【読書】9割の買い物は不要である
「9割の買い物は不要である」て、
え?あれもこれもそれもどれもほとんど不要てこと?
初めて「行動経済学」という分野に触れてみたが、意外と身近に感じることがあった。
例えば、スーパーで試食をやっていたとする。
それを食べたとする、「食べたからには買わないと悪いかな(汗)」と感じる。(そんなことはないのだけど)
こんなふうに感じるのは「返報性の原理」という心理作用によるものらしい。
何か施しを受けたら、お返しをしなければならないと感じてしまうらしい。
わたしも微妙に違うが経験がある。
スーパーでウインナーの試食をやっていた際、店員さんが「ご試食どうぞ〜」と振る舞っていた。
わたしの場合、食べたら絶対買ってしまう自信があったので試食はしなかった。
自分がお人好しだからそう感じるのかと思っていたが、実は違ったらしい。
試食をして、「おいしい!買おう!」となって買うのと、
「食べたから買わなくちゃ、、、」と仕方なく買うのでは全然違う。
この本のなかで「よりよい買い物」というキーワードが出てくる。
何かを買う時には、自分の意志とは関係なくいろいろな心理作用が働くので、そのことも踏まえて購買活動するのが「より良い買い物」ということらしい。
「9割の買い物は」の「9割」とは、無自覚なまま心理作用に流されて買ってしまっている買い物の事なのかもしれない。
この本を読むと、買う側の心理作用を上手く使ってマーケティングが行われているのがよくわかる。
今後の購買活動の参考になる本でした。
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