見出し画像

時事雑感#1/日大アメフト部薬物問題

この記事は河野羊の頭の体操と思考の整理をしている。

最近のニュースで気になったことについて述べる。
今回は、日大アメフト部薬物問題について触れる。

日大アメフト部いえば、大学アメフトの強豪として知られている。
また約5年前の悪質タックル問題で話題になった。
そして今回は部員の薬物疑惑が浮上した。
契機は日大やアメフト連盟などに匿名の告発が届いたことのようだ。

日大理事長が取材を受けて声明を出している様だが、ここでひとつ疑問がある。アメフト部の問題は、巨大組織日本大学運営法人の長である理事長ではなく、その傘下の日本大学の学長の責任なのではないかということである。理事長があれこれと言っているようだが、学長の姿がまったく見えない。理事長の言動を見るにも日大という組織の中で、情報が錯綜しているかあるいは隠蔽されているような印象を受ける。悪質タックル問題を契機として新たに理事長となった林氏に抵抗する勢力が、まだ残っているのではないかと勘繰らざるを得ない。そうならば、理事長が「薬物は見つかっていない」と発言した時点で、実は日大関係者がアメフト部学生寮から薬物と思われるものを回収していたという時系列の矛盾にも答えを出すことができる。回収された薬物と思われるものが警察へ提出されたタイミングも、発見からだいぶ時間が経ってからとのことだったので、その間に日大内部でどのような議論や対処がなされたのかは気になるところである。隠し立てしたり、足の引っ張り合いをしたりといったくだらないことに現を抜かしている関係者は即刻退場してほしい。薬物を使用していた学生ひとりの問題ではなく、所属しているアメフト部と大学全体の問題であるのだから、責任者管理者は厳正な対処をしてほしい。

2023年8月4日までに見聞きした情報を基にして。

河野羊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?