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「これから出る本」休刊の知らせに

ひつじのまさこです。
師走ですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、最近ショックだったのがこの件。
書店(特に大きなところ)に置いてある、「これから出る本」という案内物があります。
毎月2回(ときどき合併号もありますが)発行されている、新刊書をNDC(日本十進分類法)と児童書や資格試験などに分類して紹介しているものです。
こんな本が出るんだ! というわくわく感をもたらしてくれるこの小冊子が、ついに休刊となってしまいました。

個人的には、年に一度の表紙イラストの公募や読後感想文募集など、参加型の仕掛けがあって楽しんでいました。
気になるタイトルを見つけたら、切り抜いて文献リストに加えることも多くありました。
(そのすべてを読めているわけではないですが、タイトルを見るだけでも心躍ることがあります。)

そういえば今年は表紙イラスト公募も読後感想文募集も出ていないなぁ、と、夏に気がついたのです。
もしや、と、嫌な予感がしました。

そして、この知らせでした。

今は新刊書の案内も、SNSが多いのでしょうか。
出版社のホームページなど、電子媒体が多くなっているのかもしれません。
けれど、書店で「これから出る本」を手にして頁をめくり、わくわくした気持ちになるのもいい時間でした。
大事なツールだったのだと思います。

編集・発行に携わってこられたみなさま、本当にありがとうございました。

私にとっては、思い出深いものがひとつなくなってしまうのは、寂しいです。

こんな簡単なひとことでくくることはできないのですが、
――時代なのですかね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。またご覧いただければ幸いです。