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鬼滅ブームに感謝

この1年、幼稚園にも鬼滅ブームが来ていて上の子が友達に貰ったお手紙の便箋が鬼滅だったり、ほとんどの園児がカバンに鬼滅キャラのキーホルダーをつけていた。うちの子達も鬼滅鬼滅で一時期は毎日のように見ていたり。幼児にありがちな「なんで?」攻撃も鬼滅一色。

「なんでしのぶさんは鬼の首が切れないの?」

「なんで鱗滝さんはお面被ってるの?」

「なんでカナヲちゃんは花の呼吸なの?」

等など……これらの質問に懇切丁寧に答えるべく、鬼滅についてめちゃくちゃ調べてしまい(あれ? 私、めっちゃ鬼滅に詳しい人みたいになってる?) と思うことも屡々。


内容が内容なので、幼児がハマることに世間では物議を醸していたのかもしれないが、私は鬼滅ブームに感謝している。

我が家はワンオペなので、1人でゆっくり好きなテレビを見る時間などほぼ皆無だった。延々と喋り続ける子どもを横にドラマやバラエティ、ニュース等はとても見る気になれない。おしり探偵やアンパンマン、プリキュア……子ども向けアニメも嗜めるので別に面白くないわけではないが、毎日そればかりになってしまうとどうも物足りない。そんな中で鬼滅の刃は私にほんの少しだけ大人の時間を与えてくれた。

息子が愚図っている時「男が喚くな見苦しい!」と心の中で錆兎が叫べば何だか面白く思えたし、「蝶の呼吸、蟲の舞、戯れ」と言う年中児は可愛いし、咳やくしゃみをする時に「手鬼して」と言えば子ども達は腕で手を覆ってくれる。

この1年、育児が楽しいと思えた瞬間のほとんどに鬼滅の刃があった。

作者の吾峠呼世晴先生をはじめ、この作品を作ってくださった全ての方にありがとうと伝えたい。そして、二期も楽しみにしております。

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