ロールモデルを探してる
記憶している子どもの頃の母の姿は、専業主婦だった。朝から近所のスーパーにパートに行って、お昼過ぎには帰ってきて家事を一手に引き受ける暮らし。
父の転勤で山梨に引っ越してきて、上野原が大好きだったにも関わらず、決して地元に染まろうとしなかった母は、郷里の佐賀の言葉遣いを治そうとしなかったことなども含め、ちょっと娘が受け継いでいそうな意固地な片鱗はあったけどね。
ついでに、佐賀の田舎の農家の出で、初めて市内のデパートに勤めた女子だったらしいことや、「なんでお父さんと結婚したの?」