2024年4月5日の上野公園日記(4) シンシンとリーリー
「70分待ちでーす!」と案内の人が叫んでいたから、
(じゃあパンダはあきらめよう)
とあきらめて、歩いていくと再びパンダの看板が。
「比較的すいています」
の貼り紙つき。
ものすごく混んでるパンダは最近生まれた双子の子たちで、それとは別に大人のパンダがいるとのこと。
行ってみたら、あきらめたパンダが目の前に。
笹を食べてる!
あくびしてる!
感動して立ち尽くしていたら警備の人が、
「奥に進むとお父さんも見られますよー!」
お父さんもいるの?
さらに進むとそこには、
あられもない格好で熟睡しているお父さんパンダが。
おしりしか見えないからか、全然動かないからか、おっさんパンダだからなのか、見物客はまばら。長蛇の列ができてた双子パンダとの落差に唖然としてしまった。同じパンダなのに。
お母さん(シンシン)は可愛いしぐさを連発する頑張り屋さんで、お父さん(リーリー)は我関せずのマイペース。
とにかくパンダが見られて満足。
「パンダが見れると思わなかった」と、私の前を歩いてた人たちも嬉しそうに話してた。
しかし私はまだリーリーの真価を知らなかった。
(つづく)