるのですか?

私の答えはNOです。
食べても口からこぼれ落ちてうまく食べられません。

Q:どうやって食べさせるのですか?

私:特に何もしませんよ。
逆にあなたはどうしてあげたいと思うのですか?

Q:何か方法があれば知りたいです。

私:歯の代わりになる何かを付けるとか?
  流動食を用意してあげるとか?
  そうゆうこと?

Q:はい。

私:なるほど。ではひとつだけアドバイス。

最後の死に方まで責任を持ちましょう。

これね、すごく大事なことなのに、学校では教えてくれません。
飼い方、増やし方、ふれあい方や、販売の仕方。
色々なことを動物の学校では学びますが、誰一人として口にしないのが
「死に方」のお話し。

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945字
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