河野羊@MHSW

精神保健福祉士で精神障害の当事者。 医療と福祉の制度を支援者と当事者のふたつの目線で考…

河野羊@MHSW

精神保健福祉士で精神障害の当事者。 医療と福祉の制度を支援者と当事者のふたつの目線で考える。

マガジン

  • 障害者雇用シリーズ

    障害者雇用に関する記事を収録していきます。

  • 福祉シリーズ

    社会福祉に関する記事を収録していきます。

  • ソーシャルワーカーのガジェットnote

    ソーシャルワーカー河野羊が実際に使用しているガジェットを紹介していきます。

  • 就労移行支援事業所体験レビュー

    就労移行支援事業所の体験利用のレビュー。 支援者と当事者というふたつの目線で見ていきます。

最近の記事

発達障害と夏の暑さ!ストレス軽減のコツと対策

夏の暑さは発達障害者に特有のストレスを引き起こすことが多く、その対策が重要です。本記事では、発達障害と暑さの関係や自律神経への影響、さらには効率的な水分補給法や快適な睡眠環境作りなど、多岐にわたる実践的なコツを紹介します。暑さによるストレスを軽減し、快適に夏を過ごすための情報を詳しくお届けしますので、ぜひ参考にしてください。 1.発達障害と暑さの関係 発達障害者にとって、暑さは大きな影響を与える要素です。気温の変化は、彼らの日常生活や自己管理にさまざまな困難をもたらします

    • 死ぬときは 突然で 一瞬だな と思いました

      • 発達障害を抱える社員のストレス対策 メンタルケアを考える

        発達障害を持つ社員が直面するストレス。それは見えにくい壁となって彼らの仕事に影を落としています。本記事では、彼らの背負う負担を理解し、支援を考えるための様々なアプローチを探ります。発達障害の基礎からストレスマネジメント、メンタルケアに至るまで、知識と向き合いの姿勢が大切です。 1.発達障害とは 理解の一歩を踏み出す今日の働く場において、発達障害を持つ社員をサポートすることは企業の社会的責任のひとつとなっています。発達障害についての知識を深め、正しい理解が職場に根付くことが大

        • 職場での新年度ストレスを乗り越える発達障害者のための仕事ガイド

          新年度の幕開けは、さまざまな変化をもたらします。発達障害者にとって、新しい人間関係やルーティンの変更は、予期せぬストレス源になり得ます。今回は、職場で直面するさまざまなストレス要因を理解し、コミュニケーションスキルの向上、メンタルヘルスの維持、そして仕事の効率化まで、具体的なストレスマネジメントの手法を提案します。発達障害がもたらす独自の才能を活かしながら、新年度を穏やかに乗り越えるための秘訣を探ります。 1.発達障害と新年度のストレスへの理解新年度の始まりは、一般的にも多

        発達障害と夏の暑さ!ストレス軽減のコツと対策

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          4本

        記事

          発達障害者が把握すべき就職活動のポイント

          発達障害者にとって、就職活動は一段と難しい試練になりがちです。しかし、適切な準備と理解があれば、可能性は広がります。この記事では、発達障害者が把握すべき就職活動の詳細なポイントを深掘りし、効果的な面接戦略から職場でのストレス管理方法まで、成功への道筋を解説します。発達障害の種類や個別の課題理解から始めて、充実した職業生活を送るための具体的なアプローチをご紹介します。 1.発達障害と就職活動の基本理解発達障害者が就職活動に挑むとき、その障害特性を理解し、適切な対応をとることが

          発達障害者が把握すべき就職活動のポイント

          天気と体調管理:発達障害者のための対策

          天気の変化に戸惑うことはありませんか?特に発達障害を持つ方々は、気温変動が体調に及ぼす影響が大きいことがしばしばあります。本記事では、天気と体調管理の間に存在する密接な関係性を解き明かし、快適な毎日を送るための対策をご紹介します。自らを守る衣服選びからウェザーアプリの活用法、生活リズムの整え方に至るまで、天候に翻弄されることのない豊かな日常を築きましょう。 1.発達障害と体調の関係性発達障害を持つ人々は、一般的に健康であることが多いですが、体調は天気や気温の変化に敏感である

          天気と体調管理:発達障害者のための対策

          発達障害の特性と仕事選び

          人生の新たな軌道に乗る一歩を踏み出しましょう。自分の発達障害の特性を理解し、その能力を最大限に活かせる仕事選びが成功の鍵です。この記事では、就労移行支援から合理的配慮の重要性、効果的なコミュニケーションやストレスマネジメントまで、発達障害者が職場で活躍するための洞察をします。自己理解とキャリア開発に焦点を当て、あなたの強みを生かした未来を実現するためのガイドを考えます。 1.発達障害者のための就労移行支援とは発達障害を持つ方々が社会において自立し、仕事に就く際には、適切な支

          発達障害の特性と仕事選び

          障害者雇用の推進に繋がる就労移行支援とは?

          障害者雇用問題は、企業の社会的責任にも関連しますが、実は事業にとっても様々なメリットがあるのです。その一方で、現状の障害者雇用率や、雇用される側の課題なども見逃せません。「就労移行支援」とは何か、それが障害者雇用の推進にどのように繋がるのか、本記事では深く掘り下げて解説します。企業の人々、支援者、そして何より「何が自分にできるのか」を探している障害者の皆さんへ贈る、包括的な情報ガイドです。 1.障害者雇用の現状について日本国内での障害者雇用の現状は、依然として課題満載である

          障害者雇用の推進に繋がる就労移行支援とは?

          福祉業界で働くための重要なポイントと注意点

          福祉業界と聞いて何を思い浮かべますか?社会福祉士や精神保健福祉士など、一つの分野で深く専門的に活躍する人々?それとも、あらゆる年代の人々を支援する幅広いポテンシャル?しかし、業界で働く醍醐味を感じる一方で、労働環境や給与面、メンタル負担といった問題も無視できません。就職活動を行う前に、福祉業界で働くために押さえておきたいポイントや、注意すべき事項について深堀りしてみましょう。ここがスタートラインです。 1. 福祉業界で働くメリットとは福祉業界で働くメリットは、直接人々の人生

          福祉業界で働くための重要なポイントと注意点

          精神科と心療内科について

          精神科は、精神疾患や心の不調に焦点を当てた医療分野であり、患者の精神的な健康を支える役割を果たしています。以下に、精神科について解説します。 精神科について 精神科の概要 精神科は、精神疾患や心の不調に対する治療を行う医療の一環であり、一般的には内科や外科などと同様、医学の一分野として位置づけられています。患者の心の健康を総合的に診療し、治療することが求められています。 精神科医の役割 精神科医は、患者の精神的な問題や症状に対処し、適切な治療を提供する役割を果たしていま

          精神科と心療内科について

          社会福祉士とは

          社会福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、高度な専門職としての役割を果たすソーシャルワーカーの国家資格です。主に社会福祉の分野で、個人やコミュニティの生活向上や社会全体の福祉に貢献します。 養成と資格 社会福祉士になるには、社会福祉士養成課程をもつ大学や専門学校を卒業する必要があります。その後、国家試験を受験して合格することで、資格を取得できます。取得後も継続的な教育やトレーニングが求められています。 業務内容 社会福祉士は、以下のような幅広い業務を担当します。

          社会福祉士とは

          精神保健福祉士とは

          精神保健福祉士(Mental Health Social Worker:MHSW)は、1997年に誕生した国家資格で、精神保健福祉領域のソーシャルワーカーです。精神保健福祉士の主な役割は、精神障害者の長期入院からの退院を支援し、地域での生活を支援することです。精神保健福祉士は、精神科病院だけでなく、地域で生活する精神障害者に対する生活支援も行います。 社会福祉士が広範な支援を対象とする中、精神保健福祉士は主に精神障害者やその家族を支援します。しかし、精神障害者が住み慣れた地

          精神保健福祉士とは

          来月は、勉強と情報収集を再開したい・・・!

          来月は、勉強と情報収集を再開したい・・・!

          体調良好、気分は普通、イベントごとはとくになく 日々はダラダラと忙しいみたいな、その日のタスクに追われてそれ以外のことができていない気がする 情報収集もできていないのでnoteを更新するネタもないのだ

          体調良好、気分は普通、イベントごとはとくになく 日々はダラダラと忙しいみたいな、その日のタスクに追われてそれ以外のことができていない気がする 情報収集もできていないのでnoteを更新するネタもないのだ

          時事雑感#1/日大アメフト部薬物問題

          この記事は河野羊の頭の体操と思考の整理をしている。 最近のニュースで気になったことについて述べる。 今回は、日大アメフト部薬物問題について触れる。 日大アメフト部いえば、大学アメフトの強豪として知られている。 また約5年前の悪質タックル問題で話題になった。 そして今回は部員の薬物疑惑が浮上した。 契機は日大やアメフト連盟などに匿名の告発が届いたことのようだ。 日大理事長が取材を受けて声明を出している様だが、ここでひとつ疑問がある。アメフト部の問題は、巨大組織日本大学運営

          時事雑感#1/日大アメフト部薬物問題

          就労移行支援事業所に利用者として求めること

          就労移行支援事業所に対して、利用者として求めることをつらつらと書いていきます。 信頼できること 利用者としては、事業所と職員にかなりのプライベートな事柄を話していきます。無慈悲な否定や嘲笑の対象にするような職員はお断りです。いろいろと話せる、相談できる、そういった人と環境が整っている心理的安全性のある事業所を求めます。 知識があること 就職に関することはもちろんのこと、各種障害に関することにもある程度の知識は持っていてほしい。たまに不思議な言動の職員がいるが、よく観察

          就労移行支援事業所に利用者として求めること